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劇場版 おいしい給食 卒業

  • posted at:2025-02-13
  • written by:砂月(すなつき)
げきじょうばんおいしいきゅうしょくそつぎょう
「おいしい給食」製作委員会(AMGエンタテインメント=テレビ神奈川=TCエンタテインメント=福島中央テレビ=TOKYO MX=群馬テレビ=とちぎテレビ=テレビ埼玉=千葉テレビ放送=山梨放送=北陸朝日放送=メ~テレ=KBS京都=サンテレビ=BS12 トゥエルビ)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2020年
公開日:2020年3月6日
監督:綾部真弥
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
製作:近藤和之 森内譲 有馬一昭 小玉満 伊藤祐介 水島鮎子 青柳恵一 長谷川哲男 出口雅史 小森健一郎 南哲也 久保仁 北島秀一 堀ノ内正洋 賀数朝夫
プロデューサー:岩淵規
脚本:永森裕二
撮影:小島悠介
照明:大庭郭基
録音:井家眞紀夫
美術:伊藤悟
装飾:遠藤雄一郎
小道具:千葉彩加
衣裳:小磯和代
ヘアメイク:近藤美香
フードスタイリスト:松井あゆこ
編集:岩切裕一
監督補:田口佳
助監督:湯本信一
制作担当:池田勝
エキストラ担当:島野道春
音楽:沢田ヒロユキ ペイズリィ8
主題歌:「君の花」松本大輝
アソシエイトプロデューサー:小笠原宏之
制作プロダクション:MEDiAND
企画:AMGエンタテインメント
配給協力:リージェンツ
出演:市原隼人 土村芳 佐藤大志 勇翔 田村侑久
アメリカンビスタ カラー 104分

1986年秋、給食をこよなく愛する甘利田幸男が黍名子中学校に来てから2年が経った。彼の給食への愛情は尋常ではなく、むしろそのために通勤していると言っても過言ではなかった。甘利田は3年1組の担任をしているが、受験シーズンに入っても関心は給食の献立表にしか示さなかった。ホームルームでは受験生にとって最も大事なものは健康であり、元気であるにはおいしく食事をしなければならないと説いた。すると一人の生徒が目をつぶって口をモグモグとし始めたかと思うと黒板の上に貼られた給食の献立予定表に目をやったのだ。その生徒は母親の転勤により甘利田がいた常節中学校から転校してきた神野ゴウだった。甘利田にとって給食マニアの神野は食のライバルだった。その日のメニューはナポリタン、かき玉汁、コッペパン、マーガリン、フルーツヨーグルト、牛乳であり、彼が何をしてくるか予想が出来ない甘利田が給食配膳室に偵察に行くと配膳員の牧野文枝から神野が来たことを教えられた。給食が一番楽しみということを誰にも知られてはならないと彼は考えているが、そのわかりやすい行動は誰が見ても明らかだった。文枝が今日のナポリタンが気になるんですねと言うと、甘利田は食事は受験に大事だと生徒に言ったから確認に来ただけなので、あいつと同一視されたら侵害だとムキになった。職員室に戻った甘利田は席につくと一目散に引き出しからクリアケースに入れた献立予定表を取り出した。そして神野がどのような作戦を立ててくるのかと考えを巡らせるが、自分なりの給食道で対決することにした。

いよいよ待ちに待った給食の時間になった。校歌斉唱を終えると甘利田はいただきますの唱和とともに逸る気持ちを抑えながら食事に取り掛かることにした。頭の中でメニューを確認するとなんて見事な献立だと感心した。そして一つひとつ味わいながら食事を進めるが、ふと目をやった生徒たちが素直に食べる姿を神々しく感じ、脳内であれこれ蘊蓄を語りながら食べていた自分を初めて恥じたのだった。食事はおいしく楽しく食べるべきだと考え直した甘利田は思うがままに食事を口に運び、牛乳を飲み干してフィニッシュした。今日も無事に仕上がったと椅子にもたれるが、神野のことが気になり身を起こした。すると彼は何も食べずに口をモグモグしていたのだ。それを見た甘利田はあることに気づいた。ホームルームで受験に失敗したくなければメシに集中しろと話した際によく噛めばブドウ糖が出て脳が活性化されると言ったことを思い出したのだ。神野は活性化した脳を利用して給食をおいしく食べる方法を生み出そうとしていたのだった。

