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カクトウ便 BATTLE RUN XX

  • posted at:2026-07-23
  • written by:砂月(すなつき)
かくとうびんばとるらんだぶるえっくす
カクトウ便製作委員会(クレイ=キティライツ&エンタテインメント=ハピネット=ADDENDIS)
配給:クレイ
製作年:2007年
公開日:2008年3月29日
監督:植田中
製作:斎藤正明
企画:田中歩 多賀徹 高口聖世巨 柳谷文昭
プロデューサー:杉浦敬 植田中
脚本:江面貴亮
撮影:早坂伸
録音:上林俊哉
キャスティング:小林良二
美術:山本俊輔
音楽:佐藤悠輔
音楽プロデューサー:大平太一
助監督:石川浩之
プロデューサー補:林大造
オープニング曲:「Kill the Weekend」ELECTRIC EEL SHOCK
エンディング曲:「Fly to the Moon」La Bluzu
制作:キックファクトリー
アクション監督:谷垣健治
出演:小阪由佳 甲斐麻美 内ヶ崎ツトム 大内貴仁 BJ BOSS
アメリカンビスタ カラー 90分

野木市の再開発事業の入札において談合を行った疑いがあるとして大崎権三議員は裁判を起こされた。だが権力によってそれらは一切報道されず、また証拠不十分で不起訴となる可能性が高かった。桜木憲治という人物が持っていたコインロッカーの鍵を人づてに預かったジャーナリスト志望の大学生・恩田アカネはそのコインロッカーへ向かっていた。そこには桜木が独自に調査した大崎の悪事を立証出来る証拠書類が眠っているのだ。だがアカネは大崎の手下に追われていたため簡単には近づけそうになかった。公判まであと2時間弱。そんな時ふと友人との会話が頭の中に浮かんだ。どんな物でも何処にでも邪魔が入れば戦って確実に運んでくれる時間厳守の「カクトウ便」というのがあるらしい。あくまでも噂だが、本気で探せば見つかるというのだ。そこで彼女はオフィス街にあるカフェに身を隠して人の良さそうなサラリーマンに近づき、パソコンを借りるとカクトウ便について調べ始めた。だが検索結果には真偽不明な情報ばかり。その中から今一番近い場所にある「赫々軒」というラーメン屋でメニューに載っていない五目チャーハン八盛りを頼めば情報を得られるという書き込みを確証はないが信じることにした。

飲食店街の路地裏を進んで行くと赫々軒はあったが、暖簾は出ているものの店内は薄暗かった。とりあえず中に入るがテレビはつけっぱなしで店主は寝っ転がって新聞を読んでいる。わざと音を出して椅子に座るとようやく店主は立ち上がり水を持ってきた。思い切って五目チャーハン八盛りを頼むと店主は厨房に立った。五目チャーハン八盛りというのは金魚鉢に五目チャーハンを数字の「8」の形に盛った常連向けの特別料理だった。その量にげんなりしたが米粒一つでも残したら罰金をもらうぞと凄まれたため完食を目指した。急いで頬張ると鉢の底にメールアドレスが見えてきた。だがそのメアドは途中で切れており、がっかりしていると店主はサービスだと言って大盛りのフルーツポンチを持ってきた。無理して腹に詰め込むとその底にもメアドの一部が書いてあり、最後に熱いお茶を飲み干すと完全なメアドが完成した。公判までの時間が1時間半を切っていることもありアカネは早速用件を送った。ところがいくら待っても返信は来なかったのだ。

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がんばれ!!ロボコン

  • posted at:2026-07-17
  • written by:砂月(すなつき)
がんばれろぼこん
NET=東映
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年3月21日 併映「グレートマジンガー対ゲッターロボ」「仮面ライダーアマゾン」「アンデルセン童話 にんぎょ姫」「これがUFOだ!空飛ぶ円盤」「魔女っ子メグちゃん 月よりの使者」
監督:奥中惇夫
プロデューサー:小沢英輔 平山亨 鈴木武幸
原作:石森章太郎
脚本:藤川桂介
音楽:菊池俊輔
音楽制作:あんだんて
撮影:いのくままさお
照明:斉藤久
録音:佐藤修一
効果:阿部作二
美術:宮国登
編集:松谷正雄
記録:宮瀬淳子
計測:松井由守
助監督:加島忠義
進行主任:穂鷹一興
装置:紀和美建
現像:東映化学
主題歌:「がんばれ!!ロボコン」水木一郎 山上満智子とコロムビアゆりかご会
・・・:「ロボコン・ロボット世界一」水木一郎 コロムビアゆりかご会
出演:大野しげひさ 加藤みどり 佐久間真由美 山田芳一 島田歌穂
アメリカンビスタ カラー 25分

