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黄門と弥次喜多 からす組異変

  • posted at:2026-04-29
  • written by:砂月(すなつき)
こうもんとやじきたからすぐみいへん
宝プロダクション
配給:新東宝
製作年:1951年
公開日:1951年7月13日
監督:並木鏡太郎
企画:高村将嗣
製作:望月利雄
脚本:木下藤吉
撮影:平野好美
録音:加瀬寿士
照明:中野豊
美術:鈴木正治
音楽:高橋半
編集:宮田味津三
助監督:大貫正義
製作主任:高橋幹雄
出演:古川ロッパ キドシン エンタツ 沢村国太郎 尾上菊太郎
スタンダード モノクロ 84分

月賀出羽守の城下に夜な夜な曲者が現れた。その者たちは美しい娘を狙っては襲い、さらっては逃げた。目明かしたちはその後を追うが、ある屋敷の前にやってくると曲者たちは姿を消し、その代わりに化け物が現れるのだった。そこはからす組の幽霊屋敷と呼ばれて人々から恐れられていた。執拗なお春からの借金催促にたまらず江戸から逃げ出した弥次さんと喜多さんはなけなしの銭で頼んだ握り飯を茶屋でどちらが食べるか賭けをしていた。何度じゃんけんを繰り返しても決まらないため、街道をやってくる男女の関係を当てた方が勝ちという賭けをすることにした。弥次さんは兄妹で喜多さんは夫婦。前を通り掛かった時の会話で兄妹だとわかると弥次さんは握り飯にかぶりついたのだった。残念がる喜多さんに声を掛けたのは茶屋の娘で、あちらのご婦人からの差し入れだと言った。竹皮には三つの握り飯が包まれており、世の中には親切なご婦人もいるもんだと喜んだ。お春ならくれるどころか取り上げそうだなどと悪口を言っていると、そのお春が目の前に現れた。握り飯を差し入れご婦人こそお春だったのだ。二人は言い訳を重ねて逃げ出した。

宿場町に差し掛かると宿屋の番頭たちがどうぞうちにお泊り下さいと声を掛けてきた。金のない弥次さんと喜多さんは聞こえぬふりをして通り過ぎようとしたが、とんこ屋の番頭がどうしてもと引き留めたため、弥次さんは先を急いでいるし青天井の宿があるから心配いらないと言った。すると主人は御触書を指差したが、そこには「幽霊屋敷あり気をつけられたし」と書いてあった。その次には「幽霊屋敷の正体を見届けた者には賞金十両を差し上げます」と書かれていたが、怖い物が苦手な二人は諦めて宿に泊まることにした。

弥次さんと喜多さんが部屋でくつろいでいると助けを求める女が飛び込んできた。どうやら男に騙されたらしい。部屋にやってきた男は如何にも強そうなやくざ者で、力で勝てないと思った二人は機転を利かせて女を逃がしてやった。そして廊下に出ると目の前の部屋に入り力ずくで障子を閉めたのだった。男はその横の障子を開けて易々と入ってきたが、その部屋にはお忍びで社会見学の旅をしている水戸黄門御一行が泊まっていたのだ。弥次さんたちが必死に戸を押さえている間に格さんが男を退治したのだった。

屋台的映画館
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ザ・カゲスター

  • posted at:2026-04-25
  • written by:砂月(すなつき)
ざかげすたー
東映
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年7月18日 併映「アリババと40匹の盗賊」「グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣」「秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン」「宇宙鉄人キョーダイン」「一休さん 虎たいじ」「母をたずねて三千里」「山口さんちのツトム君」
監督:内田一作
企画:平山亨 阿部征司
原作:八手三郎
脚本:石森史郎 土筆勉
撮影:吉田重業
照明:銀屋謙蔵
美術:大瀬賢一
録音:北條照二
助監督:小林俊夫
作画:野口竜
編集:吉川泰弘
制作担当:大里俊博
進行主任:原田良彦
特撮:石山信雄
記録:植村よし子
特技:熊沢敏明
技斗:渡辺安章
選曲:秋本彰
制作仕上:映広音響
企画協力:企画者104
美術:大晃商会
装置:共和美建
衣裳:東京衣裳
美粧:入江プロ
特殊美術:コスモプロダクション
効果:原田千昭
現像:東映化学
音楽:渡辺岳夫
音楽制作:あんだんて
主題歌:「輝く太陽!カゲスター!」水木一郎
・・・:「スター!スター!カゲスター!」水木一郎 コロムビアゆりかご会
オートバイ協力:スズキ自動車
衣裳協力:子供服のチャイルド
美術協力:島野工業
車輌協力:いすゞ自動車
撮影協力:東京サマーランド
出演:立花直樹 早川絵美 小林昭二 星純夫 佐野伸寿
アメリカンビスタ カラー 21分

