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きらきらひかる

  • posted at:2022-11-22
  • written by:砂月(すなつき)
きらきらひかる
フジテレビジョン
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
製作年:1992年
公開日:1992年10月24日
監督:松岡錠司
製作:村上光一
企画:堀口壽一
プロデューサー:河井真也 梅川治男
プロデューサー補:池田知樹
原作:江國香織
脚本:松岡錠司
音楽:茂野雅道
撮影:笠松則通
照明:水野研一
美術:遠藤光男
録音:菊地進平
編集:岸真理
助監督:大原盛雄
製作担当:丸山昌夫
企画:スペースボンド
制作:ティンダーボックス
出演:薬師丸ひろ子 豊川悦司 筒井道隆 土屋久美子 柴田理恵
アメリカンビスタ カラー 103分

イタリア語の翻訳の仕事を始めて間もない香山笑子は情緒不安定気味で精神科に通っていた。医師から明らかな異常は認められないというお墨付きをもらった彼女は母・千秋から見合いの話を聞いた。相手は岸田睦月という医師で、笑子は写真をチラリと見ていいんじゃないのと素っ気なく答えた。翌日、見合い会場で睦月と会ったが笑子はしゃべらなかった。何故なら彼が話し掛けてこなかったからだ。それだけの理由で口論が始まったが、それがきっかけとなってお互いが相手のことを知ろうと探り始めた。笑子は自分が悪者になったまま別れようとしたが、結局出来ずに通院していたことを打ち明けた。すると睦月も男としか付き合えないから独身なんだと打ち明けた。心の秘め事を開放して気持ちが楽になった二人は納得して結婚に踏み切った。新婚生活が始まったが二人の寝室は別だった。睦月が寝静まると笑子は自分の部屋へ行き仕事を始めた。仕事を円滑に進めるためにはクラシック音楽とアルコールが必須だったが、それは明け方まで続いた。笑子が目覚めると睦月は既に出勤していたが、テーブルには朝食が用意されていた。それを食べて出版社に出掛けると、原稿を読んだ社長からいつまでもアルバイト扱いするわけには行かないから1年契約をしませんかと提案された。しかも全てのイタリア本を任せると言われ驚きを隠せなかった。駆け出しの彼女にとってこんなにもうれしいことはなかった。

数日後、二人は近所のファミリーレストランに車で出掛けた。笑子の提案で睦月の恋人の藤島紺と会うことになっていたが、何度電話を掛けても出なかった。笑子は気を遣い、家まで歩いて帰るからアパートまで行ってあげたらと言った。向こうが約束をすっぽかしたのだから何の心配もいらないと睦月は言うが、笑子は頑なに譲らなかった。仕方なく彼女が言う通りにアパートへ向かうと部屋には鍵が掛かっていなかった。紺が出掛けていたため、いつものように部屋を片付けると干してあった洗濯物を取り込んで畳んだ。家に帰ると笑子はグラスを脇に置いたベッドで寝ていた。優しく起こした睦月は飲んでもいいけど程々にしないと体に良くないと忠告した。カチンときた笑子が保護者ヅラしないでと反論すると、睦月は保護者代わりに旦那になる程お人好しじゃないと言った。
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プロフィール

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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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