お手伝いロボットとして大山家に住み込むことになったロボコン。赤いボディーのロボコンは一生懸命さが持ち味だが、時にそれが仇となり周囲の人々は振り回された。ある日、大山家の長女のみどりが学校の帰りにもらってきた鳥かごを大事に家まで運んでいると、ロボット学校の不良番長ロボット・ロボワルが現れた。中には青色の小鳥が入っており、見せろとロボワルが乱暴に取り上げると蓋が開いた。小鳥は逃げ出すがロボワルは悪びれた様子も見せずその場から去って行った。みどりが悲しくて泣いているとその声を聞いたロボコンが駆けつけた。みどりが事情を説明するとロボコンは怒り、走行形態になって後を追った。そしてロボワルの姿を見つけるとガンツ先生の言い付けを引用しロボットは人間の役に立たなくちゃいけないんだぞと注意した。ところがロボワルは反省どころかイジワルの方がおもしろいと言う始末。頭から煙を吹いて怒ったロボコンは100馬力パンチを放つが、逆に200馬力パンチを返されて吹っ飛び民家のブロック塀を破壊してしまった。

おいらがやっつけてやると言ったものの約束を守れなかったロボコンはみどりに嫌われてしまった。しょんぼりして家に帰ると、みどりの兄のはじめが女の子は強い男の子が好きだからみどりががっかりするのも無理ないよと言った。どうしたら強くなれるか考えていると母の初江がやってきて、悪いイタズラをして小鳥を逃がしたあなたのお友達に今度会ったら注意してねと言った。するとロボコンは、あいつはロボット仲間の名折れだから必ずやっつけてやるよと約束した。

その夜、みどりはあの小鳥が何処へ行ってしまったんだろうと考えながら眠りについた。夢でロボコンと森の中を捜し回っていた彼女は疲れて諦めようとした。すると元はおいらの友達が悪いんだし、みどりちゃんの寂しそうな姿も見ていたら悲しくなるからもう少し捜してみようとロボコンが言った。そこに青い小鳥が横切り木の枝に止まった。そっとロボコンが近づきついに青い鳥を捕まえた。ところがかごの中の鳥は見る見る白くなり、驚いた拍子にかごを落としたことで小鳥はまた逃げて行った。みどりは泣きながら目覚めた。

屋台的映画館

花芯の刺青 熟れた壺

  • posted at:2026-03-25
  • written by:砂月(すなつき)
かしんのいれずみうれたつぼ
日活
配給:日活
製作年:1976年
公開日:1976年9月25日 併映「国際線スチュワーデス 官能飛行」「セミドキュメント 非行女高生」
監督:小沼勝
プロデューサー:伊藤亮爾
脚本:松岡清治
撮影:森勝
照明:川島晴雄
録音:福島信雅
美術:土屋伊豆夫
編集:西村豊治
音楽:新谷武治
助監督:高橋芳郎
色彩計測:森島章雄
踊り・振付:花柳幻舟
刺青:凡天太郎 河野光揚
現像:東洋現像所
製作担当者:田中雅夫
出演:谷ナオミ 北川たか子 蟹江敬三 中丸信 花柳幻舟
アメリカンビスタ カラー 74分

歌舞伎座出入りのかつら職人の娘だったみち代は江戸千代紙人形師・吉野の後妻となったが半年で死別した。義理の娘のたか子と二人きりで暮らして十年。夫から作り方を教わっていた人形作りで生計を立てていた。一方、大学の卒業を控えたたか子はカメラを手にあちこちを飛びまわっていた。みち代はかたくなに貞操を守り通しており、そんな彼女を尊敬するたか子は自分も独身を貫こうと考えていた。だがちょっとしたことがきっかけでみち代が結婚を望んでいるのではないかと思うようになり裏切られたような気がしたのだった。

