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もらとりあむタマ子

  • posted at:2015-09-06
  • written by:砂月(すなつき)
もらとりあむたまこ
エムオン・エンタテインメント=キングレコード
配給:ビターズ・エンド
製作年:2013年
公開日:2013年11月23日
監督:山下敦弘
プロデューサー:齋見泰正 根岸洋之
脚本:向井康介
撮影(秋・冬篇):芦澤明子
撮影(春・夏篇):池内義浩
照明(秋・冬篇):永田英則
照明(春・夏篇):原由巳
美術:安宅紀史
録音:小宮元 岩丸恒 中山隆匡
整音:岩丸恒
編集:佐藤崇
スタイリスト:篠塚奈美 馬場恭子
ヘア・メイク:木村友華 望月志穂美 大島美保
助監督:長尾楽 渡辺直樹 窪田祐介
ラインプロデューサー:濱松洋一 原田耕治
アソシエイトプロデューサー:石井稔久
主題歌:「季節」星野源
制作プロダクション:マッチポイント
出演:前田敦子 康すおん 伊東清矢 奈良木未羽 萩原利映
アメリカンビスタ カラー 78分

東京の大学を卒業し甲府の実家に戻ってきたものの、就職もせず、家業のスポーツ用品店も手伝わず、毎日ゴロゴロして過ごしている坂井タマ子。起きているときはマンガかゲーム。ニュース番組を見ながらの食事では「ダメだな、日本は」といつも毒づいた。家事は父・善次が一手に引き受け、雑用はじゃんけんで決めている。季節は秋になってもその生活リズムは変わっていなかった。ある日、善次が出かけているときに客がやって来た。その客は前日に母親とバスケットシューズを注文しにきた中学一年生の仁で、先輩よりも高い物を身につけていると具合が悪いから商品を変更したいというのだ。タマ子はカタログを見ながら仁の気に入りそうな物を一緒に選ぶことにした。その夜、夕食時にニュース番組を観ながら悪態をつくタマ子に、善次は日本がダメなんじゃなくてお前がダメなんだと怒鳴った。滅多に荒げない善次の声に驚いたタマ子は、しばらく考えてから「少なくとも今ではない」と静かに答えた。

大晦日にもなると坂井家も新年の準備で大忙しとなっていた。善次は店の片付けや床の掃除を行い、自主的に動くようになったタマ子は買い物に出かけた。用事を終えた彼女が近所の商店から出てくると、仁が同級生の女の子と仲良さげに帰宅していた。自分をじっと見ていることに気付いた仁が目をそらすと、タマ子はにやにやしながら何度も振り返ってその場を去った。その夜、タマ子が紙に落書きをしながら年越しそばが出来るのを待っていると、善次の義姉・よし子がおせちを届けにきた。よし子は帰省することになっているタマ子の姉の顔をついでに見て帰るつもりでいたが、夫の都合で出発が遅くなると聞き残念そうに帰って行った。そばが出来上がると二人は早速食べ始めたが、携帯電話をいじるのを止めようとしないタマ子に善次はどちらかにしろと注意した。するとタマ子は、年が明けたが繋がらなくなるから今のうちに新年のメールを送っておくのと言った。それを聞いた善次は、その機転を就職活動に活かしてくださいよと嫌味っぽく言った。体が温まりこたつでうとうとするタマ子。夢に驚いて目覚めるがまだ姉は帰ってはいなかった。お母さんからも連絡ないねとさりげなく言うが、善次はゆく年くる年を観ながらそっけなく「そう」とだけ答えた。タマ子が離婚した母と先月電話でしゃべったことを話していると姉夫婦が帰って来た。

春、タマ子は美容院で髪を切った。だが家に帰って鏡を見ると、自分のイメージとはかけ離れていたため舌打ちした。彼女は自室にこもると履歴書を書き始め、夕食は父親が作ったものではなくカロリーを意識したものを自分で用意した。食事中に面接用の服が欲しいと言われた善次は、ついに来るべき時が来たと思いあっさりと承諾した。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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