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ゴジラ2000

  • posted at:2023-08-25
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらみれにあむ
東宝映画
配給:東宝
製作年:1999年
公開日:1999年12月11日
監督:大河原孝夫
製作:田中友幸 富山省吾
脚本:柏原寛司 三村渉
撮影:加藤雄大
美術:清水剛
録音:斉藤禎一
照明:粟木原毅
編集:奥原好幸
キャスティング:田中忠雄
助監督:宮村敏正
製作担当者:金澤清美
音楽監督:服部隆之
アソシエイトプロデューサー:鈴木律子
特殊技術・撮影:江口憲一 村川聡
特殊技術・特美:高橋勲
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・造形:若狭新一
特殊技術・特効:渡辺忠昭 久米攻
特殊技術・操演:鳴海聡
特殊技術・助監督:近藤孔明
特殊技術・製作担当者:前田光治
特殊技術:鈴木健二
製作:富山省吾
出演:村田雄浩 阿部寛 西田尚美 中原丈雄 鈴木麻由
シネマスコープ カラー 107分

元大学教授の篠田雄二は世界に甚大な被害をもたらすゴジラの研究を独自に行っていた。ゴジラ予知ネットワークを主宰する彼は北海道の根室沖で異常な不漁が続いていることに目をつけ、小学生で一人娘のイオを助手に、そして取材を許可した月刊「オーパーツ」の記者・一ノ瀬由紀を同行させ出現予定地に待機した。ゴジラの観測方法は電子プラズマの散乱強度の変化を電圧変動として捉えるというものであり、地表に電荷変動が生まれると上空のプラズマが誘導されて大地の振動との間に法則性が見られることから地震計のような装置を使用した。地震の震源は動かないが、その震源が一定の距離で移動したとすればそれがゴジラである可能性が高いというわけだ。車内の計器がその振動を捉えていた頃、夜の根室沖は深い霧に包まれていた。納沙布岬灯台では第三北海丸と連絡が取れないという報告が入る中、幾度も大きな揺れを感じていた。心配になり職員が外を見るとそこには第三北海丸が、そしてそれを銜える大きなゴジラの顔があった。

より近い位置へ移動していた篠田はトンネルの先でゴジラの咆哮が聞こえたため、覚悟を決めて車をスタートさせた。ところがトンネルを抜けた辺りの道路は寸断しており、気づくのが遅れていれば転落していた。だが喜ぶのもつかの間、目の前にはゴジラがいた。篠田は相手を刺激しないようにライトを消すが、助手席の由紀が無意識にカメラのシャッターを切った。するとストロボの光に驚いたゴジラが咆哮したため衝撃でフロントガラスが粉々に飛び散ったのだった。篠田が慌てて車をバックさせたことで難を逃れたが、ゴジラは灯りのある市街地の方へ向かっていた。遠く離れた場所から発電所を破壊する様子を観察していた篠田は、人間が作り出すエネルギーをゴジラが憎んでいるように感じた。

有人潜水調査船しんかい6500で茨城県鹿島灘沖の日本海溝の調査を行っていた危機管理情報局(CCI)の宮坂四郎は強い磁力を帯びた岩塊を発見した。それがウランを超える新しいエネルギー資源になり得ると考えた彼は内閣官房副長官でCCIの局長を兼務する片桐光男にそのことを報告した。日本政府が推し進めるクリーンエネルギー政策の希望になると考えた片桐は直ちに調査船を派遣することにした。複数のバルーンを使用した引き揚げ作業は順調に進んでいたが、岩塊が勝手に浮上を始め海面にその姿を現したのだった。岩塊は掘削が出来ない程の堅い物質で出来ており、最深部の堆積物はおよそ6ー7千万年前の物であることがわかった。何故その岩塊が水に浮くのかが謎だったが、もしそれが自力で浮上したのであれば地球外の生命体が関与している可能性を否定出来なかった。

