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不良少女 野良猫の性春

  • posted at:2021-06-22
  • written by:砂月(すなつき)
ふりょうしょうじょのらねこのせいしゅん
日活
配給:日活
製作年:1973年
公開日:1973年5月31日
監督:神代辰巳
企画:福田慶治
脚本:宮下教雄
撮影:前田米造
美術:川原資三
録音:福島信雅
照明:川島晴雄
編集:辻井正則
音楽:杉田一夫
助監督:高橋芳郎
色彩計測:関寿之
現像:東洋現像所
製作担当者:服部紹男
出演:片桐夕子 江角英明 大山節子 三都徹 高橋明
シネマスコープ カラー 70分

田園風景広がる赤坂村で暮らす会社員の丸山鳩子は、新しい男を作っては家に連れ込む母親との生活に嫌気が差し大学生の恋人・正夫と駆け落ちすることに決めた。書き置きを残して家を出たまでは良かったが、いつまで経っても待ち合わせ場所の河内汐の宮駅に正夫は現れなかった。心配になって電話をするが出る気配はなし。すっぽかされたことがわかった鳩子は一人で上京することに決めた。

田舎で育った鳩子にとって東京の街は刺激的だった。見る物、聞く物、全てが珍しく、辺りを見回しながら歩いていると胡散臭い男が話し掛けてきた。その様子を遠くから見ていたゴマメは、回転寿司店から出てきた彼女の手を引いてその場から離れさせた。そして甘い言葉を掛けてくる男には気をつけなさいと注意すると、俺が今日から保護者になってやると言った。その大人然とした態度と関西訛りの口調に心細い鳩子は全幅の信頼を寄せた。ゴマメは古びた自分のアパートに彼女を連れて行くと、逸る気持ちを抑えられずに押し倒した。ところが鳩子はのんびりした調子でちょっと待ってと言い、そんなことだと思ったと支度を始めた。そしてあっさりと受け入れたのだった。部屋にはゴマメの他にベッドとプロが住んでいた。ゴマメは大阪で有名な佃煮屋の養子だったが女好きが祟って勘当された。ベッドは元イタリアベッドのセールスマンで、プロは2軍暮らしの元プロ野球選手だった。翌日、ゴマメは鳩子を連れて買い物に出掛けたが、ハンドバッグの中に入れていた財布がないと彼女が慌て出した。それもそのはず、寝ている間にゴマメが抜き取っていたのだ。俺が靴を買ってあげるから諦めなさいと言うと、自分の金とは知らない鳩子はとても喜んだのだった。ゴマメは残った金で皐月賞の馬券を買った。大穴が当たれば借金を返してヤクザとの関係も清算出来るはずだったが、結果を見る前に巻き上げられてしまった。落胆するゴマメは鳩子を部屋に返すと自分は3日の間姿を消した。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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