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クレージーのぶちゃむくれ大発見

  • posted at:2024-09-02
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーのぶちゃむくれだいはっけん
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1969年
公開日:1969年1月1日 併映「フレッシュマン若大将」
監督:古澤憲吾
製作:渡辺晋 大森幹彦
脚本:田波靖男
撮影:永井仙吉
美術:小川一男
録音:田中信行
照明:金子光男
整音:下永尚
音楽:山本直純
主題歌:「俺は売り出し中」植木等
・・・:「笑って笑って幸せに」ハナ肇とクレージーキャッツ
監督助手:西村潔
編集:黒岩義民
合成:松田博
現像:東洋現像所
製作担当者:堤博康
出演:植木等 谷啓 ハナ肇 犬塚弘 桜井センリ
シネマスコープ カラー 84分

課長になれるかなれないかの瀬戸際に立っている東西電気工業の花川戸大五郎は、サラリーマン人生を賭けて3025型コンピューターの売り込みを掛けていた。得意先の担当者の遠山宏を高級クラブ「あんぶれら」に度々招いて接待していたがいつも結論を先送りされていた。ある夜、意を決してそろそろ答えが聞きたいと申し出ると、遠山は思わぬところから首脳部に圧力を掛けてきて困っていると打ち明けた。その圧力というのが政界の黒幕と言われる鬼熊という名の男で、東西電気工業のライバルである外資系企業・ABCマシンのコンピューターを一手に引き受けている東洋商会が傍に控えていた。その結果、入札はABCマシンに軍配が上がり花川戸は中島部長からこっぴどく叱られた。更に悪いことは続き、課長昇進の夢は泡と消えた上にあんぶれらで飲食した経費が認められなくなった。東西電気工業では経営の合理化でコンピューターを導入し、効率の悪い社用交際費は細かいところまでチェックするようになったのだ。これだけは認めて欲しいと花川戸は頭を下げるが、中島はコンピューターの経営管理は絶対だと言って譲らなかった。

どうしたものかと花川戸がうなだれているとあんぶれらのフロアマネージャーの植村浩が請求書を持って訪ねてきた。ツケはホステスからクラブに払うことになっているが、花川戸が贔屓にしているナンバーワンホステスの好子は最近無断で店を休んでいる上にアパートにも帰っていなかった。植村がそのことを伝えると、花川戸は自分が取り引きを成功させていればこんなことにならなかったのにと悔いた。部長と掛け合っても無駄だと言う花川戸に、植村はそれならコンピューターと会って話をつけましょうと言った。東西電気工業のコンピューター室に案内された植村はプログラマーの安西が紹介した皆から先生と呼ばれる開発者の谷井明と会うことにした。谷井はコンピューターの仕組みについて説明をするが、植村からツケのことで詰め寄られると僕はただの技術者だから関係ないと突っぱねた。そこで例え先生が偉い人だとしても会社のコンピューターにうちのツケを払うことを命令出来ないなら大したことないなと言うと、カチンときた谷井は支払いが出来るようにプログラムを作ってやると約束した。ところがちょっとした手違いにより東西電気工業に入金されるはずの金が全て好子の口座に入金されたのだった。

屋台的映画館
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きしりゅうせんたいりゅうそうじゃーざむーびーたいむすりっぷきょうりゅうぱにっく
劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映アニメーション=東映ビデオ=ADKエモーションズ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2019年
公開日:2019年7月26日 併映「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」
監督:上堀内佳寿也
製作:手塚治 西新 高木勝裕 間宮登良松 柴田邦彦 相原晃 垰義孝
企画:中川昌義 鷲尾天 加藤和夫 高橋知子 清水啓司 金木勲
原作:八手三郎
脚本:山岡潤平
音楽:吉川清之
撮影:植竹篤史
照明:堀直之
美術:岡村匡一
録音:中山寿範
編集:柳澤和子
整音:原口崇正
スクリプター:柿崎徳子
助監督:須上和泰
製作担当:吉川和也
ラインプロデューサー:道木広志 青柳夕子
選曲:宮葉勝行
音響効果:桑原秀綱
造型:前澤範 前澤護 吉川学
キャラクターデザイン:久正人
衣裳デザイン:伊津野妙子
デザイン協力:プレックス
企画協力:企画者104
資料担当:松井大 神内大輝
主題歌:「ケボーン!リュウソウジャー(Movie Edition)」Sister MAYO
音楽プロデュース:穴井健太郎 本谷侑紀
音楽制作:東映音楽出版 テレビ朝日ミュージック 日本コロムビア
音楽協力:ジェニュイン
製作協力:東映テレビ・プロダクション
エグゼクティブ・プロデューサー:佐々木基
プロデューサー:丸山真哉 高橋一浩 井上千尋 菅野あゆみ 矢田晃一 深田明宏
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
出演:一ノ瀬颯 綱啓永 尾碕真花 小原唯和 岸田タツヤ
アメリカンビスタ カラー 32分

