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東京流れ者

  • posted at:2022-11-30
  • written by:砂月(すなつき)
とうきょうながれもの
日活
配給:日活
製作年:1966年
公開日:1966年4月10日 併映「日本仁侠伝 血祭り喧嘩状」
監督:鈴木清順
企画:仲川哲朗
原作:川内康範
脚本:川内康範
撮影:峰重義
照明:熊谷秀夫
録音:秋野能伸
美術:木村威夫
編集:井上親彌
助監督:葛生雅美
色彩計測:森勝
現像:東洋現像所
製作担当者:岡田康房
漫画:清水崑
音楽:鏑木創
主題歌:「東京流れ者」渡哲也
挿入歌:「ブルーナイトインアカサカ」鹿乃侑子
・・・:「男のエレジー」二谷英明
技斗:高瀬将敏
出演:渡哲也 松原智恵子 川地民夫 二谷英明 郷鍈治
シネマスコープ カラー 110分

やくざ稼業から不動産業にくら替えした倉田組を苦々しく思う大塚組は元組長の倉田が持つ自社ビルを分捕る計画を立てたが、いつ暴発するかわからない本堂哲也の存在を脅威に感じていた。かつて不死身の哲と呼ばれた哲也だったが、倉田組が解散したことにより自らも足を洗った。組長の大塚は身内になるよう誘ったが断られたため、ちょっかいを出して昔のように暴れさせ倉田の責任問題に発展させようとした。だが倉田を慕う彼は言いつけを守り一切抵抗をしなかった。今までとは人が変わり倉田の片腕にはなりそうもないと考えた大塚はそれをチャンスと見て計画を推し進めることにした。

倉田はクラブ・アルルを買い入れるために金融業者の吉井から借金をしていた。800万円の手形の期限が3日後に迫っていたが、アルルの支配人をする部下の熊本によると300万円しか用意出来そうもないという。本来なら余裕で工面出来る金額だが、組を解散したことや大塚組に遠慮して誰も見向きもしなくなったのだ。倉田から話を聞いた哲也は吉井に会って直接掛け合うことにした。300万円を先に払い残金の500万円を毎月100万円ずつ返済し、出来なければ命を差し上げると言った。するとあんたはそんなに倉田さんのことが好きなのかいと吉井は笑い返済期限を延ばすことにした。やがて二人が酒を飲み始めると事務員の睦子はこっそりと抜け出しジャズ喫茶マンホールに出入りする恋人の田中に二人の会話を報告した。翌日の午後3時に手形の書き換えのために倉田が尋ねてくることを伝えると、田中はうまく行ったら結婚しようと言った。大塚の命令でアルル専属の歌手で哲也の恋人の千春を誘拐した田中は待っていた車に乗り込んだが、違う道を走っていることに気づき何処へ行くんだと運転手に尋ねた。振り向いたその顔は哲也だった。驚いた田中は殴り掛かるが、彼のハンドル捌きにより気絶した。千春を救い出した哲也はタクシーでマンションまで送るとおやすみとだけ言って別れた。

午後3時前に800万円を耳を揃えて返すという電話が哲也から掛かった。何かあったら困るから持ってきて欲しいと吉井が言うと、哲也は命を差し上げると言った話を信用出来ないのかと苛立たし気に言った。吉井は少し考えた末に抵当物件の一切を用意して伺うと約束すると、哲也は早速車を向かわせますと喜んで電話を切った。吉井が会話したのは哲也の声真似をした田中だった。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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