忍者ブログ

ゴジラVSキングギドラ

  • posted at:2022-07-10
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすきんぐぎどら
東宝映画
配給:東宝
製作年:1991年
公開日:1991年12月14日
監督:大森一樹
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
脚本:大森一樹
撮影:関口芳則
美術:酒井賢
照明:粟木原毅
録音:宮内一男
編集:池田美千子
助監督:米田興弘
製作担当者:徳増俊郎
音楽:伊福部昭
擬斗:宇仁貫三
操演:ローカスト
カースタント:スーパー・ドライバーズ
特殊技術・撮影:江口憲一 大根田俊光
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:松本光司
特殊技術・造形:小林知己
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
特技監督:川北紘一
製作協力:ファーストウッド・エンターテインメント
出演:中川安奈 豊原功補 小高恵美 原田貴和子 小林昭二
アメリカンビスタ カラー 102分

1992年、東京上空に巨大な未確認飛行物体が飛来した。横須賀沖の護衛艦たかつきがレーダーで航跡を捉えていたが富士山麓上空で姿を消した。一方、峯岡山分屯基地のレーダーでも同様の航跡が確認されていた。この飛行物体は前日、能登半島西側の日本海で確認されたが、そこは巨大植物怪獣・ビオランテとの戦いで追われたゴジラが眠る地点だった。1000日が経過したがゴジラはまだ抗核エネルギーバクテリア(ANEB)によって活動が抑えられていた。

雑誌ムーの編集記者の森村千晶は恋人で超常現象専門のノンフィクションライターの寺沢健一郎に飛行物体についての原稿を依頼しようとしたが、彼の興味は福岡恐竜ワールドで起きた事件の方にあった。福岡シーサイド公園で行われたイベント会場に、ティラノサウルスの復元模型に垂れ幕を掛け抗議する老人が現れたというのだ。寺沢は博多へ飛び焼き鳥屋台「らごす」を営む池畑益吉に取材を申し込んだ。池畑が恐竜を神格化する理由。それは太平洋戦争時にマーシャル諸島にあるラゴス島に上陸した際、そこに棲んでいた恐竜がアメリカ軍から守ってくれたというのだ。昭和19年2月、両隣のルオット島とクェゼリン島は玉砕の運命を辿ったが、池畑がいた守備隊は生き延びることが出来たのだった。島を守ろうとした恐竜のおかげで命拾いした彼らは日本に帰国したが、そのことは報告書に記載されなかった。東京に戻った寺沢は東都大学古生物学教授の真崎洋典を訪ね池畑のことを話すと、1977年にニュージーランド沖で引き揚げられた巨大な腐乱死体を例に全ての恐竜が死滅したわけではないという持論を説いた。1954年3月、ビキニ環礁で大規模な水爆実験が行われラゴス島は多量の放射能を浴びた。寺沢は真崎の説を踏まえラゴス島の恐竜がゴジラになったのではないかと考えた。

前日の夜に富士山麓の上空で自衛隊のヘリが行方不明になったというニュースが世間を騒がせている中、寺沢に千晶から電話が掛かってきた。帝洋グループ総帥・新堂靖明が日本陸軍少佐としてラゴス守備隊に所属していた際の指揮官だったことがわかったのだ。二人は恐竜について取材するために新堂と会ったが、彼は貴重な時間を無駄にしたと一蹴した。だが最初に会った日から10年後に行われた核実験の影響で恐竜がゴジラになったと考えると寺沢が言うと、新堂はまだ誰にも見せたことがない当時の写真を黙って手渡した。

屋台的映画館
PR

GONIN2

  • posted at:2022-05-08
  • written by:砂月(すなつき)
ごにんつー
衛星劇場
配給:松竹
製作年:1996年
公開日:1996年6月29日
監督:石井隆
製作:奥山和由
プロデューサー:室岡信明
脚本:石井隆
撮影:佐々木原保志
照明:牛場賢二
美術:山崎輝
音楽:安川午朗
録音:北村峰晴
編集:奥原好幸
スクリプター:小山三樹子
スタイリスト:勝俣淳子
メイク:豊川京子
ガン・エフェクト・コーディネーター:納富貴久男
アクション・コーディネーター:柴原孝典
特殊機械:露木聡
オプチカル:金子鉄男
スチール:笹田和俊
衣裳:能澤宏明 斎藤真喜子
特殊メイク:原口智生
助監督:横山浩幸
企画協力:石田康男 百田英生
製作担当:佐々木裕二
製作協力:M・M・I・株式会社
出演:緒形拳 大竹しのぶ 余貴美子 喜多嶋舞 夏川結衣
アメリカンビスタ カラー 108分

