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「秘密結社鷹の爪 THE MOVIE3」製作委員会(DLE=テレビ朝日=電通=東宝=MBS=ソニーミュージックエンタテインメント=SBS=白組)
配給:DLE
製作年:2009年
公開日:2010年1月16日 併映「古墳ギャルのコフィー コフンデレラ」
監督:FROGMAN
脚本:FROGMAN
キャラクターデザイン:FROGMAN
録音:FROGMAN
FLASH:FROGMAN
音楽:manzo
主題歌:「夢やぶれて I Dreamed A Dream」スーザン・ボイル
鷹の爪団FLASH部隊 隊長:山脇光太郎
鷹の爪団FLASH部隊:斎藤晃弘 佐藤充夫
鷹の爪団音楽隊 主任:原田扶美子
鷹の爪団録音研究所 所長:はたしょうじ
鷹の爪団録音研究所 副所長:浦畑将
鷹の爪団録音研究所 磁気所員:砂場舞 藤林繁 八巻大樹
鷹の爪団録音研究所 光学所員:利澤彰
鷹の爪団3D班:ヨモギダ
鷹の爪団制作班:水戸崇雄 谷洋一郎 大橋隆昭
クリエイティブ・アドバイザー:谷東
DTSデジタルマスタリング:宇田川浩一 相川敦
製作:椎木隆太 平城隆司 島本雄二 新坂純一 辰巳隆一 北川直樹 桂英治 島村達雄
企画:梅澤道彦 亀田卓 大田圭二 井口真一 小澤誠 吉野悟
ゼネラル・プロデューサー:戸田和宏
プロデューサー:杉山登 本井健吾 松田宜子 古澤佳寛 芝野昌之 杉山剛 村木信男 岩木勇一郎
アシスタント・プロデューサー:岡村和佳菜
現像:東京現像所
配給協力:東宝
製作スタジオ:蛙男商会/DLE
友情監督:山崎貴
声の出演:川村ゆきえ FROGMAN 相沢舞 板東英二 もう中学生
ワイド カラー 99分

2009年春、鷹の爪団の総統は全団員に休暇を命じ、自身は超能力少年の菩薩峠くんとともに栃木の実家に戻っていた。リフレッシュして久しぶりに東京へ戻ってくると、夕べ誰もいないはずの秘密基地に灯りが点いていたと大家から聞いた。不審に思った総統は様子が気になりちょうど帰ってきた吉田くんやフィリップと部屋の中を覗いてみることにした。すると部屋は荒らされ冷蔵庫の中身は食い散らかされていた。レオナルド博士が実家に帰っているとなると、夜分に人の家へ上がり込むのは泥棒かヨネスケかその両方としか考えられなかった。だがソファーで寝ていたのは、泥棒でもヨネスケでもなく宿敵のデラックスファイターだった。目覚めたデラックスファイターは、正義の味方が一々悪の秘密基地に潜入するのにアポイントを取るかよと悪態をつき唾を吐いて出て行った。総統が怒りを押し殺して部屋の片づけをしていると、吉田くんと話しているうちに彼が実家の島根に帰っていないことを知った。島根が見つからなかったというのだ。きみどりの窓口で列車の切符を買おうとしたのだが職員は知らないと言い、端末の画面を見ても載っていないのだ。職員と話しているうちに島根県が最初からなかったような気がしてきた吉田くんは鳥取へ行き、フィリップと観光を満喫したのだった。その結果、島根一の鳥取ボーイとなって帰ってきた吉田くんは鳥取スーパー大使の座を狙っていた。それでいいのかと総統が頭を抱えていると、菩薩峠くんが博士の部屋の様子が変わっていることを指摘した。中の荷物が片付けられ空っぽの状態になっていたのだ。困った総統が入団前の履歴書を引っ張り出してくると、出身地はアメリカのテキサス州と書いてあった。大型液晶テレビを作ってもらいそれを家賃に当てる計画を立てていた総統は、大家が帰ってくるまでに博士を捜し出さなければならなくなった。