屋台的映画館
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びーばっぷはいすくーるこうこうよたろうこうしんきょく
東映
配給:東映
製作年:1987年
公開日:1987年3月21日 併映「本場ぢょしこうマニュアル 初恋微熱篇 」
監督:那須博之
企画:長谷川安弘
プロデューサー:黒澤満 紫垣達郎 長谷川安弘
原作:きうちかずひろ
脚本:那須真知子
撮影:森勝
照明:野口素胖
録音:橋本文雄
美術:和田洋
編集:山田真司
キャスティング:飯塚滋
助監督:祭主恭嗣
製作担当:川崎隆
音楽:埜邑紀見男 都志見隆
音楽プロデューサー:高桑忠男 石川光
主題歌:「ビー・バップ・シンドローム」ビー・バップ・少年少女合唱団
挿入歌:「BEーBOP DANCING」ビー・バップ・少年少女合唱団
技闘:高瀬将嗣
カー・スタント:TA・KA
衣裳:越智雅之
メイク:佐藤光栄
スチール:久井田誠
製作宣伝:荒井一弥 古川嘉久
演技事務:河合敬一
製作進行:鎌田賢一 岩下真司 土門征一
製作協力:セントラル・アーツ
出演:仲村トオル 清水宏次朗 宮崎萬純 小沢なつき 小泉亜紗香
アメリカンビスタ カラー 93分

憧れのマドンナ・泉今日子が交換留学生としてアメリカへ旅立ってしまい、心の支えを失ったトオルとヒロシは無気力な毎日を送っていた。そんなある日、愛徳高校に桜ヶ丘高校の腹巻鉄也が仲間を引き連れて乗り込んできた。大前均太郎が前日の学校の帰りに四人をぶん殴ったことへの復讐だった。近くで見ていたトオルとヒロシは均太郎にお前が悪いのだから謝りなさいと言った。二人がお詫びのしるしに喫茶店で奢りたいと言うと腹巻たちは気分を良くしてついてきた。桜ヶ丘創立以来のワルと粋がる腹巻をからかいたいと考えたトオルたちは商店街の向こうから立花商業高校のナンバー2の郷ミノルが歩いてくるのを見つけると、最近転校してきたあいつがやたら態度がデカいから顔を合わせたくないと耳打ちした。腹巻はカッコいいところを見せてやろうとするが、後でだまされたことを知り大恥を掻いた。

翌日、怒りが収まらない腹巻は愛徳高校に果し状を送り付けた。そして大勢の仲間とともに決闘場で待っていたのだが、いつまで経っても誰も来なかった。そこで彼はトオルとヒロシが居ても立っても居られなくなるような内容の果し状を書くことにしたのだった。するとその翌日、決闘場にやってきたのはトオルたちではなくミノルだった。二通目の果し状を受け取ったのは二人の悪友の三原山順子で、面白がる彼女の入れ知恵でそれよりもより過激な内容の果し状をミノル宛てに送ったのだ。トオルたちは腹巻相手に大暴れするミノルの姿を遠目に見て大笑いした。

ある日、トオルたちが入り浸る食堂にかわいい女子高生が尋ねてきた。親友のミーワがトオルに、そして彼女はヒロシに一目惚れしたのだという。舞い上がる二人は待ち合わせ場所へ向かうが、そこにいたのは腹巻だった。散々な目に遭わされたことで何とか一矢報いたいと考える彼は立ち食いそば屋にいた均太郎を襲撃して真相を吐かせた。そして恋人の裕美を利用してトオルとヒロシをおびき出したのだ。

屋台的映画館
えいがくれよんしんちゃんでんせつをよぶぶりぶりさんぷんぽっきりだいしんげき
シンエイ動画=テレビ朝日=ADK
配給:東宝
製作年:2005年
公開日:2005年4月16日
監督:ムトウユージ
チーフプロデューサー:茂木仁史 木村純一 生田英隆
プロデューサー:和田泰 西口なおみ すぎやまあつお
アシスタントプロデューサー:吉川大祐
原作:臼井儀人
脚本:きむらひでふみ ムトウユージ
作画監督:原勝徳 大森孝敏 針金屋英郎 間々田益男
キャラクターデザイン:原勝徳
美術監督:川口正明 古賀徹
撮影監督:梅田俊之
編集:岡安肇
ねんどアニメ:石井卓也
録音監督:大熊昭
音楽:若草恵 荒川敏行 澤口和彦 CHIKA
絵コンテ:ムトウユージ 榎本明広 増井壮一 きむらひでふみ 原恵一
オープニング曲:「ユルユルでDE-O!」のはらしんのすけ
主題歌:「Crayon Beats」AI
声の出演:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 真柴摩利
アメリカンビスタ カラー 92分