ある日、人形問屋の貝島はみち代を行きつけのうなぎ屋へ連れて行った。饒舌な彼はみち代に睡眠薬の入った酒を飲ませて犯した。朦朧とする意識の中で過去の記憶がフラッシュバックした。それは娘道成寺の蛇体の衣裳をまとった男に犯された少女時代のものだった。それから数日後、貝島は展示会での人形の販売代金を支払うためにみち代の家を訪れたが、真の目的は彼女の体だった。そこに帰ってきたたか子はショックを受け家を飛び出した。貝島を何とか追い出し考え事をしていると電話のベルが鳴った。それはたか子が交通事故に遭ったという知らせだった。心配になり急いで病院に駆けつけるが、たか子はそれほどの怪我じゃないから帰ってと突っぱねた。みち代ががっかりして診察室を出ると青年が声を掛けてきた。その青年は事故の加害者の尾形ヒデオで、自分の不注意で怪我をさせてしまってすみませんと謝った。みち代はその顔と尾形という苗字にもしやと思った。

その夜、みち代は友人の冬子の店で深酒し酔っぱらって帰ると、箪笥から吉野の作った千代紙人形を取り出した。そのモデルとなったのは憧れていた役者の尾形菊三郎だった。するとそこにたか子が帰ってきた。ヒデオが車で送ってきたのだが、どうやら軽症で済んだらしい。彼はテーブルに置いてある千代紙人形を見て娘道成寺に登場する白拍子花子だと言い当てた。何故なら彼の父親はその役を演じた尾形菊三郎だったからだ。

屋台的映画館

怪談夜泣き燈篭

  • posted at:2026-02-28
  • written by:砂月(すなつき)
かいだんよなきどうろう
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1962年
公開日:1962年6月24日 併映「雲右衛門とその妻」
監督:田坂勝彦
企画:高森富夫
脚本:犬塚稔
撮影:木田平三
録音:奥村雅弘
照明:古谷賢次
美術:加藤茂
音楽:高橋半
編集:西田重雄
装置:木村重雄
擬斗:宮内昌平
音響効果:倉島暢
助監督:西沢鋭治
製作主任:田辺満
出演:小林勝彦 藤原礼子 名和宏 中村鴈治郎 南条新太郎
シネマスコープ モノクロ 73分

越後屋の一人息子の又三郎が突然死んだ。急遽葬儀が執り行われたが、所帯を持って半年になるやならぬの出来事であり妻のお絹は心労がたたって床に臥せってしまった。彼女に替わって世話を焼いたのは越後屋の家に出入りする植木職人の由之助だったが、又三郎とどのような関係があるのか誰も知らなかった。のちに又三郎の母親のお菅が線香をあげにやってくると由之助は話を聞きつけて借金取りが大勢押し寄せているから困っていると言った。不憫に思ったお菅は長屋に上がるのを諦め、お前に預けるから早くその人たちに払って借銭をきれいに片付けてやっておくれと十五両の入った財布、お弔い番太代、そしてお絹への心付けを渡した。お菅が帰ると由之助は部屋に戻り、お絹に名残惜しんであげてくださいと棺桶の蓋を開けた。その中で眠る又三郎はまるでまだ生きているような顔色をしていた。

又三郎は伝法院の水茶屋で働くお絹と駆け落ちしたことで勘当された。しばらく長屋で暮らしていると同じ長屋に住む由之助がお絹に惚れ込み何かと世話を焼いたのだった。世間知らずの又三郎を騙そうと考えた由之助は悪知恵を吹き込んだ。又三郎を死んだことにして彼の家から金をだまし取ろうと企んだのだ。金欠の又三郎にとって渡りに船。こうして又三郎は棺桶に入ったのだった。彼の入った棺桶は土中に埋葬され、あとは頃合いを見て由之助が掘り出しに来るのを待つだけ。又三郎は差し入れの握り飯を頬張りながらその時を待った。日がとっぷりと暮れた頃、由之助は墓にやってきた。だが彼は掘り出すどころか上から踏み固め二度と出て来れないようにしたのだった。お経を唱えながら長屋に帰るとお絹がいた。最愛の夫を失い実家に帰るわけにもいかない彼女が頼る場所はここしかなかったのだ。あちこちに借金ばかり残して私はどうしていいかわからないと愚痴をこぼすと、由之助はしばらくお前の面倒を見てやると言った。そしてお菅からもらった金を見せつけこれをお前に預けると言うとお絹は信用した。こうして由之助は金とお絹を両方手に入れたのだった。明朝、由之助が長屋の連中に見つかる前に出掛けようと戸を開けたところ、ざんばら髪の又三郎が立っていたのだった。

