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網走番外地 荒野の対決

  • posted at:2022-08-06
  • written by:砂月(すなつき)
あばしりばんがいちこうやのたいけつ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1966年
公開日:1966年4月23日 併映「兄弟仁義」
監督:石井輝男
企画:植木照男
原作:伊藤一
脚本:石井輝男
撮影:稲田喜一
録音:廣上益弘
照明:大野忠三郎
美術:藤田博
編集:鈴木寛
助監督:野田幸男
進行主任:白浜汎城
現像:東映化学工業
音楽:八木正生
主題歌:「網走番外地」高倉健
出演:高倉健 嵐寛寿郎 杉浦直樹 田中邦衛 河津清三郎
シネマスコープ カラー 89分

北海道の北端にある網走刑務所で第三監房の受刑者の仏松が病死した。殺しても死なないような男があっさりと逝ったことで一緒に過ごした仲間たちはショックを受けたが、樫山が憂さ晴らしに医療用のアルコールで一杯やろうと言うと皆賛同した。その夜、埋葬する穴を志願した橘真一と鬼寅が雨の中で苦労して掘った。そして大槻と反町が棺桶を抱えて置いたが、少しばかり浅かったらしく端が上がっていた。犬が掘り返したら大変だと看守が足で蹴り入れようとしたところ、見兼ねた鬼寅があんまりだと止めさせた。すると橘が別れの念仏を唱えてやりたいと言った。

数日後、橘と樫山が仮釈放になった。街へ行く前に道南射撃大会を見学していた二人だったが、大したことねえなと橘が漏らしたところ樫山が関係者に話をつけてやると言った。優勝者は既に鮫島に決まっていたが、橘が飛び入り参加でもうひと勝負行うことになった。すると傍から様子を見ていたあけみがしゃしゃり出て普通のルールじゃ面白くないと言った。彼女の提案は投げたコンパクトを馬で走りながら撃つというものだった。係員は無茶だと止めたが鮫島はそれでやろうと言った。橘も受けて立つと言ったが内心不安でたまらなかった。何故ならデカい口を叩きながらも彼は銃を触ったこともなかったからだ。先手の鮫島は中央よりやや下の部分に命中させた。公平に行うために鮫島の銃を借りた橘は馬を走らせるが負けたと思いその場から早く逃げようとした。ところがコンパクトにはほぼ中央に穴が開いており賞品の仔馬を手に入れた。街まで仔馬を連れて歩く二人の前に現れたのは栗田大蔵という銃使いだった。賞品の分け前を貰おうと考えた彼は橘に加勢したのだ。事を荒立てたくない橘は折半という条件を渋々受け入れ酒場で杯を交わした。するとそこに牧場主の倅という男が現れ仔馬を売って欲しいと言った。すぐにでも現金が欲しい三人は30万円という値に目が眩み了承すると、男は仔馬を連れて行った。その入れ替わりに入ってきた鮫島は話を全て聞いていた。栗田は拳で決着をつけようと提案し鮫島と外で殴り合いを始めるが、ヘトヘトになるまで戦ったことで奇妙な友情が生まれた。再び酒場に戻り酒を四人で酌み交わすが、いくら待っても男が戻ってこないことに気づいた。持ち逃げされたことがわかったときにはもう後の祭り。栗田もこっそりと逃げ出したため、橘は樫山を借金の形に残し鮫島とともに仔馬を捜すことにした。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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