ニューヨークの国連本部で演説を行った第45代アメリカ合衆国大統領・オババ(148歳)は、暴力で平和を勝ち取ることは出来ないとして即時核兵器と軍事力の放棄を宣言した。そして世界のパワーバランスを崩さないために他の核保有国へも放棄を願い出たのだった。これによりアメリカの軍事力に頼っている同盟国の多くは大統領の発言の撤回を要求。だが平和は強い武器の上に成り立つものではなく強い信頼に上に成り立つものだと考えているオババはそれを拒否した。その頃、博士はテキサスの実家に戻った後、親友のジュリエットの豪邸を訪ねていた。歌手を目指すジュリエットのスポンサーは音楽ビジネスを展開するウォルター・サドルストーンだが、彼は軍需企業「サドルストーン・コーポレーション」の若き社長でもあった。ウォルターは博士を呼び寄せるためにジュリエットに近づいたのだ。君に作ってもらいたいものがあると願い出ると、博士はジュリエットの助言もあってあっさりと承諾した。

屋台的映画館
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桃色身体検査

  • posted at:2018-02-25
  • written by:砂月(すなつき)
ももいろしんたいけんさ
獅子プロダクション
配給:にっかつ
製作年:1985年
公開日:1985年2月23日 併映「イヴの濡れてゆく」「ザ・折檻」
監督:滝田洋二郎
企画:奥村幸士
脚本:高木功
撮影:志賀葉一
照明:石垣悟
編集:金子編集室
助監督:片岡修二
監督助手:笠井雅裕 三好隆之 栢野真樹
撮影助手:片山浩
照明助手:平良昌平
録音:銀座サウンド
選曲:工藤彰
現像:東洋現像所
スチール:津田一郎
車輌:金子ドライバー
進行:井川晃之
出演:滝川真子 真堂ありさ 彰佳響子 杉本未央 大杉漣
アメリカンビスタ カラー 63分

大阪友愛病院では看護師たちの間であることが行われていた。それは患者を相手にした院内売春だった。一番多く指名を受けているのは斡旋の元締の洋子で、稼いだ金をパリ旅行に当てようと計画していた。給料を増やすには指名を増やすか同伴出勤をする手があったが、後輩のマコは最愛の夫の明良がいることもあって遠慮していた。だが自由な金がふんだんに使えることへの憧れもあった。この病院には大のタイガースファンである明良の父・亀蔵が二カ月間入院しているが今は元気そのもの。働きたくないがために理由をつけて退院を長引かせていた。検査のない日は賭けたつもりでテレビの競馬中継を見ることを楽しみにしているが、たまに万馬券を当てることもあった。買っておけばと後悔していると、同室の村山が折り入って相談があると話しかけてきた。お馬さんよりも絶対確実に儲かると知り亀蔵は身を乗り出して話を聞いた。友愛病院では一日平均3人の患者があの世へ行っている。月にして90人というのは大阪一の死亡率だった。そのうちの数人は献体として使って欲しいと患者本人が申し出ており、その遺体は病院の何処かに眠っているはずだった。村山は神経痛と偽って入院し遺体の保管場所を探していた。彼の目的はその遺体を盗み出すことだった。

村山には二人の弟がおり仲の良さは近所で評判になる程だった。ところが昨年の夏のこと、いつものように兄弟3人で海水浴を楽しんでいたのだが、須磨の海水浴場からゴムボートで沖へ出て行ったっきり2人の弟が未だに戻ってこないのだ。溺れ死んだ可能性はあるが、遺体が見つかっていないことで保険金が下りないのだ。慰霊碑を建ててやりたくても先立つものがないことから、盗み出した遺体を弟に仕立て上げて保険屋に証拠として突き出そうと考えたのだ。しばらく話を聞いていた亀蔵はある疑問を口にした。顔と体つきが全然違うのでは?。すると痛いところを突かれた村山は、長い間水に浸かっていたのだからふやけていたことにしたらいいとムキになって反論した。そしてあらかじめ盗んだ遺体の特徴を調べておき、これは弟に間違いないと言えば実の兄の言葉を相手が信用しないわけにはいかないだろうと自信を持って言った。後のことは全て責任を持ちますので何とか力を貸してもらえませんかと頭を下げられた亀蔵だったが、良心の呵責に耐えられるかわからないと言って契約金を吊り上げ300万円で引き受けることにした。医師の姿に変装した2人は午後から早速、遺体探しを始めたが、大きな病院だけに迷子になり診療を終えた診察室にたどり着いたのだった。疲れてひと休みするとドアのノック音が聞こえたため村山はカーテンの向こう側に隠れることが出来た。ところが亀蔵は逃げ遅れてしまい、あたふたしているところに入ってきたのは彼をレントゲン技師の今井と勘違いした看護師のハル子だった。ハル子も洋子に斡旋料の5千円を支払っていた。