世界を征服して権力を掌握しようと企む暗黒組織「サタン帝国」の首領ドクターサタンは怪人カブトギラ―を呼び出した。そしてその第一歩として、地上を混乱させるために宿敵カゲスターに敗れて刑務所に送られた部下の怪人(クモ怪人、コウモリ怪人、豹女、イノシシ怪人)を連れ出した。出所祝いと称して行った破壊光線の発射テストでは走行中の新幹線を火だるまにすることに成功した。三日後には調整で更にパワーアップすることになっているため、ドクターサタンは計画を感づかれる前にチームでカゲスターを倒せとカブトギラ―に命じた。

新幹線の全車両が一瞬にして鉄屑と化した事件はテレビの速報ニュースで伝えられた。風村フィッシングショップでそのことを知った姿影夫は気になることがあるから鈴子に会ってくるとアルバイトの千秋に告げた。この店のオーナーは風村コンツェルンの社長令嬢の風村鈴子であり、影夫はそこの店員だった。かつて白蝋魔人に誘拐された鈴子とそれに巻きまれた秘書の影夫は脱出に成功するが、崖から転落し高圧電線に触れた。その時の電気ショックで悪を憎む二人の心が影に宿りカゲスターとベルスターが誕生したのだった。だがその存在を誰にも知られてはならなかった。店を出たところに声を掛けてきたのは警視庁の屯田警部と業平刑事だった。影夫が東京サマーランドへ行くと言うと屯田は何故そんなところにと首をひねるが、業平の助言で彼の一人息子のタケシが鈴子に連れて行ってもらっていることを思い出した。鈴子に相談したいことがあると言って車に乗り込む影夫が何かを掴んでいるのではないかと考えた屯田は業平とともに捜査を開始した。

サマーランドへと向かう影夫はあの残忍な破壊力を持つ兵器を操るのはドクターサタンの仕業だと信じて疑わなかった。トンネルに入ったところでコウモリ怪人たちに襲われた彼はヘッドライトの灯りを利用してカゲスターに変身しようとするが、タケシとその友達を人質に取られていたため手出しが出来なかった。一方、ベルスターに変身した鈴子も子供たちを庇いながら戦わなければならなかったため苦戦した。

屋台的映画館

女子ーズ

  • posted at:2026-04-22
  • written by:砂月(すなつき)
じょしーず
キングレコード
配給:キングレコード
製作年:2014年
公開日:2014年6月7日
監督:福田雄一
製作:重村博文
プロデューサー:森山敦 山下義久 松橋真三
アソシエイトプロデューサー:平野宏治
ラインプロデューサー:鈴木大造
脚本:福田雄一
コスチュームデザイン:島本和彦
撮影:吉沢和晃 工藤哲也
美術:工藤哲也
照明:小西章永
録音:高島良太
スタイリスト:澤田石和寛
衣裳:加藤友美
ヘアー&メイクディレクション:池田真希
特殊メイク/造型進行:飯田文江
編集:栗谷川純
スクリプター:廣瀬順子
選曲:小西善行
音響効果:荒川望
助監督:末永賢
制作担当:桜井恵夢
主題歌:「A S A P」E-girls
オープニングテーマ:「女子ーズのテーマ」浪川大輔
音楽:ミラクル・バス
制作プロダクション:スタジオタイラー ロックワークス
出演:桐谷美玲 藤井美菜 高畑充希 有村架純  山本美月
アメリカンビスタ カラー 97分

