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ねこあつめの家

  • posted at:2021-01-07
  • written by:砂月(すなつき)
ねこあつめのいえ
「映画ねこあつめ」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院=TBSサービス=キングレコード)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2012年
公開日:2012年10月6日
監督:蔵方政俊
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
製作:梅村昭夫 坂本敏明
プロデューサー:岩淵規
ラインプロデューサー:田中清孝
原作・原案:ねこあつめ 高崎豊 森田一平 上村真裕子
脚本:永森裕二
撮影:安田圭
照明:石田健司
録音:越川浩道
美術:山下修侍
アニマルトレーナー:江上緑 大河内翼
スタイリスト:森山久美
ヘアメイク:高村明日見
持道具:阿部有希
助監督:斉藤博士
制作担当:池田勝
編集:岩切裕一
整音・音響効果:越川浩道
音楽プロデュース:塚田良平
音楽:ペイズリィ8
占術指導:北原江莉歌
キャスティング:岩淵規
主題歌:「ひとやすみ」竹村愛弓
アニマルプロダクション:グローバル・アニマルアクト
制作プロダクション:メディアンド
企画:AMGエンタテインメント
出演:伊藤淳史 忽那汐里 戸田昌宏 大久保佳代子 青戸浩香
アメリカンビスタ カラー 92分

小説家の佐久本勝はスランプに陥っていた。雑誌・週刊近代に連載中の小説は読者からの評価が芳しくなく、編集者の鴨谷進からはゾンビ物への路線の変更を迫られていたのだ。焦る佐久本にとって気になるのはライバルの北風裕也のことだった。北風とは同時期にデビューしたが、新人賞を取った佐久本の方が先だった。だが北風裕也は男前の風貌も手伝って今や飛ぶ鳥を落とす勢いのベストセラー作家となり、差をつけられた佐久本はもがき苦しんだ。やることと言えばインターネットでのエゴサーチだったが、「一発屋」や「没落」という言葉に傷つきさらに落ち込んだ。唯一の味方は担当編集者の十和田ミチルで、スランプを打開すべく小説のアイデアを提供するが、佐久本の筆は遅々として進まなかった。ある夜、飲み屋街の路地裏にいた占い師から「たこ」というお告げを受けた佐久本は、自宅に戻るとそれを頼りにいろいろと検索してみた。その結果、「タコ 物件」というキーワードで千葉県多胡町がヒットしたことから験を担いでそこに引っ越すことに決めた。

佐久本が誰にも知らせずに移住を決めたのは築年数が古い郊外の一軒家だった。そこなら自分を知る者はいないし、周りの雑音やミチルからも逃れられる。誰にも邪魔されずにゆったりした気持ちで執筆活動が出来るので言うことなしだ。自由な時間を手に入れた佐久本がエナジードリンクを飲みながらノートパソコンでゾンビ映画を鑑賞をしていると、庭に人の気配を感じた。振り返ってみると何故かそこにミチルがいるのだ。不動産屋の猿渡めぐみは人一倍個人情報の管理に気をつけていると言ったが、相手が有名人ということで自慢したくなりSNSに自撮り写真を投稿した。そして佐久本の行方を捜していたミチルがそれを見つけたのだった。ゾンビ映画を観ていたということは路線変更を視野に入れていることに違いないと考えた彼女は、原稿を書き終えるまで帰らないことを心に決め執筆を始めるよう発破を掛けた。しばらくノートパソコンに向かっていた佐久本だったが、ミチルが縁側で何かしていることが気になって仕方がなかった。彼女はコンパクトのミラーに反射した太陽の光で野良猫たちと遊んでいたのだ。居つかれると困ると文句を言うがミチルは何処吹く風。原稿を渡さない限り彼女は帰ってくれないのだ。佐久本は静かにパソコンの前に戻った。それから数日後、週刊近代は書店の店頭に並んだ。いち早く評価を知りたい佐久本はエゴサーチを行うが、そこには批判の声しかなかった。ショックを受けた彼が縁側へ行くと、庭に一匹の白い猫が寝そべっていた。佐久本はミチルが忘れたコンパクトを使って遊ぼうとするが逃げられてしまい、猫からも相手にされないと考えて意地になった彼は何とか手なずけようと考えを巡らせた。

屋台的映画館
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