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ゴジラVSメカゴジラ

  • posted at:2022-12-18
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすめかごじら
東宝映画
配給:東宝
製作年:1993年
公開日:1993年12月11日
監督:大河原孝夫
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
脚本:三村渉
音楽監督:伊福部昭
撮影:関口芳則
美術:酒井賢
照明:望月英樹
録音:宮内一男
編集:米田美保
助監督:三好邦夫
製作担当者:前田光治 金澤清美
特殊技術・撮影:江口憲一 大根田俊光
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:鈴木豊
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
特技監督:川北紘一
出演:高嶋政宏 佐野量子 小高恵美 原田大二郎 宮川一朗太
アメリカンビスタ カラー 107分

1992年、留まることを知らぬゴジラの被害に対し日本政府は国連G対策センター本部を筑波に設立した。この施設に世界中の英知を集め、対ゴジラ用戦闘マシンの開発に着手した。まず1号機としてガルーダを試作したが、優れた飛翔能力に比べ戦闘能力に大きな課題を残した。より強力な2号機の開発を課されたG対策センターは海底からメカキングギドラを引き揚げ23世紀のロボット工学を徹底的に解明、分析した。更にこれまで考案された幾多の対G兵器の技術と経験を活かして史上最強最高の戦闘マシンを誕生させようとしていた。

1994年、ガルーダの開発チームにいたロボット技師の青木一馬は左遷され格納庫の管理を任されていたが、辞令によりGフォースへの出向を命じられた。2号機にはハイパーオペレーションシステムが搭載され精鋭3名で全ての操縦を行うが、彼はその補欠メンバーとして選ばれたのだ。准尉となった青木がGフォース隊長の佐々木拓也大尉や曽根崎淳少尉にしごかれていた頃、国立生命科学研究所の調査隊がベーリング海のアドノア島に到着した。日露合併油田会社の調査員・桂木邦雄の依頼によるものだが、掘削作業中にある物を発見したからだ。古生物学博士の大前裕史と研究員の五条梓は翼竜・プテラノドンの化石よりも貴重な卵があることに驚いた。調査隊はヘリコプター内に卵を持ち込み研究を行っていたが、その夜巨大なプテラノドン=ラドンが現れそれに呼応するように卵が光り始めたのだった。ラドンが調査隊を襲い始めると、今度は海からゴジラが現れた。2体が争う間に調査隊は島を脱出した。

アドノア島で発見された翼竜の卵は国立生命科学研究所に運び込まれた。大々的に報じられたニュースを食堂で見た青木は居ても立っても居られなくなった。何故なら彼は履歴書の趣味の欄にプテラノドンと書く程の翼竜マニアだからだ。Gフォースを無断で抜け出した青木は車で京都に向かうと勝手に研究所の関係者ブースに入り込み孵卵器の卵と対面した。怒った梓に追い返されたが、ただでは転ばない一馬は卵に付着していた植物のサンプルを持ち出すと独自で調べることにした。食堂で同席した職員の三枝未希は机に置いていたその植物から微弱なエネルギーを感じた。彼女には一般の人にはない特殊な能力があるのだ。

屋台的映画館
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木枯し紋次郎 関わりござんせん

  • posted at:2022-11-13
  • written by:砂月(すなつき)
こがらしもんじろうかかわりござんせん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年9月14日 併映「不良番長 一網打尽」
監督:中島貞夫
企画:俊藤浩滋 日下部五朗
原作:笹沢佐保
脚本:野上龍雄
撮影:わし尾元也
照明:中山治雄
録音:野津裕男
美術:吉村晟
音楽:津島利章
編集:市田勇
監督補佐:牧口雄二
助監督:俵坂昭康
記録:牧野淑子
装置:米沢勝
装飾:米田澄臣
美粧・結髪:東和美粧
演技事務:上田義一
スチール:中山健司
衣裳:豊中健
擬斗:上野隆三
進行主任:上田正直
出演:菅原文太 中村英子 市原悦子 待田京介 山本麟一
シネマスコープ カラー 90分

