東宝=キティ・フィルム
配給:東宝
製作年:1980年
公開日:1980年7月26日 併映「まことちゃん」
監督:相米慎二
製作:多賀英典
プロダクション:伊地智啓 金田晴夫
原作:柳沢きみお
脚本:丸山昇一
撮影:水野尾信正
照明:野口素胖
録音:酒匂芳朗
美術:徳田博
編集:井上治
助監督:渡辺寿
音楽:小林泉美
主題歌:「BOYS」ルイス
衣裳:第一衣裳
美粧:山田かつら
スタイリスト:中山寛子
宣伝:桜庭宏晃
スチール:遠藤功成
記録:今村治子
現像:東洋現像所
ボクシング指導:野口一夫
色彩計測:田村輝行
製作担当者:山本勉 田中雅夫
出演:鶴見辰吾 薬師丸ひろ子 尾美としのり 石原真理子 円広志
アメリカンビスタ カラー 106分
私立北条高校へ進学するために九州から上京した田代勇介。少しでも早くクラスに馴染みたいと考えていた彼は自己紹介の練習をトイレの個室で何度も繰り返していた。ホームルームが始まっても緊張は解けず校庭を眺めて気を紛らわせていたところ、遅刻して走って来るまるで少女漫画のヒロインのような美少女に目が釘付けになった。その娘がこっそりと教室に入ってきたのがわかると、勇介は担任の和田先生に見つからないようにわざと大げさに騒いだのだった。
勇介は海外に行っている伯父の一軒家に住むことになったが、一人暮らしが不安なため男に限るという条件で不動産屋に同居人探しを依頼した。ところが不動産屋の手違いでやってきたのは、彼が一目惚れした山葉圭だった。勇介は不動産屋に抗議の電話を掛けようとするが、圭は敷金と礼金を払っているので法律的にも道義的にもここの間借人だと譲らなかった。今すぐにでも出て行って欲しかったが、手数料を差し引いた6万円が家賃として手に入ることがわかると勇介は一か月だけ待ってやると言った。こうして思わぬ形で二人は共同生活を送ることになったが、もしこのことが学校に知られれば噂が忽ち広がり、退学、少年院、そして御家の断絶が待っている。不安が頭の中を支配し勇介は夜も眠れなくなった。
軽い気持ちでボクシング部に入部した勇介だったが、キャプテンの織田隼人は彼が圭と同居していることを知っていた。二人が恋人の関係にまで至ってないことがわかると、織田は自分がつき合うことになるまで彼女の純潔を守るように命じた。その日の夕食は圭が用意をしていたが、いくら待っても帰ってこないので先に寝ることにした。一方、勇介は親友の中山わたるの家で御馳走になっていたが、様々な将来を考えたって結局皆ダメになって田舎の役場にコネで入るのが関の山だと言われショックを受けたのだった。言い過ぎたと思ったわたるは後を追い掛け、お詫びのしるしとして彼のカバンにエロ本を忍ばせたのだった。家に帰ると食卓にはメッセージが置かれており、年上気取りが気に食わない勇介は皿に手をつけないまま部屋に入った。そしてカバンからエロ本を取り出したのだが、その様子を圭が押し入れから見ていたのだった。勇介が勝手に人の部屋に入るなと激怒すると、冗談のつもりだった圭は悲し気な顔をした。
屋台的映画館
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