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犬猿

  • posted at:2020-04-21
  • written by:砂月(すなつき)
けんえん
「犬猿」製作委員会(東映ビデオ=博報堂DYミュージック&ピクチャーズ=東京テアトル=TBSラジオ=スタジオブルー)
配給:東京テアトル
製作年:2018年
公開日:2018年2月10日
監督:吉田恵輔
製作:間宮登良松 村田嘉邦 太田和宏 入江清彦 平体雄二
エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫 村上比呂夫
プロデューサー:佐藤現 近藤あゆみ
脚本:吉田恵輔
撮影:志田貴之
照明:疋田淳
録音:田中博信
美術:寺尾淳
ヘアメイク:五十嵐良恵
衣裳:松川好伸
スタイリスト:袴田知世枝
編集:川村紫織
音響効果:松浦大樹
視覚効果:豊直康
持道具:出井奈保
助監督:松倉大夏
製作担当:森太郎 本田幸宏
音楽:めいなCo.
音楽プロデューサー:津島玄一
キャスティングディレクター:杉野剛
主題歌「空白の鳥」ACIDMAN
脚本協力:仁志原了
製作プロダクション:スタジオブルー
出演:窪田正孝 新井浩文 江上敬子 筧美和子 阿部亮平
アメリカンビスタ カラー 106分

地方都市の印刷会社で営業マンとして働く金山和成は真面目で堅実な生き方をしていた。父親が友人の連帯保証人になっことで借金を背負ったことから、肩代わりして少しづつ返済しながら老後のための貯金をするという地味な毎日を送るようになった。ある日、彼のアパートに兄の卓司が転がり込んできた。卓司は和成とは対照的で、金遣いが荒くすぐに頭に血が上りやすい粗暴な性格だった。強盗事件を起こし服役していた卓司は刑期を終えて出所したのだが、行くところがなく和成を頼ったのだ。兄の姿を見て当惑したのは和成だった。今の住所を卓司が知っているはずがないのに。だが母がしゃべったことがわかると納得した。それと同時にまた窮屈な生活が始まることを覚悟した。気性の激しい卓司と一緒に生活を送るには逆らわないことが一番なのだ。

和成の会社が頻繁に仕事を依頼しているのは小さな印刷所だった。幾野由利亜は寝たきりとなった父親からその会社を引き継ぎ、その父親の介護をしながら持ち前の器用さと勤勉さで会社を切り盛りしていた。そんな彼女は和成に対しほのかな恋心を抱いていたが、唯一の天敵は妹の真子だった。太っていて見た目が良くない由利亜と違い、真子は仕事が出来ないにも拘らず顔やスタイルの良さから得意先に評判が良かった。しかも印刷所を手伝う傍らグラビア撮影などの芸能活動を行っていたことからチヤホヤされがちなのだ。先を越されたくない由利亜は仕事を口実に和成を食事に誘おうとしたのだが、恋愛経験の乏しい彼女にとって非常に難しいミッションとなった。だが割り込んできた真子のおかげで変則ではあるが食事会に漕ぎつけたのだった。ところがたまたま店の前を通り掛かった卓司が和成を見つけて入ってきたことで話がややこしくなった。

リストラされた前田の仕事を引き継いだ和成だったが、仕事の依頼先からのクレームでポスターを刷り直すことになった。困った和成は由利亜に相談を持ち掛けたが、短期間に仕上げるとなると機械が熱を持つのでインクの色合いに変化が起こると言われた。しかも予算内で刷り直しを行うと赤字になるというのだ。この企画が失敗すると今度は自分がリストラされるのではないかと考えていた和成は何でもしますからと頭を下げた。するとその言葉に反応した由利亜はある提案をした。この仕事が終わったら息抜きに何処かへ遊びに行きましょう、と。そんなことでよければと和成が了承すると、由利亜は平静を装いながらも心の中では絶叫していた。

新年を迎えた頃、由利亜と真子の中は険悪になっていた。一方、輸入商材でひと山当てようと起業し、本当に当てた兄を和成は少し見直していた。

屋台的映画館
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