古代から騎士竜の神殿を守り続けてきたリュウソウ族の末裔の3人(コウ、メルト、アスナ)は、海のリュウソウ族の末裔のカナロや騎士竜を研究する古生物学者の龍井尚久、そしてその娘で動画サイト「ういちゃんねる」の配信者・龍井ういを連れて福井県立恐竜博物館に来ていた。そこには今から6500年前に地上に落下したという隕石が展示されており、コウがそれを見て思いを馳せていると突然その隕石が破裂して中から何かが飛び出したのだった。女性職員からいたずらをした犯人と疑われ慌てて博物館から逃げ出すが、その先で一人の女性が倒れていたため介抱した。すると彼女は目を覚ますなり隕石が落ちてくるから逃げないとと騒ぎ始めたのだ。彼女の首からは隕石から飛び出した小型騎士竜がペンダントに変化して下がっていた。

ユノと名乗る女性が村や恐竜たちのことを口走っていたことから、龍井は自宅に招き話を聞くことにした。そして彼女が過去のリュウソウ族の一人で、何かの弾みでタイムスリップしてきたことを知った。生恐竜を触ったというユノの手に触れて興奮する龍井をよそに、コウたちは別行動を取っていたトワとバンバと合流すると詳しく話を聞くことにした。ユノは地球に隕石が落ちてきた後のことを覚えておらず、それが原因で恐竜が絶滅したことをメルトから聞くと言葉を失った。だがあなたたちがいるのならばリュウソウ族は生き残っている。そう自問自答していると空が突然暗くなり、人間の負の感情から生み出される怪物・マイナソーが現れたのだった。そのマイナソーの光線を浴びたコウたちは恐竜たちが棲む6500年前の世界へ飛ばされた。元の世界に戻れたことを喜ぶユノだったが、突然苦しみ始め負のエネルギーを体から放出し始めたのだ。あの時空を超える謎のマイナソーを生み出したのは彼女自身だった。

リュウソウ族の長であるユノの父・ヴァルマはドルイドンに対抗するために恐竜の力を使って様々な兵器を生み出した。元々それらは村を守る物だったが、その大きな力のせいでヴァルマは変わってしまったのだ。ユノはコウたちにお父さんを止めて欲しいと懇願した。

屋台的映画館

劇場版 ねこ物件

  • posted at:2024-08-26
  • written by:砂月(すなつき)
げきじょうばんねこぶっけん
「ねこ物件」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院=テレビ神奈川=TCエンタテインメント=テレビ北海道=TOKYO MX=群馬テレビ=とちぎテレビ=テレビ埼玉=千葉テレビ放送=メ~テレ=KBS京都=九州朝日放送=鹿児島放送=BS11)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2022年
公開日:2022年8月5日
監督:綾部真弥
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
製作:遠藤幹彦 吉田尚子 三谷克樹 長嶺利江子 瀧本義久 小島宏子 若井総一郎 榊原忍 松岡雄浩 薗田眞紀 森君夫 渡辺直樹 山賀亮
プロデューサー:岩淵規
脚本:綾部真弥
撮影:小島悠介
照明:西野龍太郎
録音:井家眞紀夫
美術:齋藤卓
衣裳:小磯和代
ヘアメイク:遠藤一明
小道具:中道健太
フードスタイリスト:松井あゆこ
動物トレーナー:菊田秀逸
編集:岩切裕一
助監督:金子功
制作担当:田山雅也
アソシエイトプロデューサー:小笠原宏之 藤井友美子
音楽:沢田ヒロユキ ペイズリィ8
主題歌:「Bell」SPiCYSOL
挿入歌:「Coffee And Tea」SPiCYSOL
・・・:「Friend」釣宝来
制作プロダクション:MEDiAND
企画:AMGエンタテインメント
配給協力:リージェンツ
出演:古川雄輝 長井短 細田佳央太 上村海成 本田剛文
アメリカンビスタ カラー 94分

