東宝映画
配給:東宝
製作年:1992年
公開日:1992年12月12日
監督:大河原孝夫
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
脚本:大森一樹
音楽監督:伊福部昭
撮影:岸本正広
美術:酒井賢
照明:望月英樹
録音:斉藤禎一
編集:米田美保
助監督:三好邦夫
主題歌:「モスラの歌」今村恵子 大沢さやか
挿入歌:「聖なる泉」今村恵子 大沢さやか
・・・:「マハラ モスラ」今村恵子 大沢さやか
製作担当者:森知貴秀 前田光治
特殊技術・撮影:江口憲一 大根田俊光
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:松本光司
特殊技術・造形:小林知己
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
特技監督:川北紘一
出演:別所哲也 小林聡美 村田雄浩 小高恵美 米澤史織
アメリカンビスタ カラー 107分
トレジャーハンターの藤戸拓也はタイ王国のアユタヤ遺跡に忍び込み秘宝のガネーシャ像を持ち出そうとしたが国家警察に逮捕された。収監された彼に接触してきたのは日本からやってきた内閣安全保障室室長の土橋竜三、丸友観光社長秘書の安東健二、そして拓也の元妻で東都大学環境情報センター所員の手塚雅子だった。今からひと月前に巨大な隕石が小笠原海溝に落下し土橋たちは地球環境への影響を様々な角度から調査していたが、インドネシア諸島のインファント島で巨大な何かを発見した。国家環境計画局の依頼で拓也をスカウトしにきたのだが、発掘調査を行う約束をすれば今すぐにでも釈放の手続きを行うと土橋は約束した。ところがこの計画に雅子が拘わっていることから拓也は即座に断った。何故ならあと一週間も我慢すれば誰の手も煩わせずに釈放されると思ったからだ。ところがこの国では泥棒の罪は重く、しかも遺跡を破損させた罪が加われば最低でも十五年は難いと雅子は説明をした。それを知って青くなった拓也は前言を撤回した。同じ頃、国家環境計画局のGルームでは超能力者の三枝未希がメカキングギドラとの戦いで海底で眠りについたゴジラをマーキングしていた。だが隕石落下の影響で海流の動きが止まらず活動を開始したゴジラの行方を見失った。
拓也と雅子が向かうインファント島は丸友観光が開発を行っているため安東も同行した。目的地へ向かう途中で発見した洞窟には数万年前の壁画があり、更に奥まで進んで行くと突然開けた。そしてその先には目指していた巨大な物体があったが、それはまるで何かの卵のようだった。すると何処からか「モスラの卵です」という声が聞こえた。拓也たちが声の主を探していると目の前の花の陰から二人の小美人が現れたのだった。コスモスと名乗る二人組は地球に人類が現れるよりも前から住んでいると言った。今から一万二千年前、彼女たちコスモス民族は「モスラ」を地球の守り神と崇め差別や争いのない高度な文明社会を築いたが、一部の科学者が気候を自由に操る装置を作り出したことで「地球生命」は身の危険を感じ黒いモスラを出現させた。破壊本能を持つ「バトラ」は地球上の生命体を脅かす物を徹底的に攻撃したが、人類のために戦うモスラによって北の氷の海に沈められた。バトラが気象装置を破壊したことで起きた大洪水が大陸を飲み込み、一部のコスモス民族はモスラとともに高い山に避難した。そして今、隕石の落下と丸友観光の開発がきっかけとなりモスラの卵が地上に現れたのだ。彼女たちが最も恐れているのはバトラの復活だった。
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