屋台的映画館

ルパン三世 念力珍作戦

  • posted at:2018-02-21
  • written by:砂月(すなつき)
るぱんさんせいねんりきちんさくせん
東宝映画=国際放映
配給:東宝
製作年:1974年
公開日:1974年8月3日 併映「ノストラダムスの大予言」
監督:坪島孝
制作:藤岡豊 大木亀雄
企画:赤塚不二夫 中山千夏
原作:モンキー・パンチ
脚本:長野洋
撮影:市原康至
美術:竹中和雄
録音:西尾昇
照明:小島正七
編集:山地早智子
音楽:佐藤勝
助監督:志村光隆
色彩計測:田辺博通
特殊技術:中野稔
スチール:中尾孝
制作担当:杠洋之輔
装置:美建興業
装飾:東宝美術
衣裳:京都衣裳
技髪:川口かつら
現像:東洋現像所
録音:東京映画
出演:目黒祐樹 江崎英子 安西マリア 伊東四朗 前川清
アメリカンビスタ カラー 82分

大都会の地下駐車場に停めてあるフェアレディZの鍵を楊枝1本で開けた男は、エンジンを掛けると持ち主の横をすり抜け幹線道路に出た。彼の名はルパン三世。気分よくドライブしていた彼は前を走っている護送車を追い抜こうとしたが、窓から見えた被疑者の女の美しさに目を奪われた。いくらアピールしても振り向かないことで信号が赤になったのにも気づかないほど熱烈な投げキッスを送った結果、オカマが乗った車のオカマを掘ったのだった。護送車が進み始めるとルパンは慰謝料を要求するオカマの口にハンカチを押し込んで黙らせ後を追った。だが走っても追いつかないことから交番の前にいた警官に事件が発生したとウソついて白バイを盗むと先回りして歩道橋の上から護送車がくるのを待った。そして通過するのと同時に飛び乗ると、護送警官が居眠りをしているのをいいことに逆さになって窓から顔を出し今夜デートしないかと話しかけた。その夜、女子刑務所に忍び込んだルパンは女の脱走を手引きした。監視たちに発見され銃撃を受けるものの持ち前の俊敏さで危機を乗り越え脱獄に成功したのだった。女はお礼のキッスを迫ってくるルパンが目をつぶると同時に隠し持っていたスペードのエースのトランプを投げた。するとそれが木の枝を切り裂き、枝はルパンの頭を直撃した。

気を失って倒れていたルパンは不審な人物として警察に捕まった。何故なら彼は女の囚人服を着ていたからだ。江戸の捕物の名人・銭形平次から数えて七代目の銭形警部によって厳しい取り調べを受けたルパンだったが、証拠不十分で釈放された。その頃、ある青年を捜していた次元大介は教会を訪れていた。1974年3月5日午前8時、シリアの首都ダマスカスのある小さな喫茶店である組織に属する男があるグラビア雑誌を見てある大発見をした。そのグラビアの原版を拡大した物を見せると、モッキンパット牧師は知っていると大きく頷いた。そこに写った青年こそ由緒正しきアルセーヌ・ルパンの末裔のルパン三世だった。怪盗アルセーヌ・ルパンの子であるルパン二世は組織作りの天才で、父の後継者である彼は瞬く間に全世界の暗黒組織を配下に収めルパン大帝国を築き上げた。ところが配下の一人に裏切られたことをきっかけにして帝国はマカローニ一家に叩き潰されたのだった。帝国の生き残りである次元は、写真の青年の胸元に二世が実子に施したとされる紋章の刺青があることを見つけ、それがルパン三世であることを証明するために彼が育った孤児院を訪ねたのだ。次元がモッキンパットと別れの挨拶をしていると黒ずくめの男が乗り込んできた。それが組織の人間だとわかると彼は0.3秒の早撃ちで3発連射した。弾は入り口の男だけでなく潜んでいた二人の男にも当たり、こいつらのために祈ってやってくださいとモッキンパットに伝えると姿を消した。