屋台的映画館
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ごーかいじゃーごせいじゃーすーぱーせんたいひゃくきゅうじゅうきゅうひーろーだいけっせん
「戦隊199ヒーロー」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映エージエンシー=東映ビデオ=バンダイ=木下工務店)
配給:東映
製作年:2011年
公開日:2011年6月11日
監督:竹本昇
製作:鈴木武幸 平城隆司 松田英史 福原英行 垰義孝 木下直哉
企画:遠藤茂行 桑田潔 小川政則 日達長夫 小野口征 田代為頼
エグゼクティブ・プロデューサー:杉山登 疋田和樹 加藤和夫
原作:八手三郎 石ノ森章太郎
脚本:荒川稔久
音楽:山下康介 三宅一徳 Project.R
撮影:大沢信吾
美術:大谷和正
照明:本田純一
編集:佐藤連
録音:伝田直樹
整音:小林喬
スクリプター:渋谷康子
助監督:荒川史絵
製作担当:小林智裕
計測:岩崎智之
装置:福居勉
装飾:塩満義幸 高津装飾美術
小道具:淀名和祐介
持道具:山口康孝
キャラクター管理:熊谷卓弥 谷本健晋
衣裳:滝口晶子 小川祐佳
美粧:小林裕恵
操演:橋本一輝 苗村真志
ガンエフェクト:近藤佳徳
絵コンテ:日和英子
助監督:越知靖 鍋田洋介
ラインプロデューサー:平原大志 谷口正洋
音響効果:大泉音映
選曲:宮葉勝行.R
スタジオエンジニア:高木創 錦織真里
キャラクターデザイン:韮沢靖 篠原保
企画協力:企画者104
資料担当:葛西おと 松井大
デザイン協力:プレックス
造型:前澤範 前澤まさる 吉川学
・・・:「天装戦隊ゴセイジャー」NoB(Project.R)
・・・:「海賊戦隊ゴーカイジャー」松原剛志(Project.R) ヤング・フレッシュ Project.R
・・・:「進め!ゴレンジャー」ささきいさお 堀江美都子 コロムビアゆりかご会
・・・:「スーパー戦隊 ヒーローゲッター~199ver.」Project.R
音楽プロデュース:津島玄一 Project.R
音楽製作:東映音楽出版 日本コロムビア
音楽製作協力:ジェニュイン
協力:東映東京撮影所 東映デジタルセンター 東京テレビセンター
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
プロデューサー:宇都宮孝明 大森敬仁 佐々木基 矢田晃一 深田明宏 中野剛
特撮監督:佛田洋
アクション監督:石垣広文
出演:小澤亮太 山田裕貴 市道真央 清水一希 小池唯
アメリカンビスタ カラー 81分

かつて経験したことがないような戦力を持つ宇宙帝国ザンギャックの艦隊が地球に飛来した。初めての厄介な敵に手を焼く天装戦隊ゴセイジャーの5人とゴセイナイトの援護に現れたのは秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャーとジャッカー電撃隊のビッグワンだった。33組のスーパー戦隊が命を捨てる覚悟で集結しつつあり、君たちもやってくれるなとアカレンジャーが尋ねると、ゴセイレッドがこの地球を守るためならやりますとゴセイジャーを代表して答えた。次々と現れる兵隊ゴーミンと彼らを率いる下士官スゴーミンに行く手を阻まれるが、デカマスターやデカスワンなどスーパー戦隊を陰で支える戦士たちが駆けつけ食い止めた。その隙に既に集結していたスーパー戦隊と合流したゴセイジャーたちはザンギャックの大軍団と激突するが、それを合図に待機していた大船団が総攻撃を開始したのだ。スーパー戦隊は全ての力を結集して攻撃を行いその他の戦士もそれに協力した。その結果、ザンギャック艦隊を撃退することに成功したが、その代償としてスーパー戦隊の力はレンジャーキーとなって宇宙に散らばって行った。この戦いは後に「レジェント大戦」と呼ばれた。

