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MANRIKI

  • posted at:2022-06-29
  • written by:砂月(すなつき)
まんりき
「MANRIKI」フィルムパートナーズ(LDH JAPAN=東映ビデオ=グレープカンパニー=バップ=EAST GROUP=ブルーベアハウス=ローソン)
配給:HIGH BROW CINEMA=東映ビデオ
製作年:2019年
公開日:2019年11月29日
監督:清水康彦
企画:齊藤工 永野
プロデュース:齊藤工 永野
製作統括:森雅貴 間宮登良松 中村歩 岡本東郎 富永正人 佐久間大介 渋谷京子 渡辺章仁
チーフプロデューサー:小林有衣子
プロデューサー:野村梓二
原作:永野
脚本:清水康彦 永野 藤原ちぼり
音楽監督:金子ノブアキ
撮影:荒井俊哉
照明:中川大輔
録音:桐山裕行
音響効果:桐山裕行
美術:中原裕次
編集:清水康彦
助監督:大内田龍馬
ラインプロデューサー:安藤光造
制作協力:ROBOT
主題歌:「MANRIKI」RED ORCA
制作プロダクション:イースト・ファクトリー
出演:永野 金子ノブアキ 斎藤工 MYUNGHAE おみそ
シネマスコープ カラー 88分

駆け出しのファッションモデルの女は肝心の仕事がこないためスーパーのレジ打ちが本職となりつつある。オーディションを片っ端から受けているがいつも落ちてばかり。その原因が自分の顔の大きさにあるのではないかと考えていた彼女は、ある日さりげなく恋人に整形の相談してみた。すると親からもらった体を自分の都合でいじるのはどうなのかと言われた。外見に不満があってもそれを内面で補っていくのが成長ではないのかと説教されたが、実際に整形をした方が仕事の依頼が増えているモデル仲間を知っていた。悩み過ぎてノイローゼ気味になった彼女は路地裏にある整顔と小顔矯正を専門とする「万力美容クリニック」を見つけたが入る勇気はなかった。

再び雑誌のオーディションを受ける決心をした女だったが、面接官から外国人のカメラマンとコミュニケーションを取るには英語が必要だと言われたため、美しさの他にも必要なことがあることを痛感した。落ち込んで部屋を出ると先にオーディションを受けたモデルたちから合コンに誘われた。相手の男たちはアパレル関係の仕事をしており、自分にも利するものがあればいいなと参加した。会話が進む中、隣の女の様子がおかしいことに気づいた。何故か鼻の辺りを不自然に隠しているのだ。ふと足元を見ると鼻が落ちており、それが彼女の物だとわかると拾って隠した。トイレに向かった女はそれを流し高笑いした。

翌日、クリニックを訪れた女は先生に相談に乗ってもらうことにした。先生は、美容整顔は23もの骨が合わさって形成されている頭蓋骨の歪みを調節するものであり、理想の顔となることで内面にある美しさを活かすきっかけを作ることが私の仕事だと言った。その言葉で小顔矯正を行う決心をした女は先生の簡単な診察を受けると看護師に導かれてベッドに寝た。すると看護師はベルトで体を固定し始め、その横では怪しげな医師が器具の入ったをトレイをひっくり返した。恐ろしくなった女はポケットに入れていたスマホで恋人を呼び出そうとするが、院長が突然施術を始めたため手を滑らせて落とした。巨大な万力に挟まれた彼女の頭はギリギリと締め潰されて行った。

屋台的映画館
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卍(1983年)

  • posted at:2022-04-29
  • written by:砂月(すなつき)
まんじ
横山博人プロダクション
配給:東映セントラルフィルム
製作年:1983年
公開日:1983年2月12日
監督:横山博人
企画:伊藤俊也 中西宏
プロデューサー:呉徳洙 古知屋正裕
原作:谷崎潤一郎
脚本:馬場当
撮影:中島徹
録音:本田孜
照明:川崎保之丞
美術:平賀俊一
編集:浦岡敬一
音楽:林光
助監督:天間敏広
製作主任:高橋文雄
製作協力:OH企画
現像:東映化学
協力:TDKレコード
挿入歌:「別れの肌ざわり」樋口可南子
出演:樋口可南子 高瀬春奈 鹿内孝 中島ゆたか 高月忠
アメリカンビスタ カラー 103分

柿内園子はとある食器店で銀のスプーン二つをポケットに入れた。ほんの出来心だったが、その様子は客としてきていた若い女に見られていた。困った園子は何もなかったように店を出て行った彼女を追い掛けマンションにたどり着いた。そして部屋を訪ねると女は口止め料でも持ってきたのかと言った。園子の夫・剛は池尻署一課の刑事であり、もし万引きのことが世間に知られれば職を失うのだ。他人の行動に関心がない女は誰にも言わないつもりでいたが、これで勘弁してくださいと園子が財布を差し出したため頭にきた。早く帰って欲しい女は手元にあったレポート用紙に口外しないことを書いて渡すが、気持ちが収まらない園子は掃除でもいいから何でもさせてくださいと言った。そしてズカズカと勝手に部屋に入ってくる園子に腹を立てた女は平手で打ち、それがきっかけで取っ組み合いになった。だがそれが徐々に愛情へと変化して行った。園子が家に戻ると剛は早速体を求めてきた。だが彼女の尻に二本の引っ掻き傷を見つけると刑事の勘が働いた。何も知らないという園子に剛は何があったのかと問い詰めるが、自分のことだからって何から何までわからないわと白を切った。

妻が夜遅く帰ることが多くなり、何か隠し事があるのではないかと考えた剛は非番だったこともあり尾行してみることにした。たどり着いたのはマンションの一室だったことから不倫だと睨み、地元署の巡査に調べさせた。するとドア越しだが男の気配はなさそうだと聞いて内心ホッとした。だが気持ちが収まらない剛は家の玄関の前で帰るのを待ち続け、園子の姿が見えると主婦として何をやっているんだと説教した。だが付き合いだから仕方なかったと彼女は悪びれずに言った。そこで単刀直入に志藤光子とマンションで何をしているのかと尋ねると園子がとぼけたため、剛は部屋で話を詳しく聞くことにした。朝10時に家を出てタクシーで広尾に行きワインとスペアリブを買っただろうと言うが、知らぬ存ぜぬで一向に埒が明かない。そこで剛は翌日、園子を連れて光子のマンションを訪ねた。

屋台的映画館

魔犬ライナー 0011変身せよ!

  • posted at:2022-02-02
  • written by:砂月(すなつき)
まけんらいなーぜろぜろわんわんへんしんせよ
東映動画
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年7月16日 併映「仮面ライダー対じごく大使」「変身忍者 嵐」「超人バロム・1」「魔法使いチャッピー」「国松さまのお通りだい」
演出:田宮武
製作:高橋勇
企画:飯島敬
原案:笹川ひろし
脚本:辻真先 芹川有吾
作画監督:大工原章
美術監督:辻忠直
色彩設計:内川文広
撮影:酒井寿一 清水政夫
録音:神原広巳
編集:古村均
記録:黒石陽子
効果:福島音響
現像:東映化学
製作担当:茂呂清一
制作進行:大野清
音楽:山下毅雄
主題歌:「ゴー!ゴー!ライナー」笈田敏夫
声の出演:里見京子 山内雅人 小林修 北浜晴子 曽我町子
シネマスコープ カラー 50分

浮遊式自動車の自動運転が一般化された1980年、東海道メガロポリスの富士区で流星雨が確認された。それから数日後、富士山頂気象観測所で職員が原因不明の死を遂げる事件が発生した。ここ十数年来、世界各地で未確認飛行物体が目撃されていること、そして流星雨も確認されていることから科学者の林博士はこの異常事態がが宇宙人によるものであると学会で唱えた。ところがその説は圧倒的多数で否決され皆の笑い者になった。だがそれを誰よりも信じていたのは彼の一人息子のツトムだった。心の優しいツトムが4匹の野良犬を連れ帰ると、まるで人の言葉を理解出来るように賢かったことから博士はそれを快く受け入れた。それから数日後の夜、博士に家の中に見知らぬサボテンの鉢が置かれていた。母犬のクイーンと子犬のエース、ジャック、ジョーカーは動物の勘でそれが爆弾だと見抜くと外へ持ち出した。すると離れた場所で大爆発を起こしツトムと博士の命は救われたのだった。同じ頃、富士山が300年ぶりに大噴火を起こし山麓一帯は猛烈な火山弾の襲撃を受け富士区は大被害を被った。

