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ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを

  • posted at:2018-11-08
  • written by:砂月(すなつき)
ざてんぷたーずなみだのあとにほほえみを
東京映画
配給:東宝
製作年:1969年
公開日:1969年3月29日 併映「恋にめざめる頃」
監督:内川清一郎
製作:佐藤一郎 椎野英之
脚本:池田一朗
撮影:黒田徳三
美術:小島基司 栗原信雄
録音:長岡憲治
照明:今泉千仭
音楽:池野成
編集:広瀬千鶴
監督助手:村松哲夫
現像:東京現像所
特殊撮影:築地特撮プロ
製作担当者:内山甲子郎
出演:萩原健一 大口広司 高久昇 田中俊夫 松崎由治
アメリカンビスタ カラー 83分

山川健一が通う高校では翌日、文化祭委員会公認のクラス対抗ものまねコンテストが行われることになっていた。3年A組の学級委員長である皿井昇は絶対優勝する気でいた。何故ならこの企画は彼の発案であり選考委員の一人となっているからだ。ひとクラスから3人まで出場が出来ることになっていたが、健一にはそんなことなどどうでもよかった。放課後に行われる会議よりも母・久子が副主任として働くスーパーマーケットでのアルバイトの方が大事だからだ。規則を重視する支配人は時間にとても厳しく1分遅刻でも30分ぶん給料から差し引かれるのだ。新しく原由治という後輩が出来たことで指導をしていると、他の客からハレンチマダムと陰口を叩かれる浅田夫人という常連客がやってきた。軽々しく果物に触れるのを健一と由治が止めさせようとしたところ、彼女は暴力店員だと騒ぎ出した。それを見た久子は事を穏便に済ませようと努め、お客様は王様だと我が子をこっぴどく叱ったのだった。それは久子の本意ではなく健一もそれをわかっていた。その夜、翌日に文化祭があることを知った彼女は健一に何故黙っていたのかと尋ねた。そしてアルバイトを休んでいいから楽しんでらっしゃいと言うと、健一に一度笑顔が浮かんだもののまた深刻な顔つきに戻った。それは彼が大事にしている鳩のゴローの様子がおかしかったからだ。

文化祭当日、ゴローを連れたまま登校した健一は昇からある提案をされた。それはものまねコンテストに出場するはずだった安井が妨害に遭ったためその代役としてステージに立って欲しいというものだった。健一はすぐに断ったが、鳩の名医を紹介すると言われたため仕方なく引き受けることにした。何事にも消極的な健一だがステージに立つと人が変わり、ピンキーとキラーズの「恋の季節」を高らかに歌い上げたのだった。その結果、彼が優勝を勝ち取ったのだが、それが面白くなかったのは学生ボスだった。ボスは自分が優勝するための工作を行ったがそれが叶わなかったからだ。健一を待ち伏せした彼はもう一度あの歌を聴きたいとリクエストした。ボスが指定したステージは煙突のてっぺんだったが、ゴローを人質に取られたため従わざるを得なくなった。おっかなびっくり上って行く健一。その姿を目撃した浅田夫人のお手伝いさんの美香は警察に通報すると、警官の姿を見て驚いたボスはゴローを地面に叩きつけて逃げ出したのだ。美香はゴローの死を悲しみ、健一は仲間の由治、広司、俊夫、昇とともに墓を作って弔った。自分が弱いせいで招いたのだと意気消沈する健一を勇気づけるために、由治は好きなことをやってうまくなることが自分に自信をつけるいい方法だとアドバイスした。いくつか考えた中から彼が選び出したのは音楽で由治たちとバンドを結成した。その頃、美香の優しさに心を打たれた白髭の神様は魔法の力を授けたのだった。

屋台的映画館
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