東映動画
配給:東映
製作年:1980年
公開日:1980年4月26日
監督:恩地日出夫
製作:今田智憲
企画:有賀健 田宮武
製作担当:岸本松司
原作:竹宮恵子
脚本:恩地日出夫 塩田千種
音楽:佐藤勝
主題歌:「地球へ・・・」ダ・カーポ
・・・:「愛の惑星」ダ・カーポ
美術監督:土田勇
キャラクターデザイン:須田正己
作画監督:鈴木信一
アニメーション演出:笠井由勝
メカデザイン・プロジェクトチーム:ひおあきら 須田正己 土田勇 青嶋克己 八島善孝
撮影:吉村次郎 池田重好
編集:鳥羽亮一 片桐公一
録音:二宮健治
音響効果:松田昭彦
録音スタジオ:タバック
演出助手:大関雅幸
記録:池田紀代子
仕上進行:平賀豊彦
美術進行:島本武
製作進行:池田裕之 伊藤文夫
宣伝:徳山雅也
現像:東映化学
声の出演:井上純一 秋吉久美子 志垣太郎 薬師丸ひろ子 岸田今日子
スタンダード カラー 119分
S.D.(Superior Dominance=特殊統治体制)500年、地球から2万光年離れた植民惑星の育英都市アタラクシアではジョミー・マーキス・シンが「目覚めの日」を迎えようとしていた。500年前、青かった地球は大気の汚染と分解不能の毒素により海から魚が消えた。人間が地球を窒息させていることに気づいた人類は、生命力が回復するまで地球から離れることに決めた。科学の発展でワープ航法を手に入れていた人類はマザーコンピュータとともに植民惑星へ移住した。人類は再び地球を荒廃させないために体の仕組みを改造し管理を全てコンピュータに任せた。人工子宮により生まれた子供は無作為に選ばれた血縁のない養親に育てられ、目覚めの日と呼ばれる14歳の誕生日を迎えるとマザーコンピュータによる成人検査が行われる。そして合格すると過去の記憶が消去され、大人としての常識と地球人として生きるための知識を教育するエデュケーショナル・ステーションへ送られる。ジョミーは目覚めの日の数日前から不思議な夢に悩まされていた。
ジョミーのやんちゃな性格は学校で問題視されていた。普通人(コモン)として暮らす人々はマザーコンピュータの直轄組織である「ユニバーサル・コントロール」の監視下に置かれているが、ジョミーの行動が体制に対する批判精神と判断され職員による強制的な心理検査を受けさせられた。彼らの目的は「ミュウ」と呼ばれる超能力を持った新人類のあぶり出しだった。精神が繊細なミュウは思念波で深層心理を探られることに耐えられないが、ジョミーは過酷な検査を耐え抜き疑いが晴れた。目覚めの日を迎えると、ジョミーの成人検査はパラフィック遊園地で行われた。地下ロードコースターという施設のコースからテラズ・ナンバー5というコンピュータへ誘導されたジョミーはそこで頭の中の記憶を全て消去するという説明を受けた。地球の完全管理態勢に順応するための処置として記憶の消去が始まるが、ミュウの妨害によってそれは中断した。ジョミーは待機していた警官隊に取り囲まれ危険分子として処刑され掛かるが、テレパシーで話すリオによって救出された。リオが操縦する宇宙艇が地上を離れると、ジョミーは各テラズ・ナンバーが管理するコロニーのうちの一つで暮らしていたことを初めて知った。
屋台的映画館
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