喧嘩場で今市の藤兵衛親分を斬った木枯し紋次郎は舎弟たちから命を狙われていた。旅の途中で水を貰おうと民家に立ち寄ったところ、母親が産まれたばかりの子供を今にも間引こうとしている現場に出くわした。紋次郎は銜えていた長楊枝を吹き矢のように飛ばしてそれを阻止すると、いけねえよと駆け寄って子供を引き剥がした。おまんというその女は半年前に亭主と死に別れ二人の子供とどう生きて行こうかと迷っていた。そんな彼女の姿に紋次郎は自分の生い立ちを重ね合わせた。上州新田郡三日月村の貧しい農家の六男として生まれた彼は食い扶持を減らすために間引きされそうになったが、十二歳上の姉お光の機転で命拾いをしたのだった。紋次郎は間引きしたのが生みの親ならそれだけ恨みが深くなるからお止めなさいと懐から銭を取り出した。すると出て行く彼におまんは両手を合わせた。その後、茶屋で一服していた紋次郎はおまんが子供たちを道連れにして死んだという噂話を聞いた。

国定忠治一家が開く妙龍山法圓寺の賭場に紋次郎は立ち寄ったが、代貸三ッ木の文蔵から藤兵衛の舎弟金蔵が身内を十人ばかり連れて旅に出たことを聞いた。雨が降る中、今夜泊まる納屋に向かう紋次郎に二人の浪人が立ちはだかり容赦なく斬り捨てると、体調を崩してしゃがみ込んでいた男が助かったと呟いた。その男は賭場にいた八幡の常平という渡世人で、彼の懐を狙ってつけてきた男たちに襲われたのだ。紋次郎から薬をもらった常平は賭場で賽の目が出過ぎたのが不安だったと言った。常平はこの御恩はきっと返させていただきますと頭を下げるが、紋次郎は別にお前さんを助けようとしたわけではないから恩返しなどという鬱陶しいことは止めて欲しいと言って出て行った。

数日後、法圓寺にやってきた金蔵は国定一家と縁もゆかりもない紋次郎を何故庇い立てするのかと文蔵を問い詰めた。すると例え一時であっても盆の前で遊んで行けば一家にとって大事な客だから、仮に居場所を知っていたとしても教えるはずがないと静かな声で言った。金蔵たちが諦めて引き返すと、文蔵は舎弟の菊次に塩でも撒いておけと命じた。

屋台的映画館

木枯し紋次郎

  • posted at:2022-10-25
  • written by:砂月(すなつき)
こがらしもんじろう
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年6月21日 併映「男の代紋」
監督:中島貞夫
企画:俊藤浩滋 日下部五朗
原作:笹沢佐保
脚本:山田隆之 中島貞夫
撮影:わし尾元也
照明:中山治雄
録音:溝口正義
美術:吉村晟
音楽:木下忠司
編集:堀池幸三
監督補佐:牧口雄二
助監督:志村正浩
記録:田中美佐江
装置:米沢勝
装飾:宮川俊夫
美粧・結髪:東和美粧
演技事務:森村英次
スチール:諸角義雄
衣裳:豊中健
擬斗:上野隆三
進行主任:渡辺操
協力:三宅島観光協会 東海汽船株式会社
出演:菅原文太 伊吹吾郎 渡瀬恒彦 山本麟一 賀川雪絵
シネマスコープ カラー 91分

上州新田郡三日月村出身の無宿渡世、三日月の紋次郎はある日、甲州切石の忠兵衛一家に草鞋を脱ぎ一宿一飯の恩義に預かった。そして先客の日野の左文治とともに助っ人として手を貸した。出入の相手は浪人衆を抱える大門の岩五郎一家で、向かってくる相手を片っ端から斬り倒した。役目が終わると左文治はあんたと五分のつき合いをしたくなったから兄弟分の杯を交わしたいと言った。だが紋次郎は誰とも杯を交わさないと心に決めていたため、気持ちだけありがたくいただくと言いその場を去ろうとした。すると左文治はこのまま別れたくないから俺のところにきちゃくれねえかと言った。それから程なくして紋次郎は関八州見廻り役に召し捕らえられ入牢となった。日野宿の貸元で十手預りの井筒屋仙松を殺害した罪である。天保六年、罪状により紋次郎は三宅島へ島送りにされた。

三宅島の流人の数は二百二十二人、彼らは伊賀谷、神着、伊豆、阿古、坪田の五ケ村に村割りされて生活していた。未遂も含めて死罪となる島抜けにほとんど成功した試しはなかったが、にも拘らず流人たちがそれを企てたのは島での生活があまりにも苦しく悲惨だったからだ。金も田畑も船もない彼らにとって飢えを凌ぐ道は島の人々の情けに縋り仕事を与えてもらうしかなく、他人を押しのけてでも獲得しなければ生きることが出来ないのだ。流人たちにとって最後の夢は二本の蘇鉄だった。この蘇鉄に花が咲くと必ず御赦免船がくると信じられていたからだ。何時咲くかも知れぬ蘇鉄の花を流人たちは赦免花と呼んでいた。

