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洗濯機は俺にまかせろ

  • posted at:2018-09-25
  • written by:砂月(すなつき)
せんたくきはおれにまかせろ
ボノボ=スターポート
配給:ボノボ=スターポート
製作年:1999年
公開日:1999年4月24日
監督:篠原哲雄
企画:笹岡幸三郎 月影伸志
プロデューサー:笹岡幸三郎 細川慶人
原作:宮崎和雄
脚本:松岡周作
音楽:村山達哉
主題歌:「ポーカーフェイス」染谷俊
美術:金勝浩一
撮影:上野彰吾
照明:矢部一男
録音:田中靖志
装飾:鈴村高正
衣裳:小田切陽子
メイク:馮啓孝
編集:冨田伸子
助監督:大崎章
制作担当:土本貴生
アシスタントプロデューサー:東康彦
特別協賛:OCT大阪工業技術専門学校
出演:筒井道隆 富田靖子 百瀬綾乃 橋本功 入江若葉
アメリカンビスタ カラー 102分

東京の下町の商店街にある片桐中古電機店は家電量販店の本店から中古の家電を引き取り修理、販売をしている。その店を住み込みで任されているのは木崎敏郎という青年で、中古洗濯機の見立てを得意としていた。夕立に見舞われたある日、敏郎がチラシ用の漫画を描いていたところ、ずぶ濡れの女性が駆け込んできた。その女性は勝手知ったる店内にズカズカと入り込むと奥のストーブで服と髪を乾かし始めたのだった。彼女は片桐電機社長・片桐喬の一人娘の節子で、先日までラジオのパーソナリティーを務めていたが、離婚とともに仕事も辞めて出戻ったのだ。その日以降もふらりとやってきては気の弱そうな敏郎にちょっかいを出して時間を潰した。それからひと月が経った月曜日、節子は連絡先として指定した支店である電話を待っていた。それはFMつくばからの仕事内定の連絡だった。心待ちにしていた電話が掛かってきたものの、先方からの返事は「間に合っている」。だがもうその言葉は慣れっこになっていた。実家に戻れば肩身が狭い思いをしなければならないため、彼女はあの日から仕事に関する連絡先を支店に決めたが一度もいい返事をもらうことは出来なかった。昼食の時間となり節子がそばを食べに車で出て行くと、入れ替わるように喬が中古の家電を運んできた。その中には二層式の半自動洗濯機というレア物が含まれており、喬は自信なさげな敏郎に時間が掛かってもいいから直してみなさいと言った。その夜、敏郎を行きつけのスナックに連れ出した喬は野球の話題ついでに、見逃し三振の人生だけは送ってはいけないとアドバイスした。

火曜日。家電の査定の依頼を受けた敏郎は節子とともに依頼主のマンションへ向かったが、その家庭には険悪なムードが漂っていた。離婚届を前に言い合いをする夫と妻。すると見兼ねた節子がテーブルの方へ歩いて行き、置かれていた二つの印鑑を容赦なく押した。そして炊飯器も見たくないほど嫌いならさっさと離婚すればと言い残して部屋を出て行ったのだ。その思わぬ行動に敏郎はどうすることも出来ずただその場でオロオロするばかりだった。帰りの車内の空気は重く、沈黙に耐えられない節子は途中で降りた。支店で敏郎の帰りを待っていた喬の妻の千栄子からは、年上の女房が流行っているから節子をもらって欲しいと言われたため笑って誤魔化した。その夜、自転車のライトが点かなくなったと向かいのパン屋で働く小暮秀子が訪ねてきた。敏郎は以前から彼女のことが気になっていたが、話すきっかけを見つけられずにいたのだ。幸い節子がいないことから秀子を店内に入れ、修理はすぐに終わるからそれまで商品をゆっくり見て行ってくださいと言った。そして話しているうちに彼女の家にある洗濯機が故障していることがわかると、バイトが休みだという木曜日に修理に伺う約束の他に映画付きの食事の約束まで取り付けたのだった。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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