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潮吹き海女

  • posted at:2016-10-03
  • written by:砂月(すなつき)
しおふきあま
日活
配給:日活
製作年:1979年
公開日:1979年7月21日 併映「団鬼六 縄と肌」「売春グループ 欲情する人妻」
監督:白鳥信一
プロデューサー:八巻晶彦
脚本:大工原正泰
撮影:水野尾信正
照明:川島晴雄
録音:福島信雅
美術:川船夏夫
編集:井上治
音楽:高田信
助監督:黒沢直輔
色彩計測:米田実
現像:東洋現像所
製作担当者:沖野晴久
出演:日向明子 吉沢由起 飛鳥裕子 五條博 金田明夫
シネマスコープ カラー 69分

長距離トラック運転手の野崎清一の内縁の妻・サキは夫の弟・民男と組み海女としてアワビ獲りをしている。そんな彼女に淡い想いを抱いている民男は、清一が留守にしている日を狙って晩飯を食べに行っていた。何故なら彼は兄のことが嫌いだったからだ。その日も仕事を終えた後に約束したのだが、運が悪いことに清一が4日ぶりに帰ってきていたのだ。雑用を押し付けさっさとサキを家に連れて帰る粗暴な清一に民男が苛立ちながら片付けをしていると、海女仲間たちが冷やかした。中でも柿島ルミは、怖い女だから手を出さない方がいいと笑いながら忠告した。

清一は欲求を満たすと、風呂から出てきたサキに事故を起こして弁償なければならないから金が必要だと無心した。この間渡したばかりだからとサキが渋ると、清一は神棚に置いてある茶筒に気付き取り上げた。その中には組合に支払うことになっている船の借金が入っているのだ。どうせ酒や競輪に使ってしまうんでしょうとサキが言うと、今度帰ってきたら籍を入れるからと清一は殺し文句を吐いた。だが今度ばかりは彼女の気が収まらず、そんなことを言っているんじゃないと怒鳴ると、清一はしゅんとなっていつも迷惑かけて済まないと詫びた。だがお前に一番惚れているんだと言われるとサキは仕方なく許してしまった。
 
その夜、漁師たちが集う味の店・アメヤホールで清一はヤケ酒を煽っていた。この店はルミとサキが女中として働いていた。客にカラオケを勧められたサキにルミは、清一に可愛がられてもう声は出ないよと嫌味を言った。そして亭主が3人も変わっていつも新婚気分でいられるのだから幸せ者だと続けて言った。カウンターで飲んでいたルミのヒモ亭主・勇吉は気分を害し、俺も死んだ方がいいのかと文句を言うと、大将が店の中で夫婦喧嘩されちゃ敵わないと止めに入った。店が終わるとルミは店主の松川平介にサキとは一緒に仕事をしたくないと申し出た。そして海女仲間もあやのついた女と同じ海で働けないと口をそろえて言っていることを話すと、松川はああいうのを「下がり巾着」と言って拘った男が不幸になるんだと言った。そして男はうぬぼれが強く自分だけは違うと思って珍し物見たさに寄ってくるが、俺はまだ死にたくないと言った。

清一はトラックの運転中に事故を起こし即死した。遺骨を引き取りに行った民男は帰りのバスの中で、死んでまで手数を掛けさせやがってと愚痴った。それでも兄をかばおうとするサキに、金を巻き上げられたうえに自分勝手をされて少しもいいことはないだろと吐き捨てた。その夜、通夜が行われたが、組合長を始めとした男連中がサキのことを目前で貶したことから、怒った彼女は皆を家から締め出した。するとそこへ若い女が訪ねてきた。赤羽モヨ子と名乗るその女は清一の子供を妊娠していると言った。

