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卍(1983年)

  • posted at:2022-04-29
  • written by:砂月(すなつき)
まんじ
横山博人プロダクション
配給:東映セントラルフィルム
製作年:1983年
公開日:1983年2月12日
監督:横山博人
企画:伊藤俊也 中西宏
プロデューサー:呉徳洙 古知屋正裕
原作:谷崎潤一郎
脚本:馬場当
撮影:中島徹
録音:本田孜
照明:川崎保之丞
美術:平賀俊一
編集:浦岡敬一
音楽:林光
助監督:天間敏広
製作主任:高橋文雄
製作協力:OH企画
現像:東映化学
協力:TDKレコード
挿入歌:「別れの肌ざわり」樋口可南子
出演:樋口可南子 高瀬春奈 鹿内孝 中島ゆたか 高月忠
アメリカンビスタ カラー 103分

柿内園子はとある食器店で銀のスプーン二つをポケットに入れた。ほんの出来心だったが、その様子は客としてきていた若い女に見られていた。困った園子は何もなかったように店を出て行った彼女を追い掛けマンションにたどり着いた。そして部屋を訪ねると女は口止め料でも持ってきたのかと言った。園子の夫・剛は池尻署一課の刑事であり、もし万引きのことが世間に知られれば職を失うのだ。他人の行動に関心がない女は誰にも言わないつもりでいたが、これで勘弁してくださいと園子が財布を差し出したため頭にきた。早く帰って欲しい女は手元にあったレポート用紙に口外しないことを書いて渡すが、気持ちが収まらない園子は掃除でもいいから何でもさせてくださいと言った。そしてズカズカと勝手に部屋に入ってくる園子に腹を立てた女は平手で打ち、それがきっかけで取っ組み合いになった。だがそれが徐々に愛情へと変化して行った。園子が家に戻ると剛は早速体を求めてきた。だが彼女の尻に二本の引っ掻き傷を見つけると刑事の勘が働いた。何も知らないという園子に剛は何があったのかと問い詰めるが、自分のことだからって何から何までわからないわと白を切った。

妻が夜遅く帰ることが多くなり、何か隠し事があるのではないかと考えた剛は非番だったこともあり尾行してみることにした。たどり着いたのはマンションの一室だったことから不倫だと睨み、地元署の巡査に調べさせた。するとドア越しだが男の気配はなさそうだと聞いて内心ホッとした。だが気持ちが収まらない剛は家の玄関の前で帰るのを待ち続け、園子の姿が見えると主婦として何をやっているんだと説教した。だが付き合いだから仕方なかったと彼女は悪びれずに言った。そこで単刀直入に志藤光子とマンションで何をしているのかと尋ねると園子がとぼけたため、剛は部屋で話を詳しく聞くことにした。朝10時に家を出てタクシーで広尾に行きワインとスペアリブを買っただろうと言うが、知らぬ存ぜぬで一向に埒が明かない。そこで剛は翌日、園子を連れて光子のマンションを訪ねた。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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