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希望ヶ丘夫婦戦争(2009年)

  • posted at:2017-07-09
  • written by:砂月(すなつき)
きぼうがおかふうふせんそう
「希望ヶ丘夫婦戦争」製作委員会(エースデュースエンタテインメント=バイオタイド)
配給:バイオタイド
製作年:2009年
公開日:2009年6月13日
監督:高橋巌
製作:小林洋一
プロデューサー:太田裕輝 鈴木政信
企画:実相寺昭雄 実相寺知佐子
原作:実相寺昭雄 実相寺知佐子
脚本:松本恭佳
撮影:八巻恒存
照明:丸山文雄
録音:星一郎
整音:星一郎
美術:内田哲也
音楽:松永宏紀
編集:矢船陽介
助監督:安原正恭
制作担当:高橋誠喜
アシスタントプロデューサー:中川憲子
制作協力:株式会社コダイ
出演:さとう珠緒 宮川一朗太 伊藤克信 イジリー岡田 桐島優介
アメリカンビスタ カラー 88分

東京の都心から少し離れたところにある閑静な住宅地、希望ヶ丘。長期ローンで購入した家に住み始めて1年程が経つ頃、猫田千吉は同じ頃に越してきた隣家の近藤から翌日の土曜日に行われる集いへの誘いを受けた。妻たちが仲良くなったのだから、私たち夫同士もそうなるべきだという近藤の言葉を彼は半信半疑ながら了解することにした。一方、夢のマイホームの壁にカビが生えたことを気にしていた千吉の妻・弘子は、風通しが悪いのではないかとテニスサークル仲間で近藤の妻のミナコからアドバイスされ、風水に詳しい鈴木の妻のサヤカに見てもらうことになった。

千吉が勤務する会社は太閤食品という乳製品メーカーで、20年前に食べられる石鹸「バター石鹸」がヒットし一大ブームを巻き起こした。だがそれ以降その商品に代わるものはなく業績は右肩下がりになっていた。専務室に呼び出された千吉だったが、いくら待っても専務は現れず代わりにやってきたのは秘書の松本(おめめちゃん)だった。秘書というよりは愛人の関係にある彼女にとって専務よりも若い千吉は魅力のある存在だ。そこでうそを言って呼び出し挑発したのだが、それ以上には発展しなかった。何故なら千吉にはある秘密があるからだ。深夜に帰宅した後、自室に籠って仕事を始めた千吉だったが、挑発するおめめちゃんの姿が脳裏から離れなかった。すると下腹部が変化を起こしたことから彼はとても驚いたのだった。前の会社をセクハラでクビになりショックでED(勃起不全)となったことから、この喜びは何物にも代え難かった。

「男の自立の会」の主催者である矢部は、表向きはファッション小物、実際は大人のおもちゃを開発、販売して年商10億円を挙げていることから近藤は彼を脱サラの王者と呼んでいた。その矢部家に集まったのは、千吉、小さな旅行代理店を経営している近藤、千吉と同じく初めて参加することになった丸岡物産に勤める鈴木、そして映画の特殊メイクを担当し趣味でフィギュア作りを行っている池山だった。この会の趣旨は男の自立。妻からは拒絶され、残りの生き甲斐が住宅ローンの返済だけになった男にとって、せめてセックスの自由を取り戻さなければならない。だからといって風俗に行くのは男の自立とは言えない。そこで自分の性を取り戻すには、経験を理性が制御する中年男の特権「マス」しかないのだ。

猫田家に集まったのは、ミナコとサヤカの他にエステサロンを銀座で経営している池山より13歳年上の妻・ヨウコ、そして矢部の妻・コダマだった。サヤカが行っている風水とは魔術を合体させたオリジナルで、株の暴落前に全て売り抜けたという実績があった。家は人であり、気を遮ると性感帯の感度が落ちる。そうなると愛されているという女の幸せが遠のくというのだ。子供がいないことに夫婦生活の危機を感じた弘子はサヤカの言いなりになった。

屋台的映画館
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