屋台的映画館
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十七人の忍者

  • posted at:2016-04-23
  • written by:砂月(すなつき)
じゅうしちにんのにんじゃ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1963年
公開日:1963年7月7日 併映「警視庁物語 十代の足どり」
監督:長谷川安人
企画:天尾完次
脚本:池上金男
撮影:わし尾元也
照明:増田悦章
録音:藤本尚武
美術:富田次郎
音楽:鏑木創
編集:堀池幸三
助監督:本田達男
記録:勝原繁子
装置:西川春樹
装飾:中岡清
美粧:林政信
結髪:宮島孝子
衣裳:豊中健
擬斗:谷俊夫
進行主任:田村祐夫
出演:里見浩太郎 三島ゆり子 薄田研二 原田甲子郎 品川隆二
シネマスコープ モノクロ 99分

寛永八年十二月。重篤となり半月程の命といわれる二代将軍秀忠の世継ぎは嫡男の家光にということで落ち着きかけていたが、老中阿部豊後守忠秋が駿府で不穏な動きがあることを伝え聞いたことから伊賀忍者の甚伍左を江戸城に招いた。将軍職を狙う家光の弟忠長が、中国筋から九州にかけての西国外様大名に働きかけて謀反の連判状を集め、秀忠逝去とともに兵を上げるという噂があった。忠秋は甚伍左に仔細を話し、事は未然に防がねばならぬと言った。そして連判状を逝去と同時に示して忠長に詰腹を切らせると言うと甚伍左は静かに頷いた。

甚伍左は屋敷に戻ると仲間を集め、上坂治平衛に四人とともに甲州街道を走り鰍沢より富士川を抜けて駿河へ忍べと命じた。そして治平衛に仕える四人に石脇新作、藤伝八、田辺小六、一色弥市を指名した。市木左平次には厚木街道より足柄を抜け竹之下、御殿場へ抜けて駿河へ忍べと命じ、加太源作、滝島一鉄、木賀孫介に左平次の指図に従えと言った。次に上島多兵衛を呼ぶと、熱海街道を経て伊東へ向かい修善寺を抜けて伊豆より駿河へ忍べと命じ、御宿源心、鬼頭右馬之介、佐伯主馬に多兵衛の指図に従えと言った。甚伍左は残った見沼文蔵と柘植半四郎にわしとともに箱根裏街道を経て駿河に忍ぶと言った。そして江戸に残って不測の事態に備える役目を娘の梢に与え、御老中の指図に従い上様御容体の急変に備えてくれと言った。甚伍左は皆に対し、十六名が例え一人となろうとも伊賀の名に懸けて必ず御役目を果たさねばならぬと発破をかけた。

雨の夜、甚伍左は古寺で吉報を待っていたが、文蔵と半四郎の報告で本丸へ忍び込んだ新作と弥市の計略が失敗したことを知った。文蔵はもう一度新手を出す提案をしたが、既に四人が犠牲になっていることから甚伍左は城郭図を示して無駄だと言った。本丸の内堀を越えるには大手門から巽櫓を通って外堀を渡る以外に手はなかったが、例え城中に忍び入ったとしても城方に知られて巽櫓の鐙道を抑えられれば袋の鼠同然となる。地形、備えともに鉄壁の構えであることは新作たちが犠牲になったことで明白になったのだ。忍びの裏を知る紀州根来忍者の才賀孫九郎を相手に尋常一様の手段は通用せぬ。甚伍左は呟きは諦めに似ていた。

屋台的映画館

11人いる!

  • posted at:2016-03-22
  • written by:砂月(すなつき)
じゅういちにんいる
キティ・エンタープライズ=日本ビクター
配給:東宝
製作年:1986年
公開日:1986年11月1日 併映「扉を開けて」
監督:出崎哲 冨永恒雄
企画:落合茂一
プロデューサー:古徳稔
原作:萩尾望都
構成:萩尾望都
脚本:今泉俊昭 小出一巳
作画監督:清水恵蔵
キャラクターデザイン:杉野昭夫 清水恵蔵
美術監督:東潤一
撮影監督:小山信夫
音楽監督:及川禅
録音監督:斯波重治
音楽:福田裕彦
主題歌:「僕のオネスティ」川上進一郎
挿入歌:「とことん I LOVE YOU」河合美智子
声の出演:神谷明 河合美智子 田中秀幸 古川登志夫 玄田哲章
アメリカンビスタ カラー 91分

