忍者ブログ

木枯し紋次郎 関わりござんせん

  • posted at:2022-11-13
  • written by:砂月(すなつき)
こがらしもんじろうかかわりござんせん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年9月14日 併映「不良番長 一網打尽」
監督:中島貞夫
企画:俊藤浩滋 日下部五朗
原作:笹沢佐保
脚本:野上龍雄
撮影:わし尾元也
照明:中山治雄
録音:野津裕男
美術:吉村晟
音楽:津島利章
編集:市田勇
監督補佐:牧口雄二
助監督:俵坂昭康
記録:牧野淑子
装置:米沢勝
装飾:米田澄臣
美粧・結髪:東和美粧
演技事務:上田義一
スチール:中山健司
衣裳:豊中健
擬斗:上野隆三
進行主任:上田正直
出演:菅原文太 中村英子 市原悦子 待田京介 山本麟一
シネマスコープ カラー 90分

喧嘩場で今市の藤兵衛親分を斬った木枯し紋次郎は舎弟たちから命を狙われていた。旅の途中で水を貰おうと民家に立ち寄ったところ、母親が産まれたばかりの子供を今にも間引こうとしている現場に出くわした。紋次郎は銜えていた長楊枝を吹き矢のように飛ばしてそれを阻止すると、いけねえよと駆け寄って子供を引き剥がした。おまんというその女は半年前に亭主と死に別れ二人の子供とどう生きて行こうかと迷っていた。そんな彼女の姿に紋次郎は自分の生い立ちを重ね合わせた。上州新田郡三日月村の貧しい農家の六男として生まれた彼は食い扶持を減らすために間引きされそうになったが、十二歳上の姉お光の機転で命拾いをしたのだった。紋次郎は間引きしたのが生みの親ならそれだけ恨みが深くなるからお止めなさいと懐から銭を取り出した。すると出て行く彼におまんは両手を合わせた。その後、茶屋で一服していた紋次郎はおまんが子供たちを道連れにして死んだという噂話を聞いた。

国定忠治一家が開く妙龍山法圓寺の賭場に紋次郎は立ち寄ったが、代貸三ッ木の文蔵から藤兵衛の舎弟金蔵が身内を十人ばかり連れて旅に出たことを聞いた。雨が降る中、今夜泊まる納屋に向かう紋次郎に二人の浪人が立ちはだかり容赦なく斬り捨てると、体調を崩してしゃがみ込んでいた男が助かったと呟いた。その男は賭場にいた八幡の常平という渡世人で、彼の懐を狙ってつけてきた男たちに襲われたのだ。紋次郎から薬をもらった常平は賭場で賽の目が出過ぎたのが不安だったと言った。常平はこの御恩はきっと返させていただきますと頭を下げるが、紋次郎は別にお前さんを助けようとしたわけではないから恩返しなどという鬱陶しいことは止めて欲しいと言って出て行った。

数日後、法圓寺にやってきた金蔵は国定一家と縁もゆかりもない紋次郎を何故庇い立てするのかと文蔵を問い詰めた。すると例え一時であっても盆の前で遊んで行けば一家にとって大事な客だから、仮に居場所を知っていたとしても教えるはずがないと静かな声で言った。金蔵たちが諦めて引き返すと、文蔵は舎弟の菊次に塩でも撒いておけと命じた。

屋台的映画館
PR
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

 

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア