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日本女侠伝 激斗ひめゆり岬

  • posted at:2024-05-13
  • written by:砂月(すなつき)
にほんじょきょうでんげきとうひめゆりみさき
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1971年
公開日:1971年11月19日 併映「現代やくざ 血桜三兄弟」
監督:小沢茂弘
企画:俊藤浩滋 日下部五朗
脚本:笠原和夫
撮影:吉田貞次
照明:増田悦章
録音:溝口正義
美術:鈴木孝俊
音楽:津島利章
編集:宮本信太郎
助監督:篠塚正秀
記録:牧野淑子
装置:近藤幸一
装飾:山田久司
美粧・結髪:東和美粧
衣裳:森護
擬斗:上野隆三
空手指導:長嶺将真
琉球舞踊:比嘉清子
進行主任:上田正直
協力:琉球映画貿易株式会社
出演:藤純子 大木実 待田京介 南利明 潮健児
アメリカンビスタ カラー 96分

アメリカ軍占領下で復興途上の頃の沖縄。男勝りの与那嶺ゆりは戦死した両親の遺志を継いで与那嶺運送の社長になった。経営が苦しい中、三台目のトラックを納入することになったが、仕事をするにはガソリンが余計に必要だ。そこでいたずら心が働いた彼女は相棒の金丸勇と組んでアメリカ軍の集積所に備蓄してあるドラム缶をいただくことにした。運んでいた豚の一匹をけし掛けてゲートをくぐらせると、すまないとMPに声を掛けて二人で入って捕まえた。すると彼女を見たMPは、ここは軍のエリアだから不法侵入の豚は引き渡せないが今夜デートしてくれるならOKだと言った。しめたと思ったゆりは胸ポケットからトランプの箱を取り出すと、これでドラム缶一本と勝負したいと願い出た。作戦はまんまと成功し、調子に乗ったMPから三本のドラム缶をせしめたのだった。

その夜、ゆりは新車納入祝いのパーティーをバーで行うが、暴力団・岩松組がやってきて場を荒らした。そして足の悪い花売り娘の幸子にちょっかいを出したことがきっかけで騒動が起き、与那嶺運送の八作健作(講道館柔道)と岩松組の伊波大助(首里手三段)が代表して差しで勝負をつけることになった。一進一退の攻防の中、八作が関節技を決めると傍で見ていた男が勝負あったと止めさせた。彼は糸東流師範の当間豪志郎だった。すると岩松組組長の岩松軍司がゆりに声を掛け、この場は水に流して商売の話をしましょうと言った。だがゆりは生憎ですが仕事が詰まっていますのでと言って皆を引き揚げさせた。そして店の外にいた幸子に商売の邪魔をしてごめんなさいと詫びて花を全て買い取り、このような夜の商売は止めた方がいいと忠告した。だがその娘は、私がいる部落には借金があるので皆で働かなければ返せないと言った。その部落が具志頭村の新城であることを知ったゆりはハッとした。翌日、彼女をトラックで新城へ連れて行ったゆりは母親の生家だった場所へ案内した。そこにやってきた区長の安里景介と話すうちに借金がサトウキビを育てる土地の購入費用であることがわかったが、利息は膨らむ一方でこのままでは収穫期が来ても収益を全て押さえられてしまうことは目に見えていた。ゆりは畑を開墾したときに出てきたスクラップが山ほどあることがわかるとこれを売りましょうと提案した。今スクラップは値が上がっており、運搬を手伝えば利息の足しになると考えたのだ。ゆりは三台のトラックを使って東洋商会の集積場に持ち込むが、その会社を仕切っていたのは岩松組だった。

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