神着村に住む房州鴨川の漁師捨吉、武州無宿の清五郎、植木職人の源太、元遊女のお花の四人は島抜けを目論んだ三人が処刑されたばかりにも拘らず島抜けを企てていた。邪な考えを持つ愚か者などいないと役人が油断するに違いないと考えていたからだ。そこで清五郎は頼りになりそうな紋次郎に声を掛けたのだが、断られたためその理由を教えて欲しいと頭を下げた。すると紋次郎は遠くを見ながら島抜けをすれば迷惑を被る人がいると言った。

ある夜、左文治は井筒屋の仙松という十手預りの男を堪らず斬ったと紋次郎に言った。仙松は両替屋の娘のお夕という女を手籠めにしようとしたのだという。左文治は紋次郎が彼女に密かな恋心を抱いていることを知っており、兄弟分として手を下したのだ。自首をして申し開きすれば死罪は免れるが、床に臥す母親を見捨てることになる。その話を聞いた紋次郎は思案した。左文治のところに草鞋を脱いで半年ほども厄介になり、彼の母親を肉親のように感じていた。紋次郎は母親が死んだら本当の下手人として名乗り出るという左文治の言葉を信じ身代わりになることに決めた。

屋台的映画館

ゴジラVSモスラ

  • posted at:2022-09-18
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすもすら
東宝映画
配給:東宝
製作年:1992年
公開日:1992年12月12日
監督:大河原孝夫
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
脚本:大森一樹
音楽監督:伊福部昭
撮影:岸本正広
美術:酒井賢
照明:望月英樹
録音:斉藤禎一
編集:米田美保
助監督:三好邦夫
主題歌:「モスラの歌」今村恵子 大沢さやか
挿入歌:「聖なる泉」今村恵子 大沢さやか
・・・:「マハラ モスラ」今村恵子 大沢さやか
製作担当者:森知貴秀 前田光治
特殊技術・撮影:江口憲一 大根田俊光
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:松本光司
特殊技術・造形:小林知己
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
特技監督:川北紘一
出演:別所哲也 小林聡美 村田雄浩 小高恵美 米澤史織
アメリカンビスタ カラー 107分

トレジャーハンターの藤戸拓也はタイ王国のアユタヤ遺跡に忍び込み秘宝のガネーシャ像を持ち出そうとしたが国家警察に逮捕された。収監された彼に接触してきたのは日本からやってきた内閣安全保障室室長の土橋竜三、丸友観光社長秘書の安東健二、そして拓也の元妻で東都大学環境情報センター所員の手塚雅子だった。今からひと月前に巨大な隕石が小笠原海溝に落下し土橋たちは地球環境への影響を様々な角度から調査していたが、インドネシア諸島のインファント島で巨大な何かを発見した。国家環境計画局の依頼で拓也をスカウトしにきたのだが、発掘調査を行う約束をすれば今すぐにでも釈放の手続きを行うと土橋は約束した。ところがこの計画に雅子が拘わっていることから拓也は即座に断った。何故ならあと一週間も我慢すれば誰の手も煩わせずに釈放されると思ったからだ。ところがこの国では泥棒の罪は重く、しかも遺跡を破損させた罪が加われば最低でも十五年は難いと雅子は説明をした。それを知って青くなった拓也は前言を撤回した。同じ頃、国家環境計画局のGルームでは超能力者の三枝未希がメカキングギドラとの戦いで海底で眠りについたゴジラをマーキングしていた。だが隕石落下の影響で海流の動きが止まらず活動を開始したゴジラの行方を見失った。