それから数年後、新たなザンギャック艦隊が地球を襲撃した。だがそれと敵対することになったのは宇宙最大のお宝が地球に眠っていると聞いてやってきた5人の宇宙海賊だった。筋の通らない行動に嫌悪する彼らは非道を尽くすザンギャックに対し海賊戦隊ゴーカイジャーとなって戦った。そしてその際に宇宙を回って手に入れたレンジャーキーを使ってスーパー戦隊の姿となり得意技で敵を翻弄した。ゴーカイレッドたちは街中に現れた特務士官バリゾーグらとの戦いでゴセイジャーのレンジャーキーを使おうとするが、その時を密かに待っていたのはアグリと妹のモネだった。素早く奪ったレンジャーキーを仲間に渡すと、リーダーのアラタは悪いけど返してもらうねと言った。護星天使の力を取り戻したゴセイジャーはザンギャックを退けたが新たないざこざが生まれた。レンジャーキーを返せというゴーカイジャーとこれは元々自分たちの力だと主張するゴセイジャー。いがみ合いは戦いに発展したが決着がつかないまま終わった。

第二次地球侵略艦隊総司令官のワルズ・ギルはザンギャックの旗艦ギガントホースで次の作戦を練っていたが、そこに秘密結社黒十字軍の首領・黒十字王が突然現れた。地球征服を企てスーパー戦隊に倒された者たちの恨みによって地獄から甦った彼の目的は「復讐」だった。目的を果たせば地球などお前たちにくれてやるという言葉に心を動かされたワルズは同盟を結ぶことにした。

屋台的映画館

ゴジラVSデストロイア

  • posted at:2023-04-14
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすですとろいあ
東宝映画
配給:東宝
製作年:1995年
公開日:1995年12月9日
監督:山下賢章
製作:田中友幸 富山省吾
脚本:大森一樹
音楽監督:伊福部昭
撮影:関口芳則
美術:鈴木儀雄
照明:望月英樹
録音:宮内一男
編集:長田千鶴子
助監督:三好邦夫
製作担当者:前田光治
アソシエイトプロデューサー:鈴木律子
特殊技術・撮影:江口憲一 大根田俊光
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:三橋和夫
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:篠田啓助 小島太郎
特技監督:川北紘一
出演:辰巳琢郎 石野陽子 林泰文 小高恵美 大沢さやか
アメリカンビスタ カラー 103分

国連G対策センターによる「Tプロジェクト」の拠点となった南太平洋に浮かぶバース島が消滅し、そこに棲んでいたゴジラとリトルゴジラが姿を消した。それから1ヶ月後、香港にゴジラが上陸した。だがその姿は今までとまるで違い燃えるように赤く光っていた。急遽Gサミットが開かれ、リモートでワシントンから参加した原子力エネルギー専門のマービン教授は、日本の大学生が執筆したゴジラに関する論文に興味を持っていた。それは「ゴジラの体内構造に関する私的考察」というもので、執筆者の山根健吉は40年前に大戸島に異変が起きた際に自ら団長として調査を行った古生物学者・山根恭平の孫だった。彼はゴジラの研究を卒業論文のテーマにしたが、不真面目として受理されず留年の身となっていた。そんな健吉を訪ねた国連G対策センター長官の国友満は協力して欲しいと願い出た。健吉の父・新吉はゴジラの襲撃によって家族を失い、孤児となった彼を山根が引き取った。ゴジラの話は小さい頃から新吉に聞かされていたし、山根の部屋にはたくさんの資料が残っていたことが健吉をゴジラ狂にしたのだ。だがそれはあくまで趣味の範囲と考え断ろうとしたのだが、リトルゴジラの行方を追っているサイキックセンター主任の三枝未希がGサミットに参加していることを知り前言を撤回した。健吉は未希の大ファンなのだ。

健吉の姉・ゆかりはJBSのニュースキャスターを務めている。ある日、番組に国立物理化学研究所所属の物理学者・伊集院研作がゲスト出演した際に彼が発明し国際物理学賞を受賞した物質・ミクロオキシゲンの副作用や兵器転用について皮肉交じりに質問した。その番組を観たゆかりの伯母・山根恵美子は彼女を自宅に招くと、かつてミクロオキシゲンと同じような効果をもたらす薬剤が40年前に開発されていたことを打ち明けた。それは恵美子が兄のように慕っていた薬物化学者の芹沢大助が研究中に偶然発見し開発を進めた「水中酸素破壊剤=オキシジェン・デストロイヤー」だった。自分の発明が大量破壊兵器として使われることを恐れた芹沢は一切の資料を焼却しゴジラと運命をともにしたのだが、恵美子はミクロオキシゲンに危険性を感じていたのだ。

