東映動画
配給:東映
製作年:1980年
公開日:1980年12月20日 併映「’80アニメーション ザ・ベストテン」
監督:明比正行
製作:渡辺亮徳 今田智憲
原作:石森章太郎
総指揮:石森章太郎
プロデューサー:飯島敬 小湊洋市
脚本:中西隆三
脚本協力:ジェフ・シーガル
作画監督:山口泰弘
アニメ・キャラクターデザイン:山口泰弘
メカニック作画監督:角田紘一
メカニックデザイン:角田紘一
美術総設定:角田紘一
美術監督:伊藤岩光 海老沢一男
撮影監督:池田重好
編集:千蔵豊
録音:波多野勲
音楽:すぎやまこういち
主題歌:「10億光年の愛」町田義人
挿入歌:「さらばとは言わない」町田義人
挿入歌:「愛はまぼろし」山本百合子
製作担当:横井三郎
声の出演:井上和彦 杉山佳寿子 白石冬美 野田圭一 山田俊司
アメリカンビスタ カラー 130分
ネオ・ブラック・ゴーストとの戦いに勝利したサイボーグ戦士たちはそれぞれの国に戻り平穏な暮らしを送っていた。そして彼らを作り出したアイザック・ギルモア博士も一線から退き、赤ん坊の001=イワン・ウイスキーとともにコズモ博士が所長を務める国際宇宙研究所に居候として身を置いていた。ギルモアはもう自分には関係ないことだと耳を貸さなかったが、コズモは辺り構わず自分の理論を披露した。宇宙の深奥に母源となるべき超エネルギーが存在しており、彼がボルテックスと名付けたその超エネルギーをコントロール出来れば、地球のエネルギー問題が一挙に解決する。そのコントロール理論を完成したというのだ。ギルモアはその話よりもイワンが機嫌を損ねたことの方が気掛かりで、一生懸命にあやした。するとイワンは宇宙の一角からある奇怪な敵がやがて地球にやってくると警告を発した。それは一体何者かとコズモが尋ねると、イワンは「全宇宙の征服を狙う悪の権化・ゾア」と言った。その警告後に研究所直属の有人観測衛星・スペースウォッチコマンドが宇宙船の存在を確認した直後に妨害を受けたことから、ギルモアは緊急事態を解決するためにサイボーグ戦士たちを呼び寄せる苦渋の決断をした。
ギルモアは集まったサイボーグ戦士たちに詫び、地球破壊の手段としてゾアが研究所を目標に降下してきたに違いないと言った。彼らがエレベーターで降下すると、海底には巨大な宇宙船が鎮座していた。そして突如伸びてきたエアトンネルが研究所のハッチにつながると宇宙人が乗り込んできたのだった。009=島村ジョーを始めとするサイボーグ戦士たちが警戒する中、イワンが先方に敵意がないことを告げると宇宙人は礼を言ってバリアを解くとサバと名乗った。彼は母や護衛兵ともに宇宙船イシュメールでコマダー星を脱出したが、間もなくゾアの戦闘群の追跡を受け、防御カプセルに退避していたサバだけが助かった。だが他の乗員は神経組織破戒レーザーを撃ち込まれて命を落としたのだった。船は地球へ到達出来るよう自動航行システムがセットされていたため一人で無事に到達することが出来たのだった。コマダー星は地球によく似た惑星で、かつて探検隊を送ったことがあることから地球を兄弟星と呼んでいた。コマダー星を侵略したのはダガス星の帝王・ゾアの指令を受けた宇宙戦闘機軍団で、宇宙の中心にある超エネルギーの存在を発見し、そのコントロール理論を完成させたサバの父・コルビン博士を誘拐したのだった。彼は父を助けて欲しいと懇願したが、002=ジェット・リンクはとても信じられないと懐疑的な態度を取った。そのとき奇怪な宇宙戦闘機が地球上空の軌道に接近中という緊急連絡がスペースウォッチコマンドから入りその直後に破壊された。すると今度は室内にダガス軍団第一戦闘軍団長・ガロの姿が立体投影され、彼は無駄な抵抗は止めよと警告した。003=フランソワーズ・アルヌールが月へ向かう巨大な物体の存在を察知したことで、ダガスが電波探知が不可能な月の裏側に地球征服の前線基地を建設しようとしていることがわかると、サイボーグ戦士は地球を救うために戦うことを決めた。サバはイシュメールを提供する代わりにコマダー人の敵を取って欲しいと言った。
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