地球にはしばしば宇宙から世界征服を企む怪人たちがやってきているが、我々の目に触れる前に正義の戦隊たちがそれらを倒してきた。ところが任期満了に伴って正義の戦隊が解散することになり、次の戦隊をどうすべきかということになったのだ。司令官のチャールズが雑誌で今は女性が強い時代だという記事を読んだことから、次は女子の集団で行こうということになったのだった。秘密基地に無理矢理連れて来られた五人(赤木直子、緑山かのこ、青田美佳、黄川田ゆり、紺野すみれ)は何故自分たちが選ばれたのか不思議でならなかったが、その理由は単純に「名字に色がついている」からだった。五人は能力が関係ないことがわかると怒るよりも呆れた。そんな戦隊が勝てるわけがないと青田が文句を言うと、チャールズは戦っているうちに強くなるから心配ないと説得した。これ以上批判をされたくない彼は話題を変え、「女子ーズ」として出動せよと命じた。そのダサい名前にうんざりするが、真面目な性格ということでリーダを任された赤木が引き受けたことで皆ついて行くしかなかった。

豊島建設に勤務する赤木は上司の課長であろうと物怖じすることなく進言した。黄川田は実家の母親へ仕送りや大学受験を控える弟の面倒を見なければならないため日夜アルバイトに精を出していた。アパレルショップに勤める青田はバカップル相手でも接客に努めた。アングラ劇団の劇団員の緑山は演出家から無理な演技プランを要求されても素直に従った。紺野は誰もが羨む財閥の令嬢でありパーティーは日常茶飯事だった。だが怪人は如何なる時にも容赦なく現れ、その度にチャールズから呼び出された。五人は新たな怪人が現れる度に大きな壁にぶち当たるが、話し合いと必殺技の「女子トルネード」で乗り越えて行った。幸いにも怪人が現れるのは日中であり、倒した後は居酒屋で反省会を行った。反省会では五人が揃わなくても大丈夫なのではないかという意見も出たが、全員が揃っての女子ーズであり地球を守るためにはどんなに苦しくても戦わなければならないと赤木が熱く語るため、皆黙って従うことにした。

屋台的映画館

賭場の牝猫 素肌の壺振り

  • posted at:2026-04-19
  • written by:砂月(すなつき)
とばのめすねこすはだのつぼふり
日活
配給:日活
製作年:1965年
公開日:1965年10月23日 併映「怪盗X 首のない男」
監督:野口晴康
企画:浅田健三
脚本:浅田健三 西田一夫
撮影:永塚一栄
照明:高橋勇
録音:高橋三郎
美術:横尾嘉良
編集:井上親彌
助監督:林功
製作担当者:薮内善明
音楽:川邊公一
主題歌:「雪子の唄」永井江利子 山下洋治とムーディ・スターズ
賭場所作指導:笛田直一
刺青:河野弘
技斗:高瀬将敏
出演:野川由美子 二谷英明 藤竜也 堀恭子 河上信夫
シネマスコープ モノクロ 86分

象牙彫り師だった江口金次郎がイカサマ賽作りに手を染めて惨い死に方をした時から彼の一人娘の雪子は堅気の生活を捨てた。最初の盆茣蓙でイカサマの疑いを掛けられたが、それを救った同業の伊東正次に身の上を明かした。同情した伊東は彼女の肌に刺青を彫り、ツボ振りとしてのテクニックを徹底的に教え込んだ。そして総長賭博の日、伊東は皆の前で全てのカラクリを暴露したがその引き換えに凶弾に倒れた。最愛の人を失った雪子はあてのない流浪の旅に出たのだった。

伊東への想いが忘れられない雪子はツボ振り稼業を捨て特殊浴場の女に身を変えた。ある日、彼女は客としてやってきたカス坊主の松という光和会の組員から窃盗を疑われた。体で償えと凄む松だったが、はだけた服の隙間から見えた彫物を見て苦労しているんだなと同情しこれで水に流してくれと金を渡した。松が帰ると雪子の部屋にいわくありげな男が転がり込んできた。右の頬に傷があるその男は伊東に瓜二つだった。浅野清次は驚く雪子に後で理由を話すから匿ってくれと言った。光和会会長の大滝はその男の確保を命じており、松は幹部の鉄を連れて再びヴィナスを訪れた。雪子は自分の顔をまじまじと見る鉄に違和感を覚えるが、彼がかつて互竜会に所属していたことを思い出したのだった。ここは光和会のシマだから何かあったら知らせると言って鉄たちを追い出すと、雪子はサウナボックスに押し込んでいた浅野を解放した。だが疲労により高熱を出した彼は意識が朦朧としていたのだった。自宅へ連れ帰り看病する雪子はこの男が伊東だったらいいのにと思った。

