日活
配給:日活
製作年:1976年
公開日:1976年9月25日 併映「国際線スチュワーデス 官能飛行」「セミドキュメント 非行女高生」
監督:小沼勝
プロデューサー:伊藤亮爾
脚本:松岡清治
撮影:森勝
照明:川島晴雄
録音:福島信雅
美術:土屋伊豆夫
編集:西村豊治
音楽:新谷武治
助監督:高橋芳郎
色彩計測:森島章雄
踊り・振付:花柳幻舟
刺青:凡天太郎 河野光揚
現像:東洋現像所
製作担当者:田中雅夫
出演:谷ナオミ 北川たか子 蟹江敬三 中丸信 花柳幻舟
アメリカンビスタ カラー 74分
歌舞伎座出入りのかつら職人の娘だったみち代は江戸千代紙人形師・吉野の後妻となったが半年で死別した。義理の娘のたか子と二人きりで暮らして十年。夫から作り方を教わっていた人形作りで生計を立てていた。一方、大学の卒業を控えたたか子はカメラを手にあちこちを飛びまわっていた。みち代はかたくなに貞操を守り通しており、そんな彼女を尊敬するたか子は自分も独身を貫こうと考えていた。だがちょっとしたことがきっかけでみち代が結婚を望んでいるのではないかと思うようになり裏切られたような気がしたのだった。
ある日、人形問屋の貝島はみち代を行きつけのうなぎ屋へ連れて行った。饒舌な彼はみち代に睡眠薬の入った酒を飲ませて犯した。朦朧とする意識の中で過去の記憶がフラッシュバックした。それは娘道成寺の蛇体の衣裳をまとった男に犯された少女時代のものだった。それから数日後、貝島は展示会での人形の販売代金を支払うためにみち代の家を訪れたが、真の目的は彼女の体だった。そこに帰ってきたたか子はショックを受け家を飛び出した。貝島を何とか追い出し考え事をしていると電話のベルが鳴った。それはたか子が交通事故に遭ったという知らせだった。心配になり急いで病院に駆けつけるが、たか子はそれほどの怪我じゃないから帰ってと突っぱねた。みち代ががっかりして診察室を出ると青年が声を掛けてきた。その青年は事故の加害者の尾形ヒデオで、自分の不注意で怪我をさせてしまってすみませんと謝った。みち代はその顔と尾形という苗字にもしやと思った。
その夜、みち代は友人の冬子の店で深酒し酔っぱらって帰ると、箪笥から吉野の作った千代紙人形を取り出した。そのモデルとなったのは憧れていた役者の尾形菊三郎だった。するとそこにたか子が帰ってきた。ヒデオが車で送ってきたのだが、どうやら軽症で済んだらしい。彼はテーブルに置いてある千代紙人形を見て娘道成寺に登場する白拍子花子だと言い当てた。何故なら彼の父親はその役を演じた尾形菊三郎だったからだ。
屋台的映画館
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