「マメシバ一郎」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院=tvk=テレ玉=チバテレ=三重テレビ=KBS京都=サンテレビ=札幌テレビ放送=TVQ九州放送=とちぎテレビ=NTTぷらら=竹書房)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2011年
公開日:2012年2月4日
監督:亀井亨
企画:AMGエンタテインメント
製作総指揮:吉田尚剛
製作:熊谷典和 遠藤圭介 梶野元延 波多美由紀 伊藤義行 江副純夫 菅村峰洋 矢上尚宏 星野高章 小川貴史 伊藤明博
プロデューサー:飯塚達介 森角威之
ラインプロデューサー:田口梓
脚本:永森裕二
撮影:中尾正人
美術:西村徹
照明:福田裕佐
録音:甲斐田哲也
助監督:島崎謙太郎
ヘアメイク: 唐澤知子
衣裳:永井伸子
制作担当:柏田藤子
音楽:野中”まさ”雄一
主題歌:「大切なキミ」高橋直純
アニマルトレーナー:ZOO動物プロ
編集:亀井亨
DIT:石川真吾
VFX:東海林毅
音響効果:丹愛
整音:甲斐田哲也
制作プロダクション:杜方
出演:佐藤二朗 臼田あさ美 高橋洋 高橋直純 一郎
ワイドビジョン カラー 59分
中年ニート・芝二郎(37歳)は長年引きこもり生活をしているが、そんな彼を放置して父・良男は山小屋の主人を、母・鞠子はベネズエラで看護師として新たな人生を謳歌していた。その結果、この大きな幼児を押し付けられた形になっているのが親戚一同だった。芝家の隣に住む叔母・富子の郵便受けには電気、水道、ガスの督促状がねじ込まれ、いとこの加代子のところへは寿司の請求書が回ってくる始末。富子は二郎の生活を安定させるために見合いを計画し、彼が心を許す数少ない人物の中のひとりである夫の重男を差し向けたのだった。
ご近所情報をブログに書き込み炎上に喜びを感じていた二郎だったが、自らビデオカメラで撮影し投稿サイトにアップロードした動画が好評を得ていることがわかると新たな作品作りにハマった。何故なら、ブログに貼付したアフィリエイト広告で小遣い稼ぎが出来ることを知ったからだった。二郎が最近取り組んでいるテーマは、愛犬の一郎と重男のコンビが出演する「老人と犬」だった。重男が撮影に協力する目的はもちろん見合いを成功させることだが、恋愛経験の乏しい二郎に怪しまれないようにするために「犬のお友達探し」ということにしていた。明後日に迫る見合いのために重男が相手の写真を見せると、二郎はある疑問を口にした。犬のお友達探しに何故飼い主が写っているのか、と。それを聞いた重男が飼い主同士だって大事じゃないかと言うと、二郎は疑惑の目を向け動揺する彼にこう言った。「犬にかこつけて若い女性にお近づきになりたいんでしょ?」。ホッとした重男が人とのコミュニケーションは大事だと言うと、二郎の返事は「そんなのはナッシングだ」。
見合いのことが気になっていた二郎の親戚の財部陽介は、郵便配達そっちのけで芝家にやってきた。ワンコのために何故そうも盛り上がれるのかと二郎が尋ねると、陽介は一郎が飼い主に似て引きこもってもいいのかと言った。すると部屋に重男が現れ、見合い相手の鎌田晶子を待たせては申し訳ないと二郎を引っ張って言った。見合いが始まると二郎はノーコメントを貫き、職業を尋ねてきた晶子に個人情報だから明かせないと言った。冷や汗をかく重男はIT関係だと言ってその場を取り繕い、実家の和菓子屋がネット通販を行い晶子がそれを担当していることがわかると、陽介は二郎と話が合うかもしれないと場を盛り上げようとした。だが二郎は、ボクと話が合っても仕方なかろうと言った。そして一郎を放すとビデオカメラを取り出し晶子が連れてきたつくねちゃんと遊ぶところを撮り始めたのだ。じゃれ合う二匹のいたずらはエスカレートし、その後は・・・。晶子が怒って帰る中、重男と陽介はひたすら頭を下げ続けたが、二郎はハプニング映像が撮れたことに満足していた。
屋台的映画館
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