地球人はワープ航法と反重力を発見したことで飛躍的な宇宙進出を実現させ、200年の間に51の植民惑星を持つに至ったが、自治を望む惑星移民と地球連邦政府との間に小競り合いが続いた。だがある惑星で異星人の廃墟を発見した開拓団が異星人と接触したことで事態は急変。政府は一致団結して対処するために51の植民惑星と話し合いを行い統合政府・テラを発足させた。その後、数世紀に渡る紆余曲折を経てサバ、セグル、ロタの3大国と他の種からなる惑星国家の星間連盟に加盟した。新しい時代を担う優秀な人材を育成するために星間連盟によって創設された「コスモ・アカデミー」は、宇宙学のあらゆる研究ジャンルを持つ宇宙最高の教育機関であり、この大学の卒業生は全ての社会でエリートとしての地位を約束されることから、各惑星から受験者が殺到した。完全防音のカプセルの中にいる受験生の耳に聞こえるのは、解答を打ち出す自分のキーの音だけ。孤独な頭脳との戦いが何時間も続いた。3年毎に行われる入学試験に資格制限はなし。第一次予備試験、合格率0.1パーセント。第二次予備試験、合格率3.7パーセント。最終筆記試験に臨んだ者、7000名。最終テストに進んだ700名は7機のシャトルに均等に振り分けられ、一組10名のグループがテストポイント毎にランダムに選抜される。受験者の一人、タダトス・レーン(タダ)は仲間たちとともに漂流する宇宙船に向かった。テラ系シベリース出身の彼には種族特有の優れた直観力があり、それを生かして入り口のパスワードを解読するとロックを解除してハッチを開けた。部屋に安全確認のランプが灯り一人がヘルメットを取る提案をすると、別の一人がおかしなことを言った。「1人多いぞ!」。

10人のグループの中に11人目がいることがわかり、宇宙船に異様な空気が流れた。誰もこの事態を説明できる者はおらず、いつしか皆誰かを疑った。やがて宇宙船に爆発が起こり、船内は大きな振動に襲われた。さらにその影響で重力場調整装置が故障した。まだお互いの名前を知らない受験生たちはそれぞれの担当を受け持ち、ある者は装置の修復に、ある者はコクピットで爆発箇所の確認を行った。メインコンピューターを作動させ船内図をモニターに映し出すと爆発物がセットされている部分が赤く点滅した。次の爆発までの時間が刻々と迫る中、タダはD回路の切断を命じ危機を回避した。すると本部から最終テストの課題が発表された。それはこの船にクルーとして53日間留まることだった。このミッションを達成すれば全員合格。だが一人でも脱落すれば全員不合格となる。全員で解決不可能な事態が発生した場合はスクランブルボタンを押せばテストは中止となり救援を呼ぶことが出来るが、それ以外は外部との接触は禁止だった。開始からの非常事態に皆浮足立ったが、11人目を捜すよりも優先すべきことがあるとわかると考えを改めた。タダは他のクルー、サバ系アリトスカ・レ出身のマヤ王バセスカ、サバ系アリトスカ・ラ出身のソルダム四世ドリカス、テラ系シュシュ出身のアマゾン・カーナイス、テラ系クエス出身のチャコ・カカ、テラ系ペロマ出身のドルフ・タスタ、サバ系ミス出身のトト・ニ、星系に属さない辺境星ヴェネ出身のフロルベリチェリ・フロル、同じく星系に属さない辺境星ヴィヌドー出身のヴィドメニール・ヌーム、サバ系トレドレーガ出身のガニガス・ガグトス、セグル系灰白色星出身のグレン・グロフに対して直観力を使ったが、嘘をついている者を見つけ出すことは出来なかった。