外山鉄骨社長・外山正道は暴力団野崎組から激しい借金の取り立てを受けていた。野崎組傘下の中嶋組のチンピラたちに弄ばれ自殺した妻・陽子の敵を討つために外山は工場に籠って日本刀を一本作った。翌日、中嶋組の事務所に踏み込んだ彼は陽子を殺した男の居場所を聞き出そうとするが、腰を抜かした組長は証文を返すからと金庫を開けた。そしてその中に隠してあった銃を振り向きざまにぶっ放すが、外山は背後にいた。組長を葬った彼は組員の連絡先が書かれた住所録と金庫の中の札束5つを手に入れ、返り血を洗い流し着替えると宝石店に向かった。陽子が欲しがっていた猫目石の指輪を誕生日プレゼントにする約束を果たすためだったが、店内は大混乱に陥っていた。

外山が中嶋組の事務所にいた頃、スタンガンを忍ばせた蘭が店員から宝石を奪おうとしていた。彼女はフィットネスクラブを運営していたが、パトロンから見限られてしまい金に困って犯行を計画したのだ。ところがそこに銃で武装した強盗団がやってきたことで失敗に終わった。店内には彼女がスタンガンを買うのを見てついてきた早紀。夫の浮気現場に遭遇して離婚を決意したが、抜けなくなった結婚指輪を取ってもらうためにきていた志保。セーラー服姿で商売が出来なくなったことに失望しふらりとやってきた娼婦のサユリ。そして強盗団の手引きをした店員のちひろがいた。物色する強盗団の一人を蘭が軽い身のこなしでノックアウトし奪った銃で別の男を射殺した。すると早紀が加勢し別の一人を人質に取った。リーダー格の梶は恋人のちひろに銃を突きつけてこいつを殺すぞと蘭を脅すが、逆に赤の他人でやりたきゃやればと怒鳴られて意気消沈し銃を捨てた。宝石を奪った蘭と早紀はちひろを人質にして逃げたが、何故か志保とサユリもついてきたのだった。階段で5人とすれ違った外山は何が起きたのか理解出来なかった。だが店内から出てきた男が中嶋組のチンピラの一人だったことだけは確信が持てた。

みんなで命を張ったのだから宝石を山分けしようと蘭が提案すると、事情に詳しいちひろはバラ売りだと二束三文にしかならないので換金した方がいいと提案した。結論が出ないまま蘭があらかじめ隠しておいた車で横浜に向かい営業を終えたディスコに逃げ込むが、そこに外山が現れ498万円の猫目石を売ってくださいと札束を置いた。

屋台的映画館

ゴジラVSビオランテ

  • posted at:2022-03-06
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすびおらんて
東宝映画
配給:東宝
製作年:1989年
公開日:1989年12月16日
監督:大森一樹
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
原案:小林晋一郎
脚本:大森一樹
撮影:加藤雄大
美術:育野重一
照明:粟木原毅
録音:宮内一男
編集:池田美千子
助監督:井上英之
製作担当者:森知貴秀
音楽:すぎやまこういち
ゴジラ テーマ曲:伊福部昭
擬斗:宇仁貫三
カースタント:スーパー・ドライバーズ
特殊技術・撮影:江口憲一
特殊技術・特美:大沢哲三 長沼孝
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・造形:安丸信行 品田冬樹
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭 久米攻
特殊技術・操演:松本光司
特殊技術・助監督:松本清孝
特技監督:川北紘一
出演:三田村邦彦 田中好子 高嶋政伸 小高恵美 沢口靖子
アメリカンビスタ カラー 105分

三原山の火口に沈んだゴジラによって襲撃を受けた東京は、一夜にして先端テクノロジーの近代都市からゴーストタウンへと変貌した。都内で非常警戒体制が解除される中、特に被害が酷い新宿一帯には立入制限が掛けられたままだった。そこでは自衛隊による残留放射能や汚染物質の調査、ゴジラによって破壊された首都防衛移動要塞・スーパーXの回収、そしてゴジラの皮膚片の採取が行われていた。同じ頃、別の立入禁止区域に侵入したバイオメジャーの工作員もG細胞を手に入れたが、自衛隊員に発見され銃撃戦となった。何とか逃げ延びた3人だったが、潜んでいたサラジア共和国の工作員・SSS9に射殺されG細胞の入ったケースを奪われた。