拓也と雅子が向かうインファント島は丸友観光が開発を行っているため安東も同行した。目的地へ向かう途中で発見した洞窟には数万年前の壁画があり、更に奥まで進んで行くと突然開けた。そしてその先には目指していた巨大な物体があったが、それはまるで何かの卵のようだった。すると何処からか「モスラの卵です」という声が聞こえた。拓也たちが声の主を探していると目の前の花の陰から二人の小美人が現れたのだった。コスモスと名乗る二人組は地球に人類が現れるよりも前から住んでいると言った。今から一万二千年前、彼女たちコスモス民族は「モスラ」を地球の守り神と崇め差別や争いのない高度な文明社会を築いたが、一部の科学者が気候を自由に操る装置を作り出したことで「地球生命」は身の危険を感じ黒いモスラを出現させた。破壊本能を持つ「バトラ」は地球上の生命体を脅かす物を徹底的に攻撃したが、人類のために戦うモスラによって北の氷の海に沈められた。バトラが気象装置を破壊したことで起きた大洪水が大陸を飲み込み、一部のコスモス民族はモスラとともに高い山に避難した。そして今、隕石の落下と丸友観光の開発がきっかけとなりモスラの卵が地上に現れたのだ。彼女たちが最も恐れているのはバトラの復活だった。

屋台的映画館

ゴジラVSキングギドラ

  • posted at:2022-07-10
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすきんぐぎどら
東宝映画
配給:東宝
製作年:1991年
公開日:1991年12月14日
監督:大森一樹
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
脚本:大森一樹
撮影:関口芳則
美術:酒井賢
照明:粟木原毅
録音:宮内一男
編集:池田美千子
助監督:米田興弘
製作担当者:徳増俊郎
音楽:伊福部昭
擬斗:宇仁貫三
操演:ローカスト
カースタント:スーパー・ドライバーズ
特殊技術・撮影:江口憲一 大根田俊光
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:松本光司
特殊技術・造形:小林知己
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
特技監督:川北紘一
製作協力:ファーストウッド・エンターテインメント
出演:中川安奈 豊原功補 小高恵美 原田貴和子 小林昭二
アメリカンビスタ カラー 102分

1992年、東京上空に巨大な未確認飛行物体が飛来した。横須賀沖の護衛艦たかつきがレーダーで航跡を捉えていたが富士山麓上空で姿を消した。一方、峯岡山分屯基地のレーダーでも同様の航跡が確認されていた。この飛行物体は前日、能登半島西側の日本海で確認されたが、そこは巨大植物怪獣・ビオランテとの戦いで追われたゴジラが眠る地点だった。1000日が経過したがゴジラはまだ抗核エネルギーバクテリア(ANEB)によって活動が抑えられていた。

雑誌ムーの編集記者の森村千晶は恋人で超常現象専門のノンフィクションライターの寺沢健一郎に飛行物体についての原稿を依頼しようとしたが、彼の興味は福岡恐竜ワールドで起きた事件の方にあった。福岡シーサイド公園で行われたイベント会場に、ティラノサウルスの復元模型に垂れ幕を掛け抗議する老人が現れたというのだ。寺沢は博多へ飛び焼き鳥屋台「らごす」を営む池畑益吉に取材を申し込んだ。池畑が恐竜を神格化する理由。それは太平洋戦争時にマーシャル諸島にあるラゴス島に上陸した際、そこに棲んでいた恐竜がアメリカ軍から守ってくれたというのだ。昭和19年2月、両隣のルオット島とクェゼリン島は玉砕の運命を辿ったが、池畑がいた守備隊は生き延びることが出来たのだった。島を守ろうとした恐竜のおかげで命拾いした彼らは日本に帰国したが、そのことは報告書に記載されなかった。東京に戻った寺沢は東都大学古生物学教授の真崎洋典を訪ね池畑のことを話すと、1977年にニュージーランド沖で引き揚げられた巨大な腐乱死体を例に全ての恐竜が死滅したわけではないという持論を説いた。1954年3月、ビキニ環礁で大規模な水爆実験が行われラゴス島は多量の放射能を浴びた。寺沢は真崎の説を踏まえラゴス島の恐竜がゴジラになったのではないかと考えた。

前日の夜に富士山麓の上空で自衛隊のヘリが行方不明になったというニュースが世間を騒がせている中、寺沢に千晶から電話が掛かってきた。帝洋グループ総帥・新堂靖明が日本陸軍少佐としてラゴス守備隊に所属していた際の指揮官だったことがわかったのだ。二人は恐竜について取材するために新堂と会ったが、彼は貴重な時間を無駄にしたと一蹴した。だが最初に会った日から10年後に行われた核実験の影響で恐竜がゴジラになったと考えると寺沢が言うと、新堂はまだ誰にも見せたことがない当時の写真を黙って手渡した。

屋台的映画館

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