忍者ブログ

小さき勇者たち ガメラ

  • posted at:2021-07-01
  • written by:砂月(すなつき)
ちいさきゆうしゃたちがめら
「小さき勇者たち~ガメラ~」製作委員会(角川ヘラルド映画=日本映画ファンド=日本テレビ=Yahoo! JAPAN)
配給:松竹
製作年:2006年
公開日:2006年4月29日
監督:田﨑竜太
製作:黒井和男
企画:佐藤直樹
プロデューサー:有重陽一 椋樹弘尚
脚本:龍居由佳里
音楽:上野洋子
撮影:鈴木一博
美術:林田裕至
録音:矢野正人
照明:上妻敏厚
編集:平澤政吾
装飾:茂木豊
音響効果:柴崎憲治
キャスティング:杉野剛
スクリプター:飯塚美穂
助監督:大野伸介
製作担当:朝比奈真一
怪獣デザイン・造形:原口智生
ラインプロデューサー:飯塚信弘
宣伝プロデューサー:小林剛
特撮演出:金子功
特撮・撮影:村川聡
特撮・照明:白石宏明
特撮・美術:春日佳行
特撮・操演:関山和昭
特撮・アクションコーディネーター:阿部光男
特撮・スクリプター:田口良子
特撮・助監督:松田康洋
特撮・製作担当:岩城一平
製作プロダクション:角川ヘラルド映画
出演:富岡涼 夏帆 津田寛治 寺島進 奥貫薫
アメリカンビスタ カラー 96分

2006年、伊勢志摩の漁師町。小学5年生の相沢透は最愛の母・美由紀を交通事故で亡くして初めての夏休みを迎えた。父・孝介は子育てを美由紀に任せきりで大衆食堂を切り盛りしていたが、自分がその役目を受け持つことになってようやくあまり会話をしてこなかったことに気づいたのだった。息子とどう接していいかわからない孝介は、美由紀が空から見守っていると当たり障りのないことを言うが、透はもうそれを信じる歳ではなかった。

ある日、緋島から見える赤い点滅に興味を持った透は泳いで渡った。草陰に隠れるように落ちていた発光体の上にはテニスボールくらいの大きさの卵があり、それを手に取ると殻が割れ始めた。中から出てきたのは小さな亀で、孝介に内緒にして部屋で飼うことにした。名前は美由紀が呼んでいた透の愛称の「トト」とつけた。翌朝、目が覚めるとトトはひと回り大きくなっていた。しかも宙を飛ぶのだ。隣家に住む中学生の西尾麻衣はその秘密を知ってしまい、騒動になる前に海に返した方がいいとアドバイスした。意を決した透は海岸に向かうが、短期間だがトトは懐いており手放しても後をついてきた。更には軽トラックに轢かれそうになるアクシデントもあり、心配になった透は引き続き世話をすることにしたのだった。トトのことを誰かに話したくて仕方がない透は友達の石田勝とその弟の克也を家に呼んだが、その様子を見て驚いたのは麻衣だった。国の機関である巨大生物審議委員会のホームページを見た彼女は、1973年に現れた「ガメラ」という日本に甚大な被害をもたらした巨大な亀が空を飛んだことを知り、トトがその怪獣の子孫ではないかと考えたのだ。その夜、麻衣はその話をしても信用しない透に何かあったら必ず打ち明ける約束をさせた。変わったことは絶対に起こらない。透のその考えは甘かった。手のひらサイズのトトはあっという間に1メートル程に成長した。もう孝介の目を誤魔化せないと考えた彼は麻衣に相談し、石田兄弟の力を借りて今は使われていない漁師小屋に匿うことにした。翌日の夕方、トトを岸壁に連れ出した透は、お前はガメラなのかと話し掛けた。彼の言葉がわかるように穏やか表情を見せていたトトだったが、緊張した様子で急に沖を気にし始めた。その先では数日前に遭難した第9海洋丸を海上保安庁のヘリコプターが捜索していた。