屋台的映画館

十一人の侍

  • posted at:2016-02-14
  • written by:砂月(すなつき)
じゅういちにんのさむらい
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1967年
公開日:1967年12月16日
監督:工藤栄一
企画:岡田茂 天尾完次
脚本:田坂啓 国弘威雄 鈴木則文
撮影:吉田貞次
照明:井上孝二
録音:溝口正義
美術:塚本隆治
音楽:伊福部昭
編集:神田忠男
助監督:大西卓夫
記録:国定淑子
装置:矢守好弘
装飾:柴田澄臣
美粧:堤野正直
結髪:白鳥里子
衣裳:松田孝
擬斗:上野隆三
制作主任:武久芳三
出演:夏八木勲 里見浩太郎 南原宏治 宮園純子 大川栄子
シネマスコープ モノクロ 100分

天保10年11月、鹿狩りに興じ国境を越えたことに気付かなかった将軍の弟で館林藩藩主の松平斉厚は、道を遮った農夫に矢を放った。そこへ偶然通りかかった忍藩藩主・阿部豊後守正由が何故の御成敗かと尋ねると、斉厚は前を横切ろうとした故に無礼討ちにしたと高らかに言った。それを聞いた正由は、ここは忍藩の領内であり領主たる某に何の挨拶もなく領民を斬り捨てるとは、天下万民の手本となるべき御身をお忘れかと言った。その言葉が癪に障った斉厚は正由に矢を放ち、右目を貫かれた正由は絶命した。この事態に忍藩次席家老・榊原帯刀は訴状に矢を添えて江戸千代田城の老中・水野越前守忠邦に申し出たが、もしそのようなことが諸大名や旗本の模範となるべき人物にあれば徳川家の威信は地に落ちる。そこで忠邦は、国境の仕切りを弁えずに館林領へ馬を乗り入れ斉厚に無礼な雑言、その際の流れ矢に当たった正由の不祥事と、それを斉厚の所業として公儀を謀ったとして帯刀に忍藩取り潰しを言い渡した。この理不尽な判決に言葉を失う帯刀。上意だと言われ歯噛みしながら引き下がった帯刀は、取り潰しの触れ出しを11月の晦日まで待って欲しいと願い出た。訝る水野に彼は、寝耳に水の藩中の者たちが間違いを起こさぬよう説き聞かせ、心を一つにして御上意をお受けせねばなりませんと苦々しく言った。そして水野が斉厚の処置について口を閉ざしたことから、ひと月の猶予を貰えなければその場で腹を切ると帯刀が言うと忠邦はそれを渋々認めた。

藩に戻った帯刀は藩取り潰しの件を重臣たちに隠し、斉厚に不穏な企てを起こす者が現れれば公儀の印象を損ねることから藩士に道理を言い聞かせて行動を慎むようにと言い渡した。その一方で彼は竹馬の友である藩士・仙石隼人と会い、遠乗りと称した密談を行った。忍藩500人の家臣や領民の生活を守るためには、ひと月の猶予の間に行動を起こす必要があった。そこで帯刀は隼人に力を貸して欲しいと願い出たのだった。隼人はしばらく考えた末に脱藩することに決めたと言った。素浪人となれば藩に迷惑がかかることはないからだ。成功の確率は低いが、理非を訴えることが出来ないこの世の中を変えるにはいずれ誰からやらねばならないのだ。引き受ける条件として自分と同じような人間があと10人ほど必要だと隼人がいうと、帯刀はお主に任せるとゆっくり頷いた。隼人は暗殺隊を組織するにあたってまず連絡役に藤堂幾馬を指名した。

斉厚が江戸へ出府するという噂を聞きつけた忍藩藩士・三田村健四郎と仲間たちは、持病の労咳で急死した兄の代わりに参加することになったぬいとともに斉厚を討とうと待ち構えていたが、動きを察していた隼人に阻止された。藩邸に戻ると帯刀はぬいに謹慎、6人には切腹を言い渡した。怖気づく三田村たちに俺が介錯してやると隼人が言うと、彼らは刀を腹に突き立てようとした。すると帯刀の待ての声。6人の死への覚悟と勇気を認めた隼人は真相を話し始めた。

