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スラバヤ殿下

  • posted at:2016-06-01
  • written by:砂月(すなつき)
すらばやでんか
日活
配給:日活
製作年:1955年
公開日:1955年1月21日
監督:佐藤武
製作:高木雅行
原作:菊田一夫
脚色:柳沢類寿
撮影:山崎安一郎
照明:安藤真之助
録音:沼倉範夫
美術:木村威夫
音楽:松井八郎
舞踊構成:矢田茂
助監督:関喜誉仁
編集:藤岡弘司
特殊撮影:日活特殊技術部
出演:森繁久彌 島秋子 馬淵晴子 有島一郎 内海突破
スタンダード モノクロ 86分

原子物理学者の長曽我部久太郎を乗せた大型旅客機は懐かしの故国・日本に向けて飛んでいた。彼の偉大なる頭脳と鞄の中には、かの有名な反原子理論、つまり原爆、水爆の連鎖反応を中断し強烈な放射能を無効化させるという深遠な知識が詰まっていた。そんな彼に鋭い視線を送っていたのは、トルマニア国のスパイ・ジョー、アカランド連邦諜報局員・ズルコフ、そして理論などはそっちのけで有名人にしか興味のない女流歌手の真野かほるだった。旅客機が日本に近づきつつある頃、ビキニ海域を日本に向けて航行中の一隻の貨物船があった。その甲板で船員を集めてマクロネシア島でのホラ話を熱く語っていたのは、生来のペテン師で久太郎の瓜二つの弟・長曽我部永二だった。やがて水爆実験の影響が残る雨が降り始め船員たちが我先にと船内へ入って行く中、永二は洗面器にそれを溜めながらあることを思いついた。

久太郎が勤務する原子物理学研究所の周辺ではスパイたちが諜報活動を行っていた。一方、そのスパイたちが見向きもしないのが、永二が所長を務める應用原子力研究所だった。原子力を破壊目的で使用するのは人類の大きな誤りであり罪悪だとした上で、兄の協力を得たとホラを吹き、ビキニと北海道で採取した雨水を蒸留し抽出した放射性エッセンスを万能放射性物質ビキニールA、シベリアルSとして売り出そうと考えたのだ。だが製造過程で資金が底をつき、給料未払いで残業までさせられている従業員たちがストライキを起こしたため、困った永二は久太郎から無心することにしたのだ。だが久太郎邸を訪ねたものの彼は不在で、乳母のおきんからは長々と説教された。永二は昔から長曽我部家に散々迷惑をかけており、妻でおきんの娘のおきぬは彼に騙されて死んだのだ。残された永二の娘・なほえは久太郎が引き取った。おきんの希望でそのことを隠したため、なほえはそのことを知らずに育ったことから、彼女は永二のことを久太郎の愚弟という認識しかなかったのだ。永二もそのことを受け入れており、一人前の生活を送れるようになろうともがいていたのだった。落胆して門を出た永二に声を掛けてきたのはジョーだった。自分を兄と勘違いしていることに気付いた永二は書類の入った鞄を買いたいというジョーに付け込んで吹っ掛け20万円まで値を引き上げた。すると後をつけて来たズルコフが50万円で払うというのだ。だが小切手でしか払えないというので、現金を持ち合わせているジョーに売ることに決めた。そして時限爆弾を仕掛けてあるので6時まで開けないようにと念を押した。会社に戻った永二は財産を売って作った金だと嘘を言って社員を納得させると、40万円を支払った。残りの金を使ってキャバレーで飲んでいると、久太郎と勘違いしたかほるが声を掛けて来たため、永二はお近づきになろうと成りすますことにした。だがスパイたちが騙されたことに気付き、原子資源の調査が詐欺だとばれたことで永二は身の危険を感じた。それから数日後、奇妙な姿の男が乗った筏が海岸に漂着した。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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