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男はつらいよ 寅次郎紙風船

  • posted at:2021-07-07
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうかみふうせん
松竹
配給:松竹
製作年:1981年
公開日:1981年12月28日 併映「シュンマオ物語 タオタオ」
監督:山田洋次
製作:島津清 佐生哲雄
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 音無美紀子 下條正巳 三崎千恵子
アメリカンビスタ カラー 111分

秋の彼岸を迎えた頃、とらやに車寅次郎がふらりと帰ってきた。その日が柴又小学校の同窓会の日だとわかると彼は2階の自分の部屋でゆっくり過ごし、式が始まる頃合いを見て出掛けて行った。ところが午後9時を過ぎても帰ってくる様子がなく、心配になったさくらが会場の料亭・川甚に電話を掛けるが、同窓会は1時間以上も前に終わって誰も残っていないと言われた。きっと2次会だろうと博が言うと、竜造は何だか嫌な予感がすると眉をひそめた。寅次郎がベロンベロンに酔っ払って台無しにし、せっかくの同窓会が滅茶苦茶のなっているのではないかと想像したのだ。やがて寅次郎は帰ってきたが、貧乏くじを引いたのはクリーニング店を営む安夫だった。飲み足りない寅次郎は安夫を引き留めて家でゆっくり飲み直そうとするが、仕事のある彼は理由をつけて帰ろうとした。すると寅次郎はお前の店なんて潰れても世間は痛くも痒くもないと言った。それを聞いて頭に血が上った安夫は、人様の苦労なんてヤクザなお前にわかってたまるかと怒鳴りつけたのだった。翌朝、自分の失態を恥じた寅次郎は皆が起きる前に出て行った。

商売を終えた寅次郎が大分・夜明の旅館に泊まっていると女将から相部屋を頼まれた。その客は小田島愛子という若い娘で、団体客で他に空いている部屋がなく街へ行くバスも終わっているため、辺りに一軒しかないこの旅館に泊まるしかないのだという。寅次郎は何も言わずに彼女を引き受け、「俺は東京は葛飾柴又の生まれで車寅次郎、人呼んでフーテンの寅という男だ」と名乗った。すると愛子は「フーテン」という言葉に興味を持ち、同じように訳ありだとわかると頑なな態度を一変させた。翌朝、寅次郎は愛子が家出した理由を初めて知った。夫を亡くした母親が新しい男を作ったからだという。寅次郎は焼津にいる母親のもとへ帰るよう説得するが、すっかり気に入られてついてきた。仕方なく彼は久留米水天宮の縁日で彼女をサクラとして使うが、それがいつも以上に評判を呼んだ。仕事がひと切りつき一服していると向かいでたこ焼きの店を出す女性が声を掛けてきた。彼女はテキヤ仲間である常三郎の妻・光枝で、入院する夫の替わりに働いているのだという。それからしばらくして寅次郎は秋月にある光枝の家を訪ねるが、そこには常三郎の姿があった。光枝が気を遣って買い物に出掛けると、彼は寅次郎に相談があると言った。それは万が一、自分が死んだ場合に光枝を嫁に貰ってくれという頼み事だった。退院したばかりということもあって寅次郎は冗談だと思い安請け合いしたが、帰り際に光枝から常三郎が医者から見放されていることを聞きショックを受けた。

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