翌日の早朝に博士は高台にある林宇宙科学研究所へ向かった。宇宙人が彼の口を塞ぐために命を狙ったことは明白であり、富士山の噴火も企みに一つだと考えた博士は新たな攻撃に備えることにした。ツトムが誕生日を迎えると博士は寂しがる彼にプレゼントを与えた。それはクイーンたち4匹とヘルメットだった。博士は瀕死だった犬たちをサイボーグ犬として蘇らせたのだ。補助電子頭脳を持ち子犬のための動くエネルギータンクとなるクイーンは、頭部が電子冷熱装置を備えた超硬度のドリルになる。エースは右目にどんな闇でも見通しが効くスターライトスコープと温度調整が出来るプラズマガン、左目にあらゆる物体の透視が出来る放射線アイと30分前に逃げた人物を捜すことが出来る熱線追跡カメラを搭載している。ジャックは猛烈なジェットガスを噴出し切断も粉砕も自由に出来る。ジョーカーはプラスチック皮膚を変形することによって自由に形が変えられる。博士はテレビ電話を使ってクイーンたちのレクチャーを行っていたが、突然部屋に入ってきた宇宙人に連れ去られてしまった。ツトムがクイーンに促されてヘルメットを被るとそれに犬たちと会話が出来る機能があることがわかった。ツトムが研究所へ連れて行くように命じると、クイーンは機械形態に変形し彼を乗せて飛び立った。

屋台的映画館

マリと子犬の物語

  • posted at:2020-07-24
  • written by:砂月(すなつき)
まりとこいぬのものがたり
「マリと子犬の物語」製作委員会(日本テレビ放送網=札幌テレビ=ミヤギテレビ=テレビ新潟=静岡第一テレビ=中京テレビ=広島テレビ=福岡放送=東宝=アミューズメントソフトエンタテインメント=ホリプロ=読売テレビ=小学館=読売新聞)
配給:東宝
製作年:2007年
公開日:2007年12月8日
監督:猪股隆一
製作指揮:小杉善信 島谷能成
企画:奥田誠治 市川南 宮下昌幸 本間英行
エグゼクティブプロデューサー:神蔵克
プロデュース:臼井央 藤村直人 遠藤日登思
プロデューサー:堀口慎
ラインプロデューサー:前田光治
キャスティングプロデューサー:城戸史朗
プロダクション統括:山田健一
原作:桑原眞二 大野一興
脚本:山田耕大 清本由紀 高橋亜子
撮影:北信康
照明:川辺隆之
録音:斉藤禎一
美術:部谷京子
編集:三條知生
監督補:萩原孝昭
助監督:猪腰弘之
製作担当:松田憲一良
音楽:久石譲
主題歌:「今、風の中で」平原綾香
企画協力:アミューズメントソフトエンタテインメント 文藝春秋
製作プロダクション:東宝映画
出演:船越英一郎 松本明子 広田亮平 佐々木麻緒 徳井優
アメリカンビスタ カラー 124分
 
小学生の石川亮太が住む新潟県山古志村はおいしい米を育てる棚田と色とりどり錦鯉、そして牛の角突きと呼ばれる闘牛で知られるが、もうすぐ隣町の長岡市と合併することになるらしい。自然豊かなその村で、亮太は役場に勤める父・優一、妹の彩、そして祖父の勇造と暮らしている。母の幸子は既に他界していたが、長岡市から叔母の長谷川冴子が時折面倒を見にきていた。ある日、亮太が彩としりとりをしながら歩いていると子犬が駆け寄ってきた。近くにある祠の下に「かわいがって下さい。」と書かれた段ボール箱があることから捨て犬だとわかったが、優一が大の犬嫌いなため家で飼うことを諦めるしかなかった。子犬を元の場所に戻すようにと亮太は彩を説得するが、しばらくすると子犬がついてきた。目を合わさないようにするが結局家までついてきたのだった。亮太は二階の部屋にあるいらなくなった毛布を持ち出した。一方、勇造は彩が冷蔵庫に入っていた牛乳パックを持ち出そうとしていることが気になった。何故なら彼女は牛乳が飲めないからだ。苦手なことを克服しようとする心意気に感心する勇造だったが、目を離した隙に彩がいなくなり拍子抜けした。二人は子犬を祠に連れて行くと段ボール箱に毛布を敷いて寒さ対策をした。そして持ってきた皿に牛乳を注ぐと子犬はおいしそうに飲んだ。彩はもうすぐ5歳の誕生日を迎えるが、亮太はあることを企んでいた。それを口実にして子犬を飼いたいと勇造にせがむのだ。後日、計画を実行すると孫の頼みを断れない勇造は優一の気持ちを無視して許可を出した。それがきっかけとなって勇造と優一の間で親子喧嘩が始まり、心を痛めた彩は家出をしたのだった。反省した優一はマリと名付けた子犬を家族の一員として迎えることに決めた。