屋台的映画館
PR

超人バロム・1

  • posted at:2021-04-20
  • written by:砂月(すなつき)
ちょうじんばろむわん
よみうりテレビ=東映
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年7月16日 併映「魔犬ライナー0011変身せよ!」「変身忍者 嵐」「仮面ライダー対じごく天使」「魔法使いチャッピー」「国松さまのお通りだい」
監督:田口勝彦
企画:平山亨 佐野寿七
原作:さいとうたかを さいとう・プロ
脚本:伊上勝
撮影:原秀夫
照明:安藤真之助
美術:三上陸男
仕上制作:映広音響
録音:太田克己
編集:菅野順吉
効果:協立効果
記録:佐久間淑子
助監督:前川洋之
技斗:高橋一俊
スタントマン:三隅修
進行主任:大里俊博
衣裳:東京衣裳
美粧:藤曲悦子
現像:東映化学
協力:娯楽機KK
制作担当:池頭俊孝 七条敬三
音楽:菊池俊輔
主題歌:「ぼくらのバロム・1」水木一郎
・・・:「友情のバロム・クロス」水木一郎
出演:高野治幸 飯塚仁樹 砂川啓介 塩屋翼
アメリカンビスタ カラー 24分

大宇宙で二つの力が何千年にも及ぶ戦い続けていた。一つは平和と正義を代表するの力、コプー。そしてもう一つは悪と呪いの力であるドルゲだった。激しい戦いが続く中、ドルゲは地球の地底奥深くに住処を求め、人間が到達することが出来ないその地下に根城を作り上げた。そしてついに地上へ向けて行動を開始したのだった。

悪のエージェント・アリゲルゲを呼び出したドルゲは、宇宙を漂うドルゲ菌を積んだカプセルが間もなく地球に到着することを告げた。そしてカプセルを確保し、触れた者は狂い死にするというその菌を地上にばら撒けと命じたのだった。重要な役目を任されたアリゲルゲは喜びを隠し切れず、あと五分後に到着するというカプセルを今か今かと待ち侘びていた。

水泳のアルバイトで小学生を近くの海岸に連れて行った木戸松五郎は、準備運動が終わると泳ぎの手本としていいところを見せようとかっこ良く海に入った。ところが空から降ってきたカプセルが頭に当たって溺れたのだった。甥の猛と親友の白鳥健太郎がいち早く救助に向かったことで事なきを得たが、アルバイトをクビになることを恐れた松五郎は猛たちに不可抗力の事故だったことを強調しながら説明した。そんな中、カプセルが気になっていた徹夫は自分の物にしようと考え秘密の場所にこっそりと隠したのだった。自宅に帰る徹夫を追い掛けたアリゲルゲはカプセルの在り処を聞き出そうと迫るが、悲鳴を聞いた健太郎と猛が駆けつけ「バロムクロス!」と叫びながら腕をクロスした。

友情の強さを知った善の化身・コプーから力を与えられた健太郎と猛は、二人の友情のエネルギーから生まれる正義のエージェント・バロム・1の姿を得た。健太郎の頭脳が知性に、そして猛の体力が力となるのだ。バロム・1に変身すると、蟻酸攻撃を仕掛けるアリゲルゲから徹夫を守るために大ジャンプで避難した。そしてカプセルのせいで命が狙われたことを説明すると、徹夫は洞窟に案内した。その様子を背後から窺っていたのは地下を掘り進んできたアリゲルゲだった。

屋台的映画館

直撃地獄拳 大逆転

  • posted at:2020-10-14
  • written by:砂月(すなつき)
ちょくげきじごくけんだいぎゃくてん
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年12月28日 併映「新仁義なき戦い」
監督:石井輝男
企画:矢部恒 坂上順
脚本:石井輝男 橋本新一
撮影:出先哲也
録音:広上益弘
照明:梅谷茂
美術:藤田博
音楽:鏑木創
編集:祖田冨美夫
助監督:橋本新一
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:志村一治
記録:宮本衣子
装置:根上徳一
装飾:米沢一弘
美粧:住吉久良蔵
美容:石川靖江
衣裳:内山三七子
演技事務:石川通生
現像:東映化学
協力:オリエント時計株式会社
出演:千葉真一 志穂美悦子 中島ゆたか 佐藤允 山城新伍
シネマスコープ カラー 86分

国際慈善会議名誉会長のザビーネ・カウフマン夫人が娘のジュリーを連れて来日した。交通事故で夫を亡くし自身も下半身麻痺で車椅子生活となった彼女は、日本の身体障害者のためにカウフマン家に伝わる宝石類の展示会を行い、その収益金全てを寄付すると声明した。慈善展示会が予定日を三日も過ぎて開催されないのは理由があった。時価10億円といわれる「ファラオの星」が何者かに盗まれ、それと同時にジュリーが誘拐されたのだった。警察に通報すればジュリーを殺すと犯人から脅迫されたことから、ザビーネ夫人は保険会社の社長である衆木公威に相談を持ち掛けたのだった。犯人はジュリーの命と引き換えに宝飾品に掛けられた保険金10億円を要求したが、損害を回避したい衆木は元警視総監の嵐山を頼ったのだった。