サラジア共和国に運ばれたG細胞は生物工学研究所へ送られ、白神源壱郎遺伝子工学博士のもとで研究が行われることになった。所長のアブドール・ザルマンは将来自国で農産物を生産したいと考えていた。そのためには砂漠の環境に強い植物が必要であるため白神に希望を託したのだ。彼の娘で助手の英理加は小麦とサボテンの細胞を融合させ砂漠でも育つ小麦を既に完成させていた。そこにG細胞の自己再生能力の遺伝情報を組み込めば枯れることを知らない夢の穀物が出来上がると考えられた。ところがバイオメジャーによって研究棟が破壊され、白神は研究成果とG細胞、そして英理加をも失った。悲しみに暮れる白神は日本に戻ると芦ノ湖畔に植物研究所を建てひっそりと暮らすことにした。英理加が好きだったバラとともに。それから5年後、白神は英理加の親友だった精神科学開発センター研究員の大河内明日香と特殊な能力を持つ三枝未希を招いた。植物に精神的なエネルギーがあることは様々な実験でわかっており、その植物とコンタクトを取れる人物を白神は捜していたのだ。だが未希はバラの声を聞くことが出来なかった。

ある日、三原山で連続した地震とともに火口からの噴煙が観測された。その頃、精神科学開発センターでは研究対象の子供たちが同じ夢を見ていることが判明した。それがゴジラであることを知った明日香が国土省を訪ねると、事態を重く見た出向中の権藤吾郎陸上自衛隊一佐は黒木翔三等特佐に調査を命じた。黒木がヘリコプターで三原山の上空に向かうと、同乗した未希はゴジラが活動を始めている様子を感じ取った。

屋台的映画館

GONIN

  • posted at:2022-02-25
  • written by:砂月(すなつき)
ごにん
ぶんか社=イメージ・ファクトリー・アイエム
配給:松竹
製作年:1995年
公開日:1995年9月23日
監督:石井隆
エグゼクティブプロデューサー:三浦寛二
製作総指揮:奥山和由
プロデューサー:新津岳人 本木克英
脚本:石井隆
撮影:佐々木原保志
撮影効果:奥山悟 上野隆治
照明:牛場賢二
音楽:安川午朗
美術:山崎輝
録音:北村峰晴
編集:川島章正
記録:松葉勢津子
スチール:中原一彦
衣裳:松本美奈子
メイク:山本佐奈恵
特殊メイク:原口智生
刺青:霞涼二
ガン・エフェクト:納富貴久男
擬斗:柴原孝典
助監督:石田和彦 横山浩幸
製作担当:宮川健治
挿入歌:「紅い花」ちあきなおみ
提供:Team Okuyama
製作協力:フロム・ファースト KANOX
出演:佐藤浩市 本木雅弘 根津甚八 椎名桔平 竹中直人
アメリカンビスタ カラー 109分

かつてはヤングエグゼクティブとマスコミにもてはやされたディスコ・バーズのオーナーの万代樹木彦だったが、バブルの崩壊で暴力団・大越組から多額の借金をしたことが原因で返済に苦しんでいた。ある夜、憂さ晴らしのために新宿のバッティングセンターへ行ったが、サラリーマン風の男・荻原昌平に絡まれた。突然振り下ろしてきた金属バットを交わして顔面をぶん殴ると、荻原は号泣し始めた。彼は会社をリストラされて街を彷徨っていたのだ。荻原のことが心配になった万代は彼を車に乗せると店に戻ったが、そこで待っていたのは大越組の若頭・久松茂と組員たちだった。お帰りくださいと頭を下げる万代に対し組員の野本は横柄な態度を取った。すると見兼ねた荻原がバットで応酬したが返り討ちに遭いノックアウトされた。野本は調子に乗って近くにいた女に声を掛けたが、それは美青年の三屋純一だった。体を触られることを嫌がる彼はナイフで一突きした。顔に傷をつけられた野本は懐から出した拳銃を三屋に向けるが、それを止めたのは大越組の若頭・久松茂だった。久松は組長が怒っているから明日顔を出せと万代に言うと何事もなかったように帰って行った。

三屋が店内にいた理由、それは万代に復讐をするためだった。傷害罪で刑務所に入っていた彼はそれが万代の密告によるものだと思い込んでいたのだ。三屋が5千万円を要求してくると、万代は運が良ければ1億円もの大金が絵に描いたように簡単に手に入ると言って計画に誘った。大越組の金庫に眠る札束を強奪する計画を企てる万代は元刑事の氷頭要を仲間に引き入れる予定で、もう一人腕の立つ人物が必要だと考えていたのだ。

