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刑事物語

  • posted at:2016-11-28
  • written by:砂月(すなつき)
けいじものがたり
キネマ旬報社
配給:東宝
製作年:1982年
公開日:1982年4月17日 併映「ロングラン」
監督:渡邊祐介
製作:黒井和男
原作:片山蒼
脚本:渡邊祐介 武田鉄矢
音楽プロデューサー:三坂洋
音楽:青木望
テーマ曲:「唇をかみしめて」吉田拓郎
・・・:「駅におりたら」海援隊
・・・:「日差しに灼かれて」海援隊
撮影:矢田行男
照明:大西美津男
録音:本田孜
美術:秋森直美
編集:小川信夫
監督補:杉村六郎
アクション指導:松田隆智
技斗:渡辺安章
スタント:高橋レーシンググループ
アクション:ワールドアクショングループ
プロデューサー:藤倉博 黒木照美
出演:武田鉄矢 有賀久代 樹木希林 西田敏行 仲谷昇
アメリカンビスタ カラー 110分

博多祇園山笠祭りで賑わう7月15日の夜、博多署は歓楽街・中洲の風俗店「トルコ淀君」を管理売春の容疑で強制捜査した。ところが確たる証拠が見つからなかったことから、各新聞社は福岡県警の失態と朝刊に書き立てた。世間の批判に対し県警は捜査に当たった片山元刑事ひとりに責任を押し付け、彼を南沼津署へ左遷することで幕引きを図った。捜査から3日後の夜、片山は東京行きの寝台特急に乗ったが、彼の隣の客室には風俗嬢の三沢ひさ子がいた。上司の命令で店内を調べていた片山は、背後からいくら声を掛けても気づかずに浴槽を洗い続ける女を不審に思い近づいた。すると振り向いた女は彼を客だと思い、いらっしゃいませと挨拶した。耳が不自由であることがわかると、片山は静かに語り掛け警察手帳を見せた。それに驚いた女は助けてくださいとすがり泣いた。それがひさ子との出会いだった。取り調べを行った片山は彼女に身寄りがないことを知ると不憫に思い、身柄を引き取ることにしたのだ。沼津駅に到着すると二人は花園荘に向かったが、不動産屋の手違いで一部屋しか取れなかったため、同じ部屋に兄妹として住むことになった。

検挙率最低と言われる南沼津署の一係に配属された片山は、愛知県警が抱えている最重要の案件を説明された。沼津には竜神組、鉾田組、富木組という3つの組織暴力団があり、いずれも麻薬と女を財源にしていた。だがそれらが拘わったとされる事件の尻尾を掴んでも、身内を犠牲にして証拠を断つという巧妙な手口でいつも逃げられているのだ。女が殺された未解決の事件が半年に3件起きていることから、博多署で宙に浮いている経験豊富な片山を捜査に加えることにしたのだ。殺された3人は暴力団に縁もゆかりもない人物ばかりで、その彼女たちが何故売春し殺されたのかが謎だった。主婦の内藤幸子はスーパーのレジ係として働いていたが、夫が夜勤の時のみ売春をしていた。彼女をマークした沼津署が動こうとした矢先に幸子はアパートの屋上から転落死した。この日は夫の夜勤の日だった。勤め先のバーでの人気者だった杉谷京子は、宿代わりに使用していたと思われる自身のアパートで薬殺されていた。モデルの伊藤里美は両手、両足を折られた上に首を絞められ水死体で発見された。検死の結果、3人には性交回数が多いという共通点があったが、それ以外は何もわからなかった。

片山は藤堂係長とともに聞き込みを進めているうちに面白いことに気付いた。それは幸子の夫の夜勤が火曜日と金曜日、京子の休みが土曜日と日曜日、里美がよく休んだのが月曜日と木曜日ということだった。これを並べると水曜日以外の一週間が埋まるのだ。藤堂たちにそのことを話したが、それでと聞かれると後が続かなかった。

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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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