屋台的映画館

恋の季節

  • posted at:2018-02-16
  • written by:砂月(すなつき)
こいのきせつ
松竹
配給:松竹
製作年:1969年
公開日:1969年2月21日 併映「永訣」
監督:井上梅次
制作:猪股尭
脚本:田波靖男
撮影:丸山恵司
美術:森田郷平
照明:佐久間丈彦
録音:栗田周十郎
調音:佐藤広文
編集:浜村義康
監督助手:増田彬
装置:中村文吾
進行:柴田忠
現像:東京現像所
制作主任:峰順一
協力:ハガスキー 横浜・スワロー運動具商会
音楽:いずみたく
主題歌:「恋の季節」ピンキーとキラーズ
挿入歌:「涙の季節」ピンキーとキラーズ
制作協力:オールスタッフプロダクション
出演:今陽子 ジョージ浜野 エンディ山口 ルイス高野 パンチョ加賀美
シネマスコープ カラー 87分

既に就職が決まり卒業式を待つばかりとなっていた高校生の守屋洋子は朝から浮かれていた。午後6時から行われるダンスパーティーに出席することになっているからだ。友達のボーイフレンドが東西大学のサッカー部にいてパーティー券を大量に買わされたために一枚付き合うことにしたのだが、彼女はそれに見合う洋服を持っていなかった。そこで頼みの綱である同級生のピンキーを訪ねたのだった。ピンキーは「ピンキーとキラーズ」のボーカリストとして忙しく活動していたことで自由な時間を作ることが出来なかった。そうなると当然、洋子が誘うパーティーに参加することは出来なかった。そこでピンキーは、遅れた授業内容を補い卒業に貢献してくれた洋子のために洋服選びを手伝うのだった。

仲間たちが積極的なアプローチをして次々とカップルになって行く中、洋子はひとり取り残されていた。そんな彼女に声を掛けてきたのはバンドでドラムを担当している法学部の安村圭介だった。踊っているうちにふたりの気持ちが打ち解け、圭介は赤坂のゴーゴークラブで踊り直さないかと誘った。車に乗せてくれるというので洋子はてっきりスポーツカーか何かだと思っていたが、それは楽器を運ぶために仲間と買ったというバンだった。しかも車内でいきなりキスを要求してきたことで幻滅し、突き飛ばして逃げたのだ。圭介をやり過ごすために別の車の後部座席に乗り込んだのだが、運転手が恋人を連れて戻ってきたことで降りるタイミングを失った。やがて車は恋人の自宅に着き、ふたりが別れると洋子は意を決して男性に理由を話した。彼はとても驚いたが話をするうちに理解を示し洋子を自宅まで送ると言った。だが何故か恋人にライバル心を燃やした洋子は自宅近くにある豪邸が自分の家だと嘘をついて門をくぐり車がいなくなるのを待ったが、番犬に追われてスカートを破られてしまった。理由を知らない父・武夫と母・信子は帰ってきた娘の姿を見て大騒ぎし、洋子は納得させるのに苦労した。

数学の試験が合格点に達しておらず再試験を行わなければ卒業が取り消しになるという通知が学校から届き、洋子は翌日学校に向かった。すると同じ理由でピンキーもやってきた。何故なら、芸能活動が忙しいピンキーは授業についていけないため、試験のときは洋子の答案を丸写ししていたからだ。同じ箇所を正解し同じ箇所を間違うのだから洋子が不合格なら当然ピンキーも同じ結果なのだ。ピンキーから借りたスカートを破いてしまった罪滅ぼしに洋子は今回も協力しようとしたのだが、試験官を務める立野先生は二人を離して座らせた。ところが春の陽気に誘われて居眠りしてしまい寝ぼけて体調が悪化したと勘違いして医務室に向かったため、ピンキーは洋子の回答を丸写しした。その結果、二人は試験を無事にパスしたのだった。