嵐山は麻薬組織の壊滅に尽力した三人の男たちを再び召集することに決めた。彼らの居場所は既に調べ上げており、口説き落とす方法は姪で秘書の恵美に一任した。一人目は甲賀龍一。ニューヨークマフィア日本総支配人のマリオ・水原一味を撃滅後、自衛隊のレンジャー部隊に入隊した甲賀だったが、面会にきた恵美に過去の出来事をバラすと脅され渋々了承した。二人目は隼猛。再び一匹狼となった殺し屋は元警視総監である嵐山の説得により参加することに決めた。三人目は桜一郎。好色家の桜は女に走り、億単位の仕事にも拘らず金より愛情が大切だと恵美の依頼を断った。嵐山から頭数が揃わなければ計画を進められないと言われた甲賀は説得に向かうが、桜が愛する中条華子は恵美と比べ物にならない容姿をしていたのだ。驚いた甲賀は桜のためを思い彼女がいると嘘をついて無理矢理別れさせたが、納得出来ない桜はそのことに激怒した。だが甲賀と隼のお互いがこの件で恨みを買ったから三方一両損の大岡捌きだと言って矛を収めさせた。

ザビーネ夫人の秘書であるブルーノ・今村が国会議事堂前で犯人と取り引きを行い、子供と宝飾品と引き換えに現金を渡すことになっている。取り引き日である日曜日午後1時30分。甲賀たちが張り込む中、現れたのは女だった。だがその女はメモをブルーノに渡すと去って行った。そこには銀座ニューハルクの屋上へくるようにと書いており彼は急いで指定場所へ向かった。ジュリーを見つけたブルーノが彼女を抱きかかえると、傍に置いたバッグを掻っ攫う人物が現れた。甲賀と隼はその後を追うがコワモテの男たちに妨害された。

屋台的映画館

直撃!地獄拳

  • posted at:2020-10-05
  • written by:砂月(すなつき)
ちょくげきじごくけん
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年8月10日 併映「三代目襲名」
監督:石井輝男
企画:矢部恒 坂上順
脚本:石井輝男
撮影:山沢義一
録音:小松忠之
照明:川崎保之丞
美術:藤田博
音楽:鏑木創
編集:祖田冨美夫
助監督:橋本新一
擬斗:日尾孝司
スチール:加藤光男
進行主任:東一盛
記録:山内康代
忍法指導:初見良昭
装置:井保国夫
装飾:米沢一弘
美粧:入江荘二
美容:石川靖江
衣裳:長谷稔
演技事務:山田光男
現像:東映化学
協力:ホテル マウント冨士
出演:千葉真一 佐藤允 西城正三 中島ゆたか 津川雅彦
アメリカンビスタ カラー 87分

元警視総監の嵐山はある計画を実行に移そうとしていたが、それに必要な三人の男をピックアップした。一人目は甲賀龍一。祖先は甲賀忍法の宗家で、幼少期に両親を失い師範で祖父の白雲斎に育てられた。心眼を会得した彼は現在、私立探偵として活動している。二人目は桜一郎。日本伝合気道場師範だが好色で粗暴な性格が災いし、道場を追われ放浪の末に殺人を犯した。今は宮森刑務所で死刑の執行を待つばかりとなっていた。三人目は元警視庁麻薬課第一課長の隼猛。麻薬密輸捜査のベテランだった隼も今はヤクザの世界に身を投じ一匹狼の殺し屋となっていた。嵐山は姪で秘書の恵美に甲賀のスカウトを命じた。彼女は超人的な身体能力を持つが経営の才能がない借金まみれの甲賀に近づき、200万円の条件をチラつかせて桜を脱走させる契約を結ばせた。

嵐山の私邸に現れたのは脱走に成功した桜と手助けをした甲賀、そしてかつての部下の隼だった。マフィアによる麻薬密輸の捜査をしていた隼は運び屋と見られる某国大使令嬢に目をつけた。外交官特権により荷物を税関の調べなしに通過させることが出来るからだ。だが見込みが違えば国際問題に発展する恐れがあるためうかつに手を出せなかった。そこで証拠となる麻薬を押収するために隼は無断で編制した6人のチームを送り込み廃工場へ追い込んで取り調べを行ったが、ボディーガードによって全員殺された。責任を問われた嵐山が警察を自主的に辞め独自に調査を行ったところ隼の読みが正解だったことがわかった。一方、警察をクビになった隼は殺し屋として手に入れた金を殉職した警官の遺族に毎月無記名で贈っていたのだった。事件を決着する気はあるかと嵐山が尋ねると、隼はやらせてくださいと即決した。この計画に甲賀は乗り気ではなかったが、死刑囚の脱獄共助で逮捕されると懲役5年は難いと脅され渋々了承した。桜は恵美を抱くチャンスがあるかもしれないと考え参加することに決めた。