二星優斗が住む家にはクロとチャーという名の二匹の猫がいる。二星家のルールは「家族は一緒に朝食を食べる」だが、それは猫にも人にも当てはまる。この家訓を作ったのは祖父の二星幸三だった。両親を幼い頃に事故で亡くしたため、幸三は優斗と猫の育ての親でもあるのだ。その祖父が突然脳梗塞で亡くなり、相続税対策で猫シェアハウス「★★(二星)ハイツ」を始めることになった。かつてここには四人の同居人が住んでいた。弁護士を目指していた立花修は若いが頼りがいがある好男子で、俳優志望の島袋毅は明るく元気なガッツマンだった。プロボクサーの夢を持つ矢澤丈は物静かだがやさしいファイターであり、台湾からの留学生のファンは礼儀正しくて芯のある青年だった。その四人の共通点は猫好きということだったが、皆次のステージへ旅立って行ったため優斗は人生で初めて人ロスを抱えていた。二匹の猫との三人暮らしをすることになった彼は、ただ猫と食べ、遊び、寝る、そんな日々を過ごしていた。

ある日、四つ葉不動産の社員・広瀬有美が訪ねてきた。四人の居住者が退去してから★★ハイツは開店休業状態となっており、彼の人見知りを心配した有美はアルバイトを紹介した。ところが優斗はこの店主とは合わないと直感し一日で辞めたのだ。そのことを後に知った有美はどうしてすぐに報告してくれないのかと詰め寄るが、優斗はのらりくらりといなした。これ以上言っても仕方がないと考えた彼女は島袋が準主役で舞台に立つことや矢澤がデビュー戦をTKO勝利してニュースになっていることに話題を変えた。そしてかつての居住者たちが頑張っているので、あなたもシェアハウスを再開しませんかと自作のチラシを手渡した。その気があればいつでもお手伝いさせていただきますと有美は言うが、優斗は恐縮しながらまだ新しい人たちと住む気になれなくてと断った。それを聞いて残念がる有美はカバンの中から今度は猫カフェのチラシを取り出し外へ出ましょうと言った。その用意周到さに優斗は次から次へと出てきますねと感心した。

屋台的映画館

透光の樹

  • posted at:2024-08-23
  • written by:砂月(すなつき)
とうこうのき
東洋コンツェルン
配給:シネカノン
製作年:2004年
公開日:2004年10月3日
監督:根岸吉太郎
プロデューサー:岡田裕
原作:高樹のぶ子
脚本:田中陽造
音楽:日野皓正
題字:徳田八十吉
撮影:川上皓市
照明:熊谷秀夫
美術:小川富美夫
編集:鈴木晄
録音:阿部茂
整音:橋本泰夫
スクリプター:白鳥あかね
助監督:高橋正弥
製作担当:田中盛広
ラインプロデューサー:川崎隆 増田悟司
アソシエイトプロデューサー:佐藤紳司
石川渉外担当:小澤秀樹
主題曲:「Ember」日野皓正
製作プロダクション:スタッフ東京 イマージュ アルゴ・ピクチャーズ
出演:秋吉久美子 永島敏行 高橋昌也 吉行和子 平田満
アメリカンビスタ カラー 121分

昭和63年、映像制作会社社長の今井郷は自社でプロデュースする旅番組に協力することになっている大学教授に挨拶するために熊谷プロデューサーと金沢へ向かった。三人は料亭で食事をしていたが、いつしか話題は刀鍛冶のことになった。今井は25年前の駆け出しのADだった頃に山崎火峯という刀鍛冶のドキュメンタリー番組に携わったが、その番組の一部をディレクターの岩田が使いたいと言ったことがきっかけでそのことを思い出したのだ。大学教授は、鶴来町の名は剣からきており昔から腕のいい刀鍛冶が多かったことからそう呼ばれるようになったと言った。今井が山崎火峯について尋ねると、気難しくて腕のいい男でだいぶ前に店を畳んで金劒宮という神社の方にいると聞いたが今はどうなったか知らないと言った。店を出ると今井は地元局への挨拶を熊谷に任せ、自分は鶴来へ行くことにした。