相棒の遠藤刑事とともに坂巻殺しの犯人を追う定年間近の木下刑事は情報屋の亀井を締め上げてネタを聞き出そうとした。ベレッタ32口径リボルバーの持ち主を捜していると聞きピンときた亀井は、坂巻を殺したのは光和会の仕業に決まっていると言った。坂巻が親分の天風組と光和会は昔から対立する間柄であり、三年前の抗争で大滝の片腕である大幹部の的場がバッサリとやられた。的場がいなくては何も出来ない大滝は憎さのあまり坂巻を葬ったのだ。遠藤は拳銃のことを聞いたのに坂巻殺しだとわかったのは何故だと問うた。この事件に関する凶器は公に明かされていないのだ。追及された亀井は情報屋だからこれくらいのことがわからないとメシが食えないんだと口ごもった。

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卍舞III

  • posted at:2026-04-16
  • written by:砂月(すなつき)
まんじまいすりー
日活=ファニーエンジェル
配給:東映ビデオ
製作年:1996年
公開日:1996年5月18日
監督:吉田啓一郎
企画:吉田達 利倉亮
プロデューサー:山田眞継 江尻健司 西村維樹
脚本:下飯坂菊馬 山上梨香
撮影:宮島正弘
照明:中岡源権
美術:有田裕美
録音:生水俊行
編集:谷口登司夫
整音:林基継
装飾:福井啓三
殺陣:諸鍛冶裕太
刺青師:毛利清二
スクリプター:松田亜子
監督補:田中幹人
俳優担当:岡原伸行
製作担当:丹羽邦夫
音楽:ジョー山中&DANDY’S
企画製作:ファニーエンジェル
製作協力:映像京都
出演:翠玲 大竹一重 伊藤洋三郎 白石ひとみ 松田ちゆり
アメリカンビスタ カラー 86分

根来忍者の残党狩りによって頭の権蔵を殺され里を追われたお蝶。かつて深手を負いながらも命を救われたことに恩義を感じていた彼女は権蔵の言いつけ通りに何があっても生き抜くことを胸に誓った。

今から五年前、商人の娘だったお奈津は仕官の申し出があった恋人の黒川玄之進とともに甲府へ行くつもりでいた。だが玄之進は河内屋の婿に入る約束で祝言をあげることを許してもらった ことを理由に断るつもりでいた。十一代将軍から見染められた妹のおかよは奥入りが決まっており、お奈津は河内屋を継ぐことになっていた。そんな中、彼女が父親もこの家も捨てる覚悟だと言ったため玄之進は駆け落ちを提案したのだった。その夜、お奈津は玄之進と約束した場所へ向かうが、そこで待っていたのは彼に金で雇われた英五郎、与八、伊平次の三人のごろつきだった。お奈津は男たちに輪姦された後に斬られたが、その傍には玄之進がいた。薄れゆく意識の中で、恨むならおかよを恨めと言った玄之進の言葉が聞こえてきたがもうどうすることも出来なかった。お奈津は簀巻きにされ川に放り込まれた。権蔵に命を救われたお奈津はお蝶と名を変えて復讐の鬼となった。

あれから五年。風の便りでは河内屋は潰れおかよの消息も定かではなかった。玄之進は公儀の普請奉行となり江戸に間近い甲州街道の宿場内藤新宿の支配下にあると聞いた。旅の途中、内藤新宿にある玉屋という女郎屋へ奉公に行くというおちよを雲助から救ったお蝶は彼女をそこへ連れて行くが、店前で女郎たちが醜い争いをしていた。するとその騒動を楽し気に見ている者たちの中に自分を犯した英五郎がいることに気づいたのだった。女主人のお辰と英五郎の会話で玄之進がこの店に通っていることを知ったお蝶は、おちよと一緒に自分も置いて欲しいとお辰に願い出たのだった。その夜、玄之進の用心棒の伊平次を襲ったお蝶は、将軍の側室お美代の方となったおかよが権力を使って玄之進を普請奉行に取り立てたことを聞き出した。昔から繋がっていた玄之進とおかよに裏切られたことを知ったお蝶は伊平次を斬殺すると、玉屋に客として来ていた与八もあの世へ送った。二人の死に不信感を抱いた英五郎は玄之進を疑った。

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