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犬飼さんちの犬

  • posted at:2016-12-28
  • written by:砂月(すなつき)
いぬかいさんちのいぬ
「犬飼さんちの犬」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院=tvk=テレ玉=チバテレ=三重テレビ=KBS京都=サンテレビ=札幌テレビ放送=TVQ九州放送=ぎふチャン=NTTぷらら=竹書房)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2011年
公開日:2011年6月25日
監督:亀井亨
製作総指揮:吉田尚剛
プロデューサー:平体雄二 飯塚達介
ラインプロデューサー : 和氣俊之
原作:各務慎一 倉木佐斗志
原案:吉田聡史
脚本:永森裕二
撮影:中尾正人
美術:須坂文昭
照明:白石宏明
録音:田中博信
助監督:野尻克己
ヘアメイク: 梶谷奈津子
スタイリスト:植田瑠里子
制作担当:野村邦彦
動物トレーナー:ZOO動物プロ
キャスティング:中里慶
サウンドデザイナー:古谷正志
音響効果 :丹愛
音楽:野中”まさ”雄一
主題歌:「ワン☆ダフル」SEAMO
制作プロダクション:スタジオブルー
出演:小日向文世 ちはる 木南晴夏 池田鉄洋 徳永えり
アメリカンビスタ カラー 92分
 
チェーンストア「バスコダガマ」の本社渉外課に勤務する犬飼保は念願の新居を手に入れたが、鳥ヶ崎島にある業績ワースト1の鳥ヶ崎店への転勤を命じられた。蓮田喜一郎店長とともに試行錯誤するものの、人口が少ないことで売り上げが伸び悩み利益の改善は見られなかった。そこでこの島でしか取れない鳥待草で作った特産品の「島石鹸」を圏内で販売したところ、売り切れ店続出の大ヒットとなった。鳥待草の収穫は保と店員の鳥飼カエデが行い、製造はカエデの父の正が行っていたが、それでは収穫が間に合わないことから喜一郎が参加した。

単身赴任をしてから1年が経つ保は前々から有給休暇を願い出ていたが、喜一郎はそんなケチなことを言わずに実績を作って一緒に本社へ戻りましょうとその話が出るたびに誤魔化していた。保は島での生活を始めてから、食事はネットワークカメラを通じて妻・潤子、中学生の幸、小学生の岳とともにとることに決めていた。ある日の朝食でのこと。保が岳に学校が終わったら何をするかと尋ねると、彼はサモンと遊ぶと言った。それを聞いた保はその子がどんな子なのか想像していたが、画面の向こう側の変化には気づかなかった。

帰宅したカエデは、島石鹸がペットの飼い主に好評でポンプタイプを発売することを正に報告した。それを聞いた正は、昔この島の住民が使っていた石鹸がペット用品になったことを嘆いた。島の名産が全国展開しているんだからいいんじゃないのとカエデが言うと、正はむしろ恥をかいているんじゃないかと言った。そういう考えだからこの店も島も寂れて行くんだよとカエデはつぶやいた。

ある日の朝、出勤途中の保に緊急の電話が掛かった。それは島石鹸によるクレームを伝えるために島石鹸プロジェクトのリーダー・菊田萌子が本社から突然来たからだった。喜一郎が雑草を収穫して原料の水増しをしたことが原因でペットに健康被害が起こり、飼い主たちが訴訟を起こそうとしたのだ。その結果、怒り心頭の社長は喜一郎に本社への出頭を命じたのだ。バスコダガマの社長・蓮田重彦は彼の父親だった。本土へ向かう連絡船には喜一郎の他に保とカエデが乗っていた。何で私たちが一緒なんですかとカエデが尋ねると、保は一人じゃ心細いんでしょとにこやかに答えた。

翌日の本社への出社に備えて保は一年ぶりとなる我が家に帰って来た。きっと潤子が笑顔で迎えてくれるに違いないと胸を躍らせながらチャイムを押したが、待てど暮らせど出て来なかった。留守だとわかり落胆して玄関の鍵を開けると、その先にある光景に目を疑った。家の中に犬がいるのだ。犬嫌いの彼は現実が受け入れられずにドアを閉めた。

屋台的映画館
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