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じゃりン子チエ

  • posted at:2015-11-10
  • written by:砂月(すなつき)

じゃりんこちえ
東宝=キティ・ミュージック=東京ムービー新社
配給:東宝
製作年:1981年
公開日:1981年4月11日 併映「フリテンくん」
監督:高畑勲
製作:多賀英典 片山哲生
原作:はるき悦巳
脚本:城山昇
作画監督:小田部羊一 大塚康生
美術:山本二三
撮影:高橋宏固
録音:加藤敏
編集:鶴渕允寿
助監督:三家本泰美
音楽:星勝
主題歌:「じゃりン子チエ」ビジー・フォー
挿入歌:「春の予感」ビジー・フォー
声の出演:中山千夏 西川のりお 上方よしお 芦屋雁之助 三林京子
アメリカンビスタ カラー 110分

小学五年生の竹本チエは大阪の下町にあるホルモン焼き屋を切り盛りしている。昼は学校、夜は父・テツの手伝いをしていたのだが、そのテツがろくに働きもせず博打とケンカに明け暮れていたためチエに店を乗っ取られたのだ。その挙句に店名も「テッちゃん」から「チエちゃん」に勝手に変えられたのだった。店からそれほど離れていないところにチエのおジィはんとおバァはんが営むホルモン焼き屋があり、そこで一括して仕入れを行っているが、気の弱いおジィはんに付け込んだテツは何かと理由をつけて小遣いをせびっていた。そんな父親をクラスメイト見せたくないチエは授業参観があることを黙っていることにしたのだが、帰宅時に落としたプリントをたまたまテツが拾ったことから騒動は始まった。参観日当日、校内を歩き回ってようやく教室を見つけたテツは窓を叩いてアピールした。それに気づいたチエは恥ずかしさで顔が真っ赤になり、身を縮めて教科書に顔をうずめたのだった。教室に入ってきたテツは手を挙げて答えようとしないチエにイラつき、「なにしとるんや、バシッと決めたらんかい!」と怒鳴った。チエがますます恥ずかしくなって机に突っ伏すと、テツは担任の花井渉に知っていても知らないふりをするチエの奥ゆかしさがなんでわからんのやと怒鳴りつけたのだった。どうしていいかわからなくなったチエが泣き出すと、テツはそれがえこひいきをして当てなかった花井のせいだと決めつけ、あとで校門で待ってるからなと脅した。

帰宅したチエは学校で起きたことをおジィはんとおバァはんに話した。もう学校には行かないというチエをおバァはんは説得しようとしたが、人のせいではなく自分の問題だとテツが中に割り込んできたことで我慢の限界に達し、チエは家出を決断したのだった。「うち、生活力には自信あんねん」。そう言ってこんな日のために貯めたへそくりを手に店を出ようとしたが、玄関の先に置いてある一輪の白い花を見てやめた。それは別居しているテツの妻・ヨシ江とチエだけにしかわからない秘密のサインだった。次の日曜日に会えることがわかると、チエは何事もなかったように自分の部屋へ向かった。

日曜日が来ると朝早くからおめかしをしヨシ江からもらった服を着ておしゃれした。そして喜び勇んで公園に向かうと、ヨシ江はベンチで先に待っていた。テツから出て行けと言われたことを真に受けて別居を始めたヨシ江は、洋裁でなんとか生計を立てていた。そんな彼女にとって一服の清涼剤が元気なチエなのだ。映画帰りの甘味処でヨシ江はテツと近いうちに会ってみたいとチエに打ち明けた。だがそれを聞いたチエはまだ会わない方がいいと答えた。肝心のテツが何も変わっていないからだ。テツが定職につかなければ再び元の家族に戻ることはないと考えたチエは、翌日から学校の帰りに仕事探しを始めた。

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