「おいしい給食」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院=テレビ神奈川=TCエンタテインメント=北陸朝日放送=福島中央テレビ=TOKYO MX=とちぎテレビ=群馬テレビ=山梨放送=テレビ埼玉=千葉テレビ放送=KBS京都=瀬戸内海放送=広島ホームテレビ=サンテレビ=テレビ山口=BS12 トゥエルビ)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2020年
公開日:2020年3月6日
監督:綾部真弥
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
製作:嶋田充郎 小林敏之 須磨直樹 勝山倫也 斎藤裕樹 池上護 須藤揮一郎 武井和夫 丸茂幸司 川原泰博 古賀義明 細井俊介 加藤宏一郎 三吉吉三 梶浦正憲 粟田学
プロデューサー:岩淵規
脚本:永森裕二
撮影:小島悠介
照明:西野龍太郎
録音:井家眞紀夫
美術:伊藤悟
小道具:千葉彩加
衣裳:小磯和代
ヘアメイク:近藤美香
フードスタイリスト:松井あゆこ
編集:岩切裕一
助監督:湯本信一
制作担当:田山雅也
音楽:沢田ヒロユキ ペイズリィ8
主題歌:「君の花 3rd session」給食ボーイズ
配給協力:リージェンツ
制作プロダクション:MEDiAND
配給協力:リージェンツ
出演:市原隼人 大原優乃 田澤泰粋 栄信 藤戸野絵
アメリカンビスタ カラー 111分
1989年冬。広域転勤により函館の忍川中学校に赴任した甘利田幸男もそこでの生活にすっかり慣れていた。1年1組を担任する彼は給食をこよなく愛していた。母親が作る食事がまずかったが故に、給食は甘利田にとって一日で最も充実した食事だったのだ。だが決してそれを周りに知られてはならなかった。教師が生徒以上に給食を楽しみにしているなどと知られたら威厳が失墜するからだ。ただ心の奥底で給食を愛するだけ。そんなことを考えながらいつものように同僚の教師たちと校門前で挨拶運動をしていると、ホッピングで楽しそうに登校してくる生徒がいた。その生徒は甘利田が受け持つクラスの粒來ケンだった。甘利田はこれを公道でやるべきではないと注意した上で、やり過ぎると胃下垂になるらしいと付け加えた。何故なら粒來は給食道のライバルだからだ。
ある日、PTA幹部の白根澤仁が学校にやってきて、彼が後援会長をしている忍川町長・等々力宗太の二期目の公約を伝えた。等々力は給食の残食を問題視しており、生徒により厳しく指導すべきだと考えていた。忍川中学校は給食完食のモデル校に指定され、三学期の終わりまでの約ひと月残食禁止の徹底を義務付けられたのだった。だがルールが曖昧であることから甘利田は真っ向から反対した。職員会議が終わり甘利田と新米教師の比留川愛が職員室から出ると、給食配膳員の牧野文枝が飯缶を前にして何やら困っていた。理由を尋ねるとどうやら給食センターの誤配送らしく、電話をしたところそっちで処理して欲しいと言われたのだという。今日の献立はジャージャー麺だから合わないかもしれないと文枝は否定的だったが、甘利田は特段気にすることはないのではと言った。するとその話を教室で聞いていた粒來が顔を出し僕もそう思いますと元気に答えた。
ホームルームが始まり愛が出席を取っている間、甘利田は机で給食のことばかり考えていた。今日の献立はジャージャー麺、ちくわの磯辺揚げ、ごまだんご、牛乳。そこに白御飯が加わるのはうれしい。だが麺と米をどう処理するかが問題だ。そんなことを考えているうちに出欠の確認が終わり、議題は今月の学芸会のことに移った。甘利田が夜練を行うことを発表すると生徒たちからは否定的な声が出た。それを聞いた甘利田は、たかが劇だからと言って本気でやらなければただのお遊びになると説いた。そしてこの劇は言わば全員が主役であり、自分が主役だと自覚して気合を入れ直せと釘を刺すと、粒來が雷に打たれたように反応したのだ。甘利田は自分の発言で給食をおいしく食べるヒントを与えてしまったのではないかと後悔した。
屋台的映画館
PR