翌日、万代は借金の返済の期日を延ばしてもらうために大越の事務所を訪れるが、それは室内に置いてある金庫の在り処を確かめるためだった。その夜、氷頭要を捜してスナック・ピンキーに行くと彼は店の用心棒として働いていた。氷頭は汚職事件でクビになったが、マスコミにネタを売ったのが万代だと思い込んでいたのだ。万代はそれが大越組によるものだと説明し、警察に届け出ることが出来ない金を強奪する計画を話した。だが氷頭は何も言わずに店の奥へ消えた。

屋台的映画館

ゴジラ(1984年)

  • posted at:2021-12-05
  • written by:砂月(すなつき)
ごじら
東宝
配給:東宝
製作年:1984年
公開日:1984年12月15日
監督:橋本幸治
製作:田中友幸
原案:田中友幸
脚本:永原秀一
協力製作:田中文雄
撮影:原一民
美術:櫻木晶
照明:小島真二
録音:田中信行
製作担当者:森知貴秀
特別スタッフ:竹内均 青木日出雄 大崎順彦 クライン・ベルシュタイン 田原総一朗
音楽:小六禮次郎
演奏:東京交響楽団
指揮:中谷勝昭
挿入歌:「さよならの恋人」沢口靖子
・・・:「GODZILLA」スターシスターズ
助監督:大河原孝夫
編集:黒岩義民
コンピュータグラフィックス:土屋裕
映像協力:坂田俊文
現像:東京現像所
特殊技術・撮影:山本武 大根田俊光
特殊技術・美術:井上泰幸
特殊技術・照明:三上鴻平
特殊技術・造形:安丸信行
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭 久米攻
特殊技術・操演:松本光司 宮川光男
特殊技術・サイボット製作:水野俊一
特殊技術・視覚効果:宮西武史
特殊技術・作画:塚田猛昭 石井義雄
特殊技術・合成:真野田嘉一
特殊技術・助監督:浅田英一
特殊技術・製作担当者:池田雅行
特技監督:中野昭慶
製作協力:東宝映像株式会社
出演:小林桂樹 田中健 沢口靖子 宅麻伸 小沢栄太郎
アメリカンビスタ カラー 103分

伊豆諸島南端の大黒島で起きた噴火から3か月後、ヨットで航行していた東都日報大島通信局の新聞記者・牧吾郎は前夜の時化で遭難した鯖漁船第五八幡丸を発見した。生存者を救助するために乗り込んだところ、船内には異臭が充満し船員は皆ミイラと化していた。だが奥の部屋のロッカーに閉じ籠った青年だけ奇跡的に息があった。彼を外へ運び出そうとしたその時、フナムシのような形状をした巨大な生物が突然襲い掛かってきた。その生物は体勢を崩した牧に噛みつこうとするが、それを阻止したのは意識を取り戻した青年が握る鉈だった。明法大学理学部3年生の奥村宏は嵐の夜に見たことを事細かく牧に話した。いきなり島が盛り上がり巨大な岩のような怪物が青白い光を放ちながら咆哮した、と。その話に興奮した牧は島に戻ると東京本社の喜多川デスクに電話を掛けるが、でっちあげだとして相手にされなかった。

海上保安庁のレスキュー隊に救助され関東第二警察病院に入院した奥村に面会したのは彼の大学の恩師である生物学者の林田信だった。奥村は海上保安庁や警察、政府関係者など聴取にきた者に目の前で起きた出来事を何度も話したが信じて貰えなかった。そのことを訴えると林田は信じられなくて当たり前だと言い、数枚のスチール写真を手渡した。そして奥村の目の色が変わるのを確認すると辺見昇内閣調査室長に報告した。奥村が見た巨大な生物はゴジラだった。大黒島の噴火で地殻変動が起こり地表に押し出されてきたのだ。その話はすぐに三田村清輝総理大臣の耳に入り、武上弘隆内閣官房長官と相談した上でしばらく公にしないことに決めた。

怒り心頭の牧は本社に乗り込むとどうして記事が没になったのかと喜多川に詰め寄った。するとそれには事情があると言って喜多川は編集局室に連れて行った。伍堂編集局長は海上保安庁や警察庁に箝口令が敷かれ第五八幡丸は未だに行方不明ということになっていると言った。政府はゴジラの存在を認めているが、牧の記事が国民の目に触れると人心の動揺や経済の混乱だけでなく政変にまで及ぶことを恐れているのだ。武上の許可を得た伍堂は、牧を林田生物物理研究所に送り取材の継続を命じた。

屋台的映画館

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア