東宝
配給:東宝
製作年:1965年
公開日:1965年12月19日 併映「エレキの若大将」
監督:本多猪四郎
製作:田中友幸
脚本:関沢新一
撮影:小泉一
美術:北猛夫
録音:小沼渡
照明:小島正七
音楽:伊福部昭
整音:下永尚
監督助手:梶田興治
編集:藤井良平
音響効果:西本定正
合成:向山宏
現像:東京現像所
製作担当者:鈴木政雄 小池忠司
特殊技術・撮影:有川貞昌 富岡素敬
特殊技術・光学撮影:真野田幸雄 飯塚定雄
特殊技術・照明:岸田九一郎
特殊技術・美術:渡辺明
特殊技術・操演:中代文雄
特殊技術・監督助手:中野昭慶
特技監督:円谷英二
出演:宝田明 ニック・アダムス 水野久美 沢井桂子 田崎潤
シネマスコープ カラー 94分
196X年、地球連合宇宙局はXと名付けた木星の新衛星の調査のために探検用ロケット・P-1号を派遣した。13番目となるX星は他の衛星と比べて暗いことと望遠鏡の精度が低いために発見出来なかったが、たまたま第5衛星を観測中だった中央天文台が軌道の歪みから割り出したことで確認出来たのだ。世間を騒がせている怪電波の発信源がX星である可能性があることから、宇宙局員の富士一夫とグレンに調査を任せたのだった。P-1号が木星の裏側にあるX星に近づくと惑星の陰に入ったことで地球との通信は途絶えた。着陸後、グレンはロケットの傍でテレメーターを使って調査を行い、重力が地球の三分の一で気圧が十分の一であることを計測した。一方、一夫が国旗を立てるために小高い丘へ向かっていると突然上空で轟音とともに雷光が閃いた。異常なしという連絡を交わした後、丘の頂上に到達した一夫はその先で人間の足跡を見つけたことから注意喚起の報告を行ったが、グレンからの応答がなかったことから急いでロケットに引き返した。着陸地点にはグレンはおろかP-1号すらなかった。愕然とする一夫がグレンを捜していると円筒状の入り口が地表からせり上がり、君は危険な情勢にあるからと早く入るように促したのだった。人と名乗るアナウンスの声がグレンとP-1号を保護していると伝えると、敵わないと感じた一夫は渋々従うことにした。その頃、宇宙局の桜井博士はP-1号からの定時連絡がないことに焦りを感じていた。
一夫が地下の通路を進んで行くと広い部屋にたどり着き、そこでグレンと再会した。するとそこに5人のX星人が現れ二人を歓迎した。高度な技術を有する彼らが地下で生活している理由は、怪物ゼロと呼ばれる巨大宇宙生物が地表を荒らし回っているからだった。統制官がその様子をスクリーンに映すと、そこにはかつて地球で暴れ回ったキングギドラの姿があった。一夫が何故撃退しないのかと尋ねると、持てる力を注いで戦ったが敗北したため今はただ去るのを待つしか方法がないと統制官は答えた。やがて危機が去ると統制官は二人にある提案をした。それはガンの特効薬を提供する代わりに、地球にいる怪物ゼロワンとゼロツーを貸して欲しいというものだった。突飛な提案に困惑する一夫たちだったが、X星人はキングギドラがゴジラとラドンによって撃退されたことと、地球にいる2頭の所在地も知っていた。特使として地球に戻ることになった一夫とグレンは、キングギドラが地表にいないことを確認するとP-1号を発進させた。
一夫たちが国会でX星人からの要請を報告すると各代表は友好的な彼らに好意を感じたが、グレンはX星で起きた出来事を思い出し疑いの目を向けていた。キングギドラ襲来時に酸化水素工場を攻撃されると報告を受けた統制官は急いで翻訳機のスイッチを切ったのだ。水が重大な要素になると考えたグレンは一夫とともに真相を探ることにした。
屋台的映画館
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