バーに客として紛れ込んだ甲賀たちは張り込みを行った。しばらくするとあの令嬢を連れて現れたのはマリオ・水原だった。彼はニューヨークマフィアの日本総支配人であり、華僑の大物・陳文昌が同席したことから取り引きが行われることは間違いなかった。様子を窺う甲賀が受け渡しを確認しサインを送ると、隼は店の裏に回って配電盤をショートさせた。甲賀は暗闇の中で麻薬を奪い逃走したが、すぐに追手に取り囲まれた。

屋台的映画館

小さなスナック

  • posted at:2018-12-24
  • written by:砂月(すなつき)
ちいさなすなっく
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年9月15日 併映「初恋宣言」
監督:斎藤耕一
製作:升本喜年 瀬島光雄
企画:堀威夫
脚本:桜井義久 斎藤耕一
撮影:竹村博
美術:梅田千代夫
音楽:大森盛太郎
照明:三浦礼
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
編集:浜村義康
監督助手:福田幸平
装置:川添善治
進行:玉生久宗
現像:東洋現像所
製作主任:内藤誠
主題歌:「小さなスナック」パープル・シャドウズ
協力:東洋工業株式会社
出演:尾崎奈々 藤岡弘 ジュディ・オング 山田真二 ケン・サンダース
シネマスコープ カラー 83分

夏が終わり仲間たちと過ごした二週間の休暇から戻った大学生の三橋昭は青山にある小さなスナック・ネアンにやってきた。そこは彼の同級生など顔なじみの若者の溜まり場で、約束していなくてもいつものメンバーがいつも間にか揃うのだ。その日は半月前から度々訪れる若松美樹の姿があり、興味を持った飯田は仲間に入りませんかと声を掛けた。その後スナックに江島久からダンスパーティーへの招待があり、飯田が彼女を誘うと昭たちもその話に乗った。江島の家では大音量の音楽が流れ、皆それに合わせて踊った。そして皆が疲れて眠り込むとしばらくして夜が明けた。美樹がいないことに気づいた飯田は、昭の姿がないこともわかりしてやられたと舌打ちした。二人で街を歩き楽しい時間を過ごした昭だったが、目を離した隙に彼女は去って行った。それ以来、昭は美樹のことが頭から離れなくなった。

ある日、スナックに美樹が現れると昭は今夜くると思っていたと声を掛けた。翌日デートに誘い、君のことを何でも知りたいと昭は言ったが、彼女はその困る顔を楽しむように拒み続けた。日が暮れ花屋敷にやってくると、昭は僕のことをどう思っているのかと尋ねた。そして仲間のことも。すると美樹は、皆個性があって楽しいし好きな相手と好きなことをして自由に生きることがとてもうらやましいと言った。レーサーの江島と倉田由美は、お坊ちゃんのような江島と現実的な由美だからうまく行くのではないかと。売れない画家の飯田とモデルの前川レイ子は、レイ子が芯のある飯田に惹かれているのかと。そして新劇俳優の岩崎真介とダンサーの沢みどりは、みどりのアパートに岩崎が居座りケンカすることでうまく行っているのではないかと。それを聞いた昭は、デキたから仕方なくくっついているんだと解説した。すると今度は昭に話を向け、君子とはどうなのと尋ねた。思わぬ質問に驚いた昭は、生まれたときから一緒に住んでいるだけだと答えた。彼の父・猛は君子の家の使用人であり幼なじみとして育ったため、昭は恋愛感情を持っていなかったのだ。話題を変えて君は自分のことを話そうとしないと昭が不平を言うと、彼女はまた笑って誤魔化した。

小さな頃、昭は屋敷を出入りする男から話で自分が誰の子供かわからないことを知った。彼は柴田家の名誉を守るために猛と戸籍上の親子となったが、君子と血が繋がっている可能性もあるのだ。そんなことを考えているうちに美樹とまた会いたくなった。そしてデートを終えて別れると、昭は美樹の素性を確かめるために後をつけた。

屋台的映画館

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア