東映
配給:東映
製作年:1988年
公開日:1988年8月6日 併映「菩提樹 リンデンバウム」
監督:那須博之
企画:黒澤満
プロデューサー:紫垣達郎
原作:きうちかずひろ
脚本:那須真知子
撮影:森勝
照明:野口素胖
録音:橋本文雄
美術:金田克美
編集:山田真司
キャスティング:飯塚滋
助監督:祭主恭嗣
製作担当:望月政雄 鎌田賢一
音楽:埜邑紀見男
音楽プロデューサー:高桑忠男 天翔陽子
主題歌:「高校与太郎音頭」BEーBOP社中
・・・:「BEーBOP音頭」BEーBOP社中
・・・:「リサの妖精伝説 BEーBOPーHIGHSCHOOL」立花理佐
・・・「さよならの後で」A-JARI
技闘:臼木基晴 帯金伸行
衣裳:越智雅之
メイク:杵渕陽子 博田佳子
特殊メイク:原口智生
演技事務:河合敬一
製作進行:氏家英樹 大澤茂樹
製作協力:セントラル・アーツ
出演:仲村トオル 立花理佐 宮崎萬純 小沢仁志 松井哲也
アメリカンビスタ カラー 95分
愛徳高校2年F組の中間徹(トオル)は世の中を面白くなく感じていた。学校に行けば先公に舐められるし、悪友の加藤浩志(ヒロシ)は先日街の中で大暴れして警察に逮捕され拘留されていたからだ。女にはモテないし寄り付くのはヤンキーの男ばかり。街中では少年課刑事の鬼島が目を光らせているからケンカも出来なかった。ふて腐れて川沿いの道を歩いていると女連れのヤンキーがガンを飛ばしてきた。相手が北高校2年のサダだとわかると事を荒立てたくないトオルは諭すことにした。何故なら彼と北高の番長の前川新吾(シンゴ)は友人の関係にあるからだ。仲間の早苗と恵美にかっこいいところを見せようとしたサダはシンゴが番長だろうが俺には関係がないと粋がるが、トオルはそれを拳で黙らせた。
痛い目に遭い怒りが収まらないサダはシンゴの後輩の工藤やナベにそのことを話した。工藤たちは奇行を繰り返すシンゴについて行く気など更々なく自分たちで独立した一派を組もうとしていたのだ。工藤は1年のカクを遣いに出し会いたいという女がいると言ってトオルを呼び出そうとしたのだが、たまたま三原山順子に逢いに来ていた立花商業高校の菊永淳一(菊リン)が女と聞いて居ても立っても居られなくなり自分がトオルだと名乗ったのだ。その結果、偽物とわかった菊リンは袋叩きに遭って倉庫に監禁され、工藤たちは本物のトオルを捜しに向かった。
工藤たちに拉致されたトオルは倉庫に連れて来られるが、菊リンは縄から抜け出しており二人で大暴れした。敗戦濃厚となった工藤は北高と全面戦争する気かと脅し、この状況を見たシンゴなら黙っちゃいないぞと叫んだ。するとそこにタイミング良くシンゴがやってきたのだが、トオルを見るなり先客がいたよと言った。彼はその場所で子連れの主婦と寝るつもりでいたのだ。やっぱりホテルでしようと出て行くと、トオルは俺たち何でケンカやっているんだと呟いた。
愛徳に舐められるのは屈辱だと吠える工藤にシンゴはトオル一人に何故大騒ぎしなきゃならないのかと言った。彼に馬鹿にされ悔しがる工藤に、恵美はシンゴが動かなきゃ動くように仕向ければいいと助言した。数に勝るものはないと考えた工藤は北高だけでなく愛徳や立花の下っ端に声を掛けて一大勢力を作り上げることにした。下剋上が成功すれば上下関係を逆転させることが出来るのだ。
屋台的映画館
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