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空の大怪獣ラドン

  • posted at:2016-05-19
  • written by:砂月(すなつき)
そらのだいかいじゅうらどん
東宝
配給:東宝
製作年:1956年
公開日:1956年12月26日 併映「眠狂四郎無頼控」
監督:本多猪四郎
制作:田中友幸
原作:黒沼健
脚本:村田武雄 木村武
撮影:芦田勇
美術:北辰雄
録音:宮崎正信
照明:森茂
音楽:伊福部昭
特技監督:円谷英二
特殊技術・美術:渡辺明
特殊技術・照明:城田正雄
特殊技術・合成:向山宏
特殊技術・制作担当者:坂本泰明
監督助手:福田純
編集:岩下広一
音響効果:三縄一郎
現像:東洋現像所
制作担当者:眞木照夫
出演:佐原健二 白川由美 小堀明男 平田昭彦 村上冬樹
スタンダード カラー 82分

九州・阿蘇山の麓にある炭鉱の坑内で出水事故が発生した。その場所は本来、地下水が湧く地盤ではないことから、炭鉱技師の河村繁は調査を行うために現場へ向かった。責任者の話で怪我人がいないことはわかったが、由造と五郎の姿が見えないことから繁は二人を捜すために鉱夫三人を引き連れて坑道に入った。するとその先で水に浮かぶ由造を発見し病院に運んだが既に息はなかった。検死した水上医師は致命傷となった頭の傷は事故によるものではなく、鋭い刃物で切られて出来たものと言った。こんなに鋭く切れる刃物の正体は何だと水上が頭を捻っていると、鉱夫たちは由造を殺したのは五郎だと噂した。二人は常に仲が悪く、五郎は酒を飲むと何かと言いがかりをつけて喧嘩をするのだ。そんな様子を毎日のように見ていてはそう考えざるを得なかった。そんな彼らに茂は、警察が来るまで迂闊なことは事は言わない方がいいと釘を刺した。だがその噂は五郎の妹・キヨの耳に届いていた。坑道に向かう途中で彼女と会った繁は、例え頭に血がのぼったとなったとしても君の兄さんはそんなことが出来る人じゃないと気持ちを落ち着かせた。警官が到着し鉱夫の点呼を取ったがやはり五郎の姿はなかった。入り口は一か所しかないためそこを通らなければ外に出ることは出来ない。そこで警官が鉱夫二人とともに水の溜まった坑道へ入って行くと、奥の方で奇妙な音と水がはねる音が聞こえたため大声で呼びかけた。

三人は由造と同じように惨殺されていた。技師室に関係者が呼び集められると、水上は田代巡査の首は皮一枚を残してほとんどちぎれかかっていることから日本刀のような鋭利な刃物でなければ考えられないと言った。だが日本刀を持って坑内に入ることは考えにくかった。それを聞いた西村警部は坑道を徹底的に捜査することにした。その頃、キヨの家には取り乱した五郎の妻・お民が玄関前に押し掛けてわめいていたが、彼女のことをよく知る主婦たちが思いとどまらせようと説得して家に連れて行った。どうしていいかわからず泣き続けるキヨを訪ねた繁は、殺された捨やんと仙吉が五郎と仲がよかったことを理由に彼が犯人ではないという確信が出来たと言った。そして諦めちゃいけないと力づけるとキヨは大きく頷いた。そのとき奇妙な音が聞こえ、庭から巨大なヤゴのような生物が入ってきたのだ。危険を感じた二人が西村を呼びに行くと仲間たちが一斉に駆けつけた。だが彼らには手に負えず、西村が撃った拳銃の弾はぶ厚い皮膚に跳ね返されたことから、警官隊の応援と防衛隊の出動を要請した。逃げ足の速い生物はあっという間にボタ山を登ると攻撃してきた巡査に襲い掛かったが、足場を失い谷へ転げ落ちて行った。襲われた巡査の傷口を観察した水上は、由造と同じものであると断定した。その結果、五郎に掛かった容疑は晴れ、繁は防衛隊員たちと彼を捜索することになった。坑道に溜まった水は引き奥まで進むことが出来たが、その先にはあの生物が巣食っていたのだ。機関銃にびくともしない相手に繁は石炭の詰まったトロッコを動かして命中させたが、生死を確認しているときに別の生物が現れた。防衛隊員は彼の身を守るために援護射撃を行ったが、その衝撃で落盤事故が発生。繁は土煙の中に姿を消した。

屋台的映画館
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