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ジーンズブルース 明日なき無頼派

  • posted at:2018-02-11
  • written by:砂月(すなつき)
じーんずぶるーすあすなきぶらいは
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年3月30日 併映「非情学園ワル ネリカン同期生」
監督:中島貞夫
企画:日下部五朗 佐藤雅夫
脚本:中島貞夫 金子武郎
撮影:増田敏雄
照明:金子凱美
録音:溝口正義
美術:吉村晟
音楽:井上忠夫
編集:神田忠男
助監督:土橋亨
記録:梅津泰子
装置:吉岡茂一
装飾:山田久司
美粧結髪:東和美粧
スチール:中山健司
演技事務:上田義一
衣裳:松本俊和
擬斗:土井淳之祐
進行主任:俵坂孝宏
主題歌:「ジーンズ・ぶるうす」梶芽衣子
出演:梶芽衣子 堀越陽子 橘真紀 室田日出男 菅貫太郎
アメリカンビスタ カラー 91分

都心の一角にあるバー・FU-ZOKUはマスターが奥のフロアを乱交パーティーの場として客に提供している。その店で働く聖子は名ばかりの雇われママで、カウンターでグラスを片手に時間を潰す毎日に嫌気が差していた。出先からの電話でマスターが帰ってこないことがわかると、彼女はレジの金をわしづかみにしてポケットに突っ込み店を後にした。マスターの車を拝借して当てもなく走らせていたが、急に飛び出した白い車と交差点で衝突した。威勢よく飛び出してきたのはチンピラの片桐次郎で、何処見て運転してんだよと怒鳴りつけたものの、一刻も早くその場から離れたい彼は銭だったらいくらでも出すよと聖子に言った。

金欲しさに高利貸し殺しの仲間に入った次郎は死体を埋めるための穴掘り役を任されていたが、リーダーの本郷が落として行った札束に気づき拾い上げた。目の前では高利貸しの男が撲殺されており、分け前が減るという理由で一緒に埋められることを知った次郎は同じ目に遭いたくないと逃げ出したのだった。暗闇を駆けるその先には立ち小便をする男がおり、その傍にエンジンの掛かった車が停めてあったことからそれを奪うとアクセルを踏み込んだのだった。昂る気持ちが抑えられない次郎の頭の中には札束がひしめき、交差点を横切る赤い車の発見が遅れたのだった。
 
人ひとり殺してきたんだぞと凄んでも聖子が動じる様子を見せなかったため、次郎はどっちもどっちだなとあきれてタバコに火をつけた。そしてマッチを投げ捨てると漏れ出したガソリンに引火し二台の車は大爆発を起こしたのだった。急いで道路脇に避難をすると野次馬が乗る車が近づいてきたことから、男が降りた隙にふたりが乗り込みスタートさせた。エンジン音に気づいた男が立ち塞がったことで次郎はそれを避けようとしたが間に合わず撥ね飛ばした。次郎が慌てて駆け寄ると男にはまだ息があったため救助しようとしたが、パトカーのサイレンが聞こえたことで札束から数枚抜き取ると治療代だと言って傍に置いた。次郎は聖子を助手席に乗せたが、この後のことは無計画だった。そこで何処へ行くつもりかと尋ねたが、聖子からは当てなんかないという素っ気ない言葉が帰ってきただけだった。とりあえず腹ごしらえをするために道路沿いのレストランに寄ったが、次郎は灯りの下で初めて聖子の素顔を見た。そしてあんたとならうまくやれそうな気がすると、丹後半島へ行く予定を話をした。その頃、本郷の部屋にマリー、早川、石松が集まっていた。彼らは次郎に札束を持ち逃げされた上に交通事故で車が炎上したことで、人と金の手がかりを失っていたのだ。

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