いつものように春日部に陽が昇り、いつものように野原家に朝が来た。朝食を終えるとみさえはひろしを送り出すが、お出掛け前にトイレに行くしんのすけはいつものように幼稚園バスに乗り遅れてしまった。しんのすけをバスに乗せるためにみさえはひまわりを背負うと自転車を飛ばしたが、追いついた時には幼稚園に到着していた。疲れて帰宅したみさえは朝食がまだだったことを思い出すが、食卓の上にほったらかしになっている食器や料理したままで片付けていないシンクを見てため息をついた。とりあえずカップラーメンにお湯を入れると洗濯物を畳み始めるが、ふと鏡台に映った自分の顔を見て驚いた。髪の毛に数本の白髪が・・・。気力を失ったみさえは大の字になったがそのまま眠ってしまった。

スヤスヤと眠るみさえは異変に気付かなかった。突然壁の掛け軸が小刻みに揺れ始め、やがて大暴れし始めるとその裏から眩しい光が洩れたのだった。それに最初に気が付いたのはエサがもらえず催促にきた愛犬のシロだったが、見たこともない現象に驚き小屋に帰って震えた。掛け軸の裏から出てきた発光体は家の中を観察するが、腹が減っていることもあって出来上がったカップラーメンの匂いに釣られた。何とかそれを食べたいと思った発光体は床の上に転がっていた怪獣シリマルダシの人形に憑依したのだが、食べているところを起きてきたみさえに見られてしまった。言い訳しても仕方がないと考えた発光体は自分がミライマンという時空間の調整員だと説明するが、寝ぼけているみさえはひろしがしんのすけに買ってきた新しいおもちゃだと思い呆れた。

夜になり仕事を終えたひろしが帰ってくると家の中には誰もいなかった。テーブルの上には作りかけのカップそばがあったため風呂にでも入っているのかと思ったが、シロが庭からしきりに吠えて掛け軸の方を指差すのでめくってみた。するとそこには天辺に白い繭をつけた東京タワーが見える風景があったのだ。ひろしが踏み込むと同時に穴が消えてしまったが、その世界では怪獣が街を破壊していたのだ。

屋台的映画館

アンデルセン物語

  • posted at:2025-02-01
  • written by:砂月(すなつき)
あんでるせんものがたり
東映動画
配給:東映
製作年:1968年
公開日:1968年3月19日 併映「アラビアンナイト シンドバッドの冒険」「怪獣王子」
演出:矢吹公郎
製作:大川博
企画:関政次郎 茂呂清一 有賀健
脚本:井上ひさし 山元護久
作画監督:大工原章
美術:小山礼司
原画:竹内留吉 小田克也 金山通弘 森秀樹 木野達児 松原明徳 平川智 平川謹之介
色彩設計:辻忠直
撮影:林昭夫 白根基万
録音:神原広巳
編集:千蔵豊
音響効果:松下喜郎
記録:河島利子
製作進行:吉沢義治
現像:東映化学工業株式会社
音楽:宇野誠一郎
挿入歌:「朝の光の歌」高島忠夫
・・・:「二人の趣味の歌」高島忠夫 久里千春
・・・:「くつ屋の歌」ボーカル・ショップ
・・・:「つばさをひろげよう」高島忠夫
・・・:「ミミへのうた」鈴木やすし
・・・:「おやすみなさいの歌」高島忠夫
・・・:「夢をみようの歌」藤田淑子
声の出演:高島忠夫 藤村有弘 玉川良一 久里千春 藤田淑子
シネマスコープ カラー 80分

ある日、空からこうもり傘を差したおじさんが降りて来た。それを見た教会のネズミのケケはハンスに知らせることにした。少年のハンスはクリスマスの夜に上演されるという王立劇場のオペラが見たくてたまらなかったがお金がなかった。いつかはオペラ歌手になって歌劇場の舞台に立ちたいと思う彼が中を覗いていると支配人に注意された。そこへにやってきたケケは教会の塔の上に降りたおじさんの話をするがハンスはそれを信じようとしなかった。何故ならそれは前の日に彼がケケにした空想の物語だったからだ。夢だったのかなとケケが考えながら教会に帰ると屋根裏には不思議なおじさんがいた。歌い踊るおじさんに釣られて一緒に踊るケケと子ネズミたち。だが楽しい時間もおじさんの靴が壊れたことで終わった。

