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暴力金脈

  • posted at:2018-03-13
  • written by:砂月(すなつき)
ぼうりょくきんみゃく
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年8月9日 併映「けんか空手 極真拳」 
監督:中島貞夫
企画:日下部五朗 佐藤雅夫
脚本:野上龍雄 笠原和夫
撮影:増田敏雄
照明:北口光三郎
録音:中山茂二
美術:富田治郎
音楽:津島利章
編集:堀池幸三
監督補佐:清水彰
助監督:藤原敏之
記録:石田照
装置:吉岡茂一
装飾:松原邦四郎
背景:西村和比古
美粧:長友初生
結髪:白鳥里子
スチール:中山健司
演技事務:森村英次
衣裳:豊中健
擬斗:三好郁夫
進行主任:上田正直
出演:松方弘樹 梅宮辰夫 池玲子 山城新伍 伊吹吾郎
シネマスコープ カラー 95分

早朝5時の大阪。けたたましく鳴る目覚まし時計のベルとともに起床した中江宏は、身支度を整えると近所迷惑顧みずに大音量で軍艦マーチを掛けた。そうやって気持ちを高揚させると畳の下に隠してあった包みから大平重工の株券を取り出した。彼は駆け出しの総会屋で、整理券の配布時間に間に合うよう待機列に並んだ。そして整理券を手に入れると食堂で一服し、始業時間の9時になると再び会社を訪れた。整理券の番号順に総務課で手当てを貰うことになっているが、宏は電車賃すら貰うことが出来なかった。会社の台帳には大物から紹介された人物がリストアップされており、付き合いの度合いによって金額が上下した。宏の場合は大平重工と馴染みが薄いことと誰からの紹介もないことで軽くあしらわれたのだ。このままでは引き下がれず課長を怒鳴りつけようしたが、背後にいた男が間に割って入り自分の指導で目下勉強中の若い者だと言った。その男はベテラン万歳屋の乃木万太郎で、食堂で相席になったときに見覚えがあったのだ。こうして宏は初めての手当を手にしたのだった。

万太郎は総会屋の手解きをするために宏を焼き鳥屋へ連れて行った。金のことは口に出さないこと、そして相手が怖がる言葉は使わないこと。この二つの鉄則があることを万太郎は説明した。総務課の机の下には録音テープが仕掛けてあり、恐喝罪や恐喝未遂罪、不退去罪で通報される恐れがあるからだ。そして若者が信用をつけるなら電鉄、金が欲しいのなら銀行筋が最適だとアドバイスした。株付けは宏が30社なのに対し万太郎は600社ほど。強請り、たかり、会社ゴロと貰い続けて30年だと万太郎は高笑いした。すると様々なエピソードを聞き一日でも早くのし上がりたいと考えた宏は門下生にして欲しいと頭を下げたのだった。

まだ総会屋だけでは食って行けない宏は三味線とハンバーグの材料となる猫捕りで日銭を稼いでいたが、ある日、寺岡組の若い衆を引き連れてやってきた奥田寛次が元締を訪ねた。赤い首輪をつけた姐さんのミオがいなくなったため探していたのだが、既に皮となっていた。それが宏のせいだとわかると寛次は彼を事務所に連れて行くために車に乗せたのだが、話をしているうちに2人が知り合いだったことがわかった。九州から集団就職で大阪へ出てくるときに汽車の中で既に出会っていたのだ。大物総会屋を目指す宏と日本一の極道を目指す寛次は手を組む約束をした。

トラメガを持って万太郎とともに大東建設に乗り込んだ宏は「藤本社長生誕七十三年バンザーイ!」とやって5万円をせしめた。後日、宏と万太郎、寛二の3人が顔を合わせる機会があり、その際、寛二は万太郎が平和産業の株券を持っていることを知った。平和産業は寺岡組が唾をつけていた土地を横から掻っ攫ってマンションを建てたという曰くつきの企業だった。落とし前をつけるために総会で一泡吹かせて欲しいと寛二が頼むと、万太郎は相手に不足なしと対決を引き受けた。相手側には関西切っての暴力総会屋・神野儀十がついているが、万太郎が逮捕されたときに警察へ密告したのが神野だった。

屋台的映画館
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