屋台的映画館

かしこい狗は、吠えずに笑う

  • posted at:2025-09-29
  • written by:砂月(すなつき)
かしこいいぬはほえずにわらう

配給:-
製作年:2012年
公開日:2013年6月22日
監督:渡部亮平
製作:渡部亮平
脚本:渡部亮平
撮影:辻克喜
録音:島野あずみ 牧野実歩
美術:早川奈緒美 平松史子
照明:辻克喜
編集:渡部亮平
衣裳:三部葵 木村咲也香 富浦千弥
コンポジター:高木陽平 原田衣織
カラーグレーティング:辻克喜
サウンドデザイン・整音:松原安穂
音楽:近谷直之
劇中歌:「kamar Rahasia」mimpi*β
エンディング・テーマ:「カメレオン」mimpi*β
出演:mimpi*β 岡村いずみ もりこ 瀬古あゆみ ほりかわひろき
アメリカンビスタ カラー 94分

東温女子高2年の熊田美沙はのっそりした雰囲気と名前のせいでクラスメイトからプーさんと呼ばれている。当然、好意からではない。いじめの元凶はクラスの頂点に立つ黒川マリナで、彼女が発する言葉は心が弱い者たちを傷つけた。そのせいで西尾アヤは登校拒否となり家族が警察に捜索願を提出するまでに至った。問題の発覚を恐れた学校側はいじめの有無をめぐるアンケートを実施するが、生徒たちになしと答えた用紙を強制的に提出させた。

美沙はひどい生理痛で悩んでいたが相談する相手がいなかった。彼女の話し相手といえば自宅で飼っているインコと生物部の部長として理科室で育てている金魚しかいないのだ。誰にも邪魔されない図書館で苦手な数学の勉強していたところまた鈍い痛みが下腹部を襲ってきた。こらえながら机に突っ伏していると誰かが話し掛けてきた。声の主は同じクラスの清瀬イズミで、私も数学が苦手と言いながら紙を渡した。それは翌日行われることになっているテストの解答用紙だった。美沙がそれは本物なのかと疑っているとイズミは机の下に潜り込み、三陰交のつぼを押した。激痛のあまり美沙が漏らした悲鳴は図書館中に響いた。美沙が気になっていたのは三陰交よりもテストの解答用紙の方だった。どうやって手に入れたのかと尋ねると、数学の非常勤講師の栗田保からお金ではない別の方法で手に入れたらしい。イズミも美沙と同じようにマリナからいじめられておりクラスメイトからは蔑まれていた。容姿の正反対な二人は痛みや孤独の悩み、そして誰にも言えない秘密を共有することで急速に仲良くなって行った。

ある日の放課後、帰宅しようとしたところ学校の駐輪場に停めてあった美沙の自転車がなくなっていた。イズミの自転車に二人乗りをして帰ることになり、寄り道しながら美沙の家の近くに差し掛かると辺りはもう暗くなっていた。するとイズミはいい物を見せてあげると言って一枚の紙を取り出した。「西尾アヤは清瀬イズミに殺された。」と書かれたビラを見せられた美沙は動揺した。何故ならマリナに呼び出された際に校内にばら撒けと強要されたビラと同じだったからだ。イズミはそれを馬鹿にして笑い飛ばし、新しいのを買うからその自転車をあげると美沙に言った。美沙が躊躇しているとイズミはそれならばまた二人乗りしようと提案し、親友だから私の物は自由に使っていいと言って走って行った。美沙は彼女が初めての親友であることを確信し心の底から喜んだ。

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