屋台的映画館

極道兵器

  • posted at:2023-04-11
  • written by:砂月(すなつき)
ごくどうへいき
日活=AG-ONE
配給:日活
製作年:2010年
公開日:2011年8月6日
監督:坂口拓 山口雄大
製作:杉原晃史 中西孝
プロデューサー:千葉善紀 高篠秀一 木村俊樹
企画:盛田正和
原作:石川賢
脚本:坂口拓 山口雄大
撮影:岡雅一
照明:松本憲人
録音:井家眞紀夫
美術:福田宣
特殊造型監修:西村喜廣
特殊造型:百武朋
殺陣:下村勇二
助監督:吉田聡
制作担当:高橋浩一郎
編集:堀善介
合成:鹿角剛司
音楽:森野宣彦
主題歌:「Brand new song」Spyralcall
ラインプロデューサー:坂井正徳
出演:坂口拓 村上淳 鶴見辰吾 黒川芽以 麿赤兒
アメリカンビスタ カラー 100分

関東有数の武闘派ヤクザ・岩城組の御曹司である岩鬼将造はあまりにも好戦的で凶暴なため日本を追い出された。そんな彼は組員の三太郎と拓三を引き連れて傭兵となり南米を所狭しと駆けずり回っていた。ある日、日本の内閣特務捜査官・赤尾虎彦と部下の沙織に出会い、父親の権造が死んだことを知った将造は4年ぶりに日本へ帰ることにした。ところが岩城組の事務所があった場所はあけぼのローンというサラ金になっており、そこを仕切っているのは倉脇系島田組というヤクザだった。権造が死んで以来、岩城組は散り散りになったのだという。倉脇重介は岩城組の若頭だった男で今では日本を操るドンにまでのし上がっていた。一方、舎弟だった島田は社長となりローン会社を細々と経営していた。話を聞き終え腹の虫が治まらない将造は大暴れした。

これからのヤクザは切った張ったではなくビジネスだと考える倉脇は西日本連合と東日本連合を倉脇組が仕切る全日統一連会の傘下に入れようとした。だがその強引なやり方に違和感を覚えた山鬼組組長の山鬼なよ子が断固として反対すると参加者全員が退席した。

将造が見慣れない超高層ビル。それは4年のブランクの間に建った倉脇組のビルだった。高い所から見下ろすあいつをすぐにでも引きずり下ろしてやるなどと考えている彼の前に突然現れたのは倉脇、ではなくなよ子だった。よくもノコノコと戻ってきたなとマシンガンをぶっ放し将造を追い詰めると馬乗りになってぶん殴った。なよ子は父親同士で約束をした将造の許婚なのだ。寂しかったと言って抱きつくと日本を発つ前に書いた手紙を見せようとするが、将造は空蝉の術を使って逃げ出したのだった。手紙には「今度戻ってきたらお前とケッコンしちゃる」と書いてあった。

将造たちが次に向かったのはオカザキという喫茶店だった。そこのマスターは裏事情に詳しく、倉脇が海外のマフィアと組んだことで勢力を拡大させた噂があると言った。そのマフィアはシャブよりも100万倍ヤバいハイパードラッグを日本に持ち込もうとしているのだという。シャブだけには手を出すなという権造の教えを守らない倉脇にブチギレた将造は、俺を敵に回したらどれだけ危ないか思い知らせてやると叫んだ。