鶴来へ行って欲しいとタクシーを走らせるが、今井の記憶には畑の中にポツンと一本杉がある風景しかなかった。今はそれもすっかり変わっていたのだ。とりあえず金劒宮の方へ向かうと、何となく見覚えがあるような女性に出会った。そこで山崎火峯さんにお宅ではありませんかと尋ねると、彼女がその娘で当時高校生だった千桐であることがわかった。彼女が今井を部屋へ招き入れると奥の部屋に火峯がいた。多額の借金を抱えた千桐は寝たきりになった火峯を介護しながら離婚した夫との子である眉と3人で暮らしていた。

東京に戻った今井は千桐に電話を掛けある提案をした。それは借金を肩代わりする代わりに愛人にしたいというものだった。今井は当然断られるものだと思っていたが、千桐は私でよかったらお願いしますとあっさり了承した。それを聞いた今井が驚き躊躇すると彼女は黙って電話を切った。しばらくの間連絡が途絶えていたが、ある日会社に千桐から葉書が届いた。そこには平泉寺に咲いたカタクリの花をお見せしたいと書いており、それが自分を欲しているというメッセージだと読み取った今井は鶴来へ向かった。

屋台的映画館

継承盃

  • posted at:2024-08-20
  • written by:砂月(すなつき)
けいしょうさかずき
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1992
公開日:1992年8月29日
監督:大森一樹
企画:佐藤雅夫
プロデューサー:奈村協 厨子稔雄 天野和人
脚本:松田寛夫
撮影:仙元誠三
照明:渡辺三雄
美術:佐野義和
録音:伊藤宏一
編集:比嘉一郎
記録:江口由紀子
整音:荒川輝彦
装置:梶谷信男
装飾:西川由紀夫
背景:西村三郎
衣裳:豊中健 宮川信男
美粧:鳥居清一
結髪:山田真佐子
擬斗:上野隆三
音楽:加藤和彦
編曲:国吉良一
主題歌:「夕映え」吉田拓郎
音楽プロデューサー:高桑忠男
音楽製作:東映音楽出版株式会社
企画協力:藤映像コーポレーション
進行主任:長岡功
出演:真田広之 古手川祐子 緒形拳 川谷拓三 隆大介
アメリカンビスタ カラー 119分

ある雪が降る夜、体調を崩していた堂場組組長・堂場英吉が引退を表明した。彼が跡目として指名したのは花村組組長の花村利光だった。堂場は大掛かりな継承式をしたいと考えていたが、花村は1992年3月に暴力団対策新法が施行された今下手に警察やマスコミを刺激するのはいかがなものかと進言した。規模を縮小して一日で済ませるようにしてはどうかと提案するが、堂場はこの俺が戦後の闇市から手塩に掛けて育て上げた組織の初めての継承式だからやりたいようにやると譲らなかった。花村は反対だったが立場が弱いため黙って従うことにした。やるからには立派な式にしたいと考え準備執行委員長に兄弟分の田渕を、そして補助として取り仕切る役目に仙藤を指名した。その後の会議で式日が半年後の七月吉日に、臨時上納金の金額や式場も決定した。そして二者の仲立ちを行う取持人や儀式を取り仕切る媒酌人も決まったが、継承式の四日前になって媒酌人の雁金が入院した。

緊急事態に仙藤は頭を抱えていた。半年掛けて取持人の選定や出席する親分衆の序列、式場の手配など準備を整えてきたが、まさか媒酌人なしで式を行うなんて出来るはずがない。雁金は今回の入院が検査だと主張し媒酌人をやる気でいたが、万が一のことを考え控え役の媒酌人を用意する必要があった。雁金の耳に入れないために別の筋から見つけなくてはならない。そこで仙藤は弟分の繁田に、彼がテキヤ時代に世話になった常州梅ヶ崎一家の親分を連れてこいと命じた。

継承式の三日前、繁田は新入りの吉成正一を連れて梅ヶ崎一家のある常州へ向かった。ところがその途中で繁田がハンドル操作を誤り車は横転、田んぼの中に突っ込んだのだった。車外に這い出た吉成は電話で仙藤に助けを乞うが、救急車なんて呼んだら警察に事情を聞かれるだろうがと怒鳴られた。何が何でも今日中にお前が親分を東京へ連れてこいと命じられた吉成は、気を失った繁田を放置したまま支度金を持って目的地へ向かうことになった。命令を完遂出来なければ地獄が待っていることを知っている吉成は農家のオヤジから馬を借り、電車を乗り継ぎ、レンタカーを飛ばして何とか辿りついたのだった。コワモテの親分・門田大作を前に吉成は震えながら事情を説明した。そして支度金を差し出すと門田はあっさりと受け入れた。

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