おじさんは町の靴屋をいくつも訪ね歩くが何処へ行っても修理を断られた。何故ならどの靴屋も「赤い靴のコンテスト」の準備で忙しいからだ。困っているおじさんの前に現れたケケはいい靴屋を紹介してあげると言った。どんなに忙しくても僕の言うことなら何でも聞いてくれるというケケの言葉を疑いながらもおじさんはその後をついて行った。その靴屋とはハンスの父親だった。靴を直してもらっている間に散歩をしていると、家の裏で手作りの人形を使って芝居をしているハンスの姿に気づいた。それを見たおじさんは素晴らしい想像力を持つ彼にもっと発想の翼を広げなさいとアドバイスした。

靴を直してもらったおじさんは上機嫌だったが払おうにもお金を持っていなかった。そこで魔法を使って赤い革を取り出すとこれでどうですかと言った。ハンスの父親は腕のいい靴職人だったがお金とは縁遠かった。だがその革を使って赤い靴を作りコンテストで優勝すれば賞金が手に入るのだ。そうすればハンスに王立劇場のオペラを見せてあげられると考えた父親は早速靴作りに取り掛かることにした。おじさんは別れ際に、断っておくがその革で作った靴は履く人の心のままに動くと忠告した。ハンスがあなたは一体誰なのと尋ねると、人はワシのことをオーレおじさんと呼んでくれると言った。おじさんは世界中の子供たちに夢を配って歩く眠りの精のオーレおじさんだったのだ。

屋台的映画館

クレージーの殴り込み清水港

  • posted at:2025-01-28
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーのなぐりこみしみずみなと
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1970年
公開日:1970年1月15日 併映「社長学ABC」
監督:坪島孝
製作:渡辺晋 田波靖男
脚本:田波靖男
撮影:田島文雄
美術:阿久根巌
録音:指田漸
照明:小島正七
整音:下永尚
音楽:萩原哲晶
主題歌:「旅の空」植木等
・・・:「馬鹿は死んでも直らない」植木等 谷啓
監督助手:砂原博泰
編集:武田うめ
現像:東京現像所
製作担当者:古賀祥一
出演:植木等 谷啓 ハナ肇 星由里子 内藤洋子
シネマスコープ カラー 95分

清水港に一家を構える次郎長のところにお葉という娘が駆け込んできた。信州にある木曽谷下張戸(げばると)村から遥々やってきた彼女は親分である仏一家の友吉の手紙を預かってきたのだが、そこには借金返済のために百五十両を貸して欲しいと書かれていた。その昔、清水一家が渡世の間違いを起こして長い草鞋を履いた際に親身になって面倒を見てくれたのが友吉だった。その友吉がこうして頼んできたのだから余程の事情があるに違いない。そう考えた次郎長は、頼まれた物は今すぐには都合がつかないが後で必ず若い者に持って行かせるとお葉に伝えた。

何とか百五十両を工面した次郎長だったが、問題はその遣いを誰に任せるかだった。大政が頭を悩ませていると、あっしが行きますと隣にいた小政が言った。するとその短い脚なら下張戸宿まで時間が掛かっていけねえと法印大五郎が名乗り出た。それを合図に他の者たちも手を挙げたが、この遣いに行く者は酒も女も博奕も一切御法度だがそれでも行きたい奴はいるかと次郎長が問うと皆黙った。それならくじ引きで決めようということになり、紙縒りの端を結んだのを引いた者が遣いに行くことになった。誰が最初に引くのか決めているとそこに酔っぱらった森の石松が割り込んできた。事情を知らない彼は何かいい物が貰えると思い最初に引いてみたが外れだった。端を結んであるのが当たりだと知って急いで結び皆に見せびらかすが、真相を知ったときは後の祭り。嫌だとごねると次郎長は物の道理をわきまえないような奴は叩き切ってやると御冠だ。仲裁に入った大政は石松を裏へ連れて行きお前のように馬鹿正直な奴は見たことがないと言った。そして誰がついてくるわけでもないのだから途中でいくら飲んだってわかりゃしねえと助言すると、物わかりのいい石松はその言葉通りに実行することにした。

旅に出た石松は渡し舟に乗ったが、船頭はいつまで経っても出発しようとしなかった。石松がブツクサ文句を言っていると後から乗ってきた浪人の荒船五十郎が瓢箪に入れた酒をうまそうに飲み始めたのだ。それをうらやましそうに眺めていると五十郎が喧嘩を吹っ掛け騒動になった。拙者が無礼討ちにしてみせると五十郎が刀を抜こうとしたところ、それを後ろから邪魔したのは追分の三五郎だった。舟の中で斬ったりすれば出血多量で沈むかもしれないと三五郎が言うとそれを真に受けた五十郎は岸に上がった。それを見た三五郎は待ってましたとばかりに舟を出したのだった。

屋台的映画館

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