屋台的映画館
ごうごうせんたいぼうけんじゃーざむーびーさいきょうのぷれしゃす
劇場版「カブト・ボウケンジャー」製作委員会(東映=東映アニメーション=テレビ朝日=東映ビデオ=アサツーディ・ケイ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2006年
公開日:2006年8月5日 併映「劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」
監督:諸田敏
製作:福湯通夫 高橋浩 亀山慶二
企画:鈴木武幸 梅澤道彦 日達長夫 竹中一博 永井秀之 福中修
プロデュース:日笠淳 宇都宮孝明 シュレック・ヘドウィック 矢田晃一
原作:八手三郎
脚本:會川昇
音楽:中川幸太郎
撮影:松村文雄
美術:大谷和正
照明:堀直之
編集:すながひろし
記録:渋谷康子
整音:渡辺典夫
助監督:加藤弘之
進行主任:遠藤聖一
計測:岩崎智之
装置:紀和美建
装飾:山口康孝 高津装飾美術
絵コンテ:なかの★陽
衣裳:滝口晶子
美粧:佐藤泰子
操演:寺門勇
モニターワーク:小林真吾
音響効果:阿部作二
選曲:みやばかつゆき
スタジオエンジニア:小林喬
光学録音:薄井洋明
ネガ編集:橋場恵
タイトルバックHD編集:緩鹿秀隆 古澤美奈子
仕上担当:八木明広
現像・技術協力:東映ラボ・テック
視覚効果:沖満
デジタル合成:日本映像クリエイティブ マリンポスト キューテック
特撮:(株)特撮研究所
VFXスーパーバイザー:足立亨
音楽プロデューサー:前山寛邦
主題歌:「轟轟戦隊ボウケンジャー」NoB
キャラクターデザイン:篠原保 原田吉朗
イラスト:野口竜
企画協力:企画者104
資料担当:葛西おと 松井大
デザイン協力:プレックス
造型:レインボー造型企画
スチール:吉村茂樹
プロデューサー補:大森敬仁 泉谷裕
製作デスク:青柳夕子
製作担当:谷口正洋
製作協力:東映テレビ・プロダクション
特撮監督:佛田洋
アクション監督:石垣広文
出演:高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史 中村知世 末永遥
アメリカンビスタ カラー 33分

世界各地で失われかけている貴重な宝を集める民間団体・サージェス財団。その宝は古代文明の遺物、沈没船や秘境に残された財宝、絶滅寸前の動物など多岐にわたった。そして現代の科学水準を遥かに超えた危険な力を持つ秘宝(プレシャス)を見つけ出し守り抜くために精鋭チーム・ボウケンジャーが結成された。

苦しい戦いが続く中、久々の休暇をもらったボウケンジャーの5人(明石暁、伊能真墨、最上蒼太、間宮菜月、西堀さくら)はホテルのプールで遊んでいたが、菜月が誤って暁の腕時計を水中に落としてしまった。同じ頃、街中に突然巨大な岩山が出現し同時に目覚めたミューズという少女がメッセージを発信した。それは「強き者に素晴らしい古代からのプレシャス(文明の遺産)を受け継いで欲しい」というものだった。そのメッセージを聞いて活動を開始したのは保護活動を行うボウケンジャーだけでなく、彼らの仇敵であるゴードム文明の指導者・大神官ガジャやジャリュウ一族の長・創造王リュウオーン、そしてダークシャドウの闇のヤイバと風のシズカまでもが動き出した。四つ巴の戦いを制したボウケンジャーだったが、遅れてやってきたクエスタのガイとレイに妨害された。二人が操縦するクエスターロボは岩山に近づくが、6番目の戦士・ボウケンシルバー(高丘映士)が乗るサイレンビルダーが食い止めた。彼が時間を稼ぐ間に暁たちは岩山をよじ登るが、そこに割って入ったのはカウボーイハットの男だった。その正体は暁の父でUMAハンターの虹一だった。

自室で研究をしていたサージェス財団の技術者・牧野森男は何処かで岩山のことの見た気がしていた。棚から関連の本を探し出してページをめくると岩山と同じような絵が描かれていたおり、論文を読んで唖然とした。そこには恐竜が絶滅したのは隕石衝突が原因ではなくそれよりも前に死滅していたという説が載っていたが、それを提唱したのが虹一だったのだ。岩山で同じことが起こることを恐れた牧野はボウケンジャーの身を案じた。

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