2004年、すっかり成長したマリが3匹の子犬を産んだことで亮太たちの愛情はますます深まった。優一は勇造の体のことを考え長岡市のマンションに移り住む計画を進めていたが、勇造は年寄り扱いするなと反対していた。だが膝に痛みが出るようになり外に出掛けることが自由に出来なくなってからは家族に迷惑を掛けないよう施設に入る検討を始めていたのだ。優一はそのことを知っていた。そもそも長岡市のマンションへ引っ越せば勇造が通う病院が近くなるし冬の雪下ろしも必要なくなる。子供たちも登校が楽になるため全てが丸く収まると思っていた。一体何が間違っているんだろうと冴子に相談すると、家族のことをちゃんと考えていると思っていますよと彼女は上を指差した。

10月23日、その日は何故かマリが落ち着かなかった。勇造はいつもの様子と違って吼え続けることに疑問を感じながらも彩に本を読み聞かせていると、突然大きな揺れが襲った。午後5時56分、新潟県中越地方を襲った直下型の地震は最大震度7を記録した。

屋台的映画館

(秘)女子高校生 課外サークル

  • posted at:2019-10-10
  • written by:砂月(すなつき)
まるひじょしこうせいかがいさーくる
若松プロダクション
配給:東映ビデオ
製作年:1973年
公開日:1973年2月3日
作った人々:若松孝二 鈴木史郎 磯貝一 竹村峻治 脇坂孝之 斉藤博 和光晴生 原田正幸 飯村隆晴 伊藤野鳴 末吉忠二 東映化学 大久保スタジオ (秘)仕掛花火
出る人々:秋山ミチヲ 堺勝朗 長田恵子 水城マコ 一二常子
アメリカンビスタ カラー 70分

営業担当の銀行員・井上則夫にとって重要な業務は顧客獲得だった。そのためには相手のどんな要求に対しても目をつぶって応えなければならなかった。ある日、銀座のバーのマダムから大口預金の依頼を受け彼女の自宅へ向かった井上だったが、待ち受けていたのはセーラー服姿の「怪物」だった。顧客回りで忙しいと理由をつけても放してくれないため仕方なくつき合うことになった。SM好きなマダムに気に入られようと従順な僕を演じる則夫だったが、元々M志向ではない彼のストレスが頂点に達し思わず相手の首を絞めたのだった。するとマダムはピクリとも動かなくなり、則夫は怖くなって逃げた。

行く当てのない列車に揺られる則夫は、終点の万座・鹿沼口駅で降りるとこれからどうするか村の案内図を見ながら考えていた。すると男が後ろから肩を叩き「いい娘、いますよ」と声を掛けてきた。則夫は客じゃないと断ったが、男はどこまでもついてきてあなたは何かを求めている顔をしていると言った。彼はこの道11年のポン引きで、あなたの好みまでわかりますよと言うが則夫は無視をした。だが1万円で女子高生が抱けるチャンスが滅多にないことを考えると思い直しついて行くことにした。

男が連れてきたのは街から離れた一軒家で、彼は学校帰りの女子高生を雇って売春宿を経営していた。騙されたと思い帰ろうとする則夫だったが、本当に学生たちがやってきたことで目を丸くした。そしてその中からサチコという娘を指名した。ところが疲れているからか機能が果たせず、それを恥ずかしく思った則夫が帰ろうとすると男が待ったを掛けた。何故なら不満を持った彼が警察にタレ込むかもしれないからだ。絶対にここのことは口を割らないと約束しても許さなかった。食い物とセックスの恨みは絶対に晴らせず、人間はこの二つのことに深い根があることを経験しているんだと男は言った。すると則夫は自分が4ヶ月前に起こした事件の殺人犯であることを告白し、マダムから奪った金の残りを彼の前に置いた。ようやく信用してもらったことで則夫は札束を置いたまま家を後にしたが、それは逃走を終わらせることでもあった。ところが情けない彼の姿を見て放っておけないと感じた男は引き留めたのだった。成り行きで住民となった則夫は翌日、男にある提案をした。それはサチコを身請けすることだった。男は了承したが、その条件として家を出て行くように言った.。売春宿にもルールがあり、サチコだけ特別扱いすれば秩序が乱れてしまうからだ。それが出来なければ出て行って欲しいと言われ、則夫は下働きとして渋々残ることにした。ところがサチコには以前から通い詰める作家の上客がいたことを知り、遣る瀬無い気持ちになった。

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