東宝映画
配給:東宝
製作年:1993年
公開日:1993年12月11日
監督:大河原孝夫
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
脚本:三村渉
音楽監督:伊福部昭
撮影:関口芳則
美術:酒井賢
照明:望月英樹
録音:宮内一男
編集:米田美保
助監督:三好邦夫
製作担当者:前田光治 金澤清美
特殊技術・撮影:江口憲一 大根田俊光
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:鈴木豊
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
特技監督:川北紘一
出演:高嶋政宏 佐野量子 小高恵美 原田大二郎 宮川一朗太
アメリカンビスタ カラー 107分
1992年、留まることを知らぬゴジラの被害に対し日本政府は国連G対策センター本部を筑波に設立した。この施設に世界中の英知を集め、対ゴジラ用戦闘マシンの開発に着手した。まず1号機としてガルーダを試作したが、優れた飛翔能力に比べ戦闘能力に大きな課題を残した。より強力な2号機の開発を課されたG対策センターは海底からメカキングギドラを引き揚げ23世紀のロボット工学を徹底的に解明、分析した。更にこれまで考案された幾多の対G兵器の技術と経験を活かして史上最強最高の戦闘マシンを誕生させようとしていた。
1994年、ガルーダの開発チームにいたロボット技師の青木一馬は左遷され格納庫の管理を任されていたが、辞令によりGフォースへの出向を命じられた。2号機にはハイパーオペレーションシステムが搭載され精鋭3名で全ての操縦を行うが、彼はその補欠メンバーとして選ばれたのだ。准尉となった青木がGフォース隊長の佐々木拓也大尉や曽根崎淳少尉にしごかれていた頃、国立生命科学研究所の調査隊がベーリング海のアドノア島に到着した。日露合併油田会社の調査員・桂木邦雄の依頼によるものだが、掘削作業中にある物を発見したからだ。古生物学博士の大前裕史と研究員の五条梓は翼竜・プテラノドンの化石よりも貴重な卵があることに驚いた。調査隊はヘリコプター内に卵を持ち込み研究を行っていたが、その夜巨大なプテラノドン=ラドンが現れそれに呼応するように卵が光り始めたのだった。ラドンが調査隊を襲い始めると、今度は海からゴジラが現れた。2体が争う間に調査隊は島を脱出した。
アドノア島で発見された翼竜の卵は国立生命科学研究所に運び込まれた。大々的に報じられたニュースを食堂で見た青木は居ても立っても居られなくなった。何故なら彼は履歴書の趣味の欄にプテラノドンと書く程の翼竜マニアだからだ。Gフォースを無断で抜け出した青木は車で京都に向かうと勝手に研究所の関係者ブースに入り込み孵卵器の卵と対面した。怒った梓に追い返されたが、ただでは転ばない一馬は卵に付着していた植物のサンプルを持ち出すと独自で調べることにした。食堂で同席した職員の三枝未希は机に置いていたその植物から微弱なエネルギーを感じた。彼女には一般の人にはない特殊な能力があるのだ。
屋台的映画館
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