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好色元禄(秘)物語

  • posted at:2021-10-17
  • written by:砂月(すなつき)
こうしょくげんろくまるひものがたり
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年10月14日 併映「神戸国際ギャング」
監督:関本郁夫
企画:本田達男 上阪久和
脚本:田中陽造
撮影:塩見作治
照明:井上孝二
録音:荒川輝彦
美術:竹川輝夫
編集:堀池幸三
音楽:津島利章
助監督:平野勝司
記録:石田照
装置:温井弘司
装飾:柴田澄臣
スチール:中山健司
美粧:長友初生
結髪:白鳥里子
衣裳:佐々木常久
擬斗:菅原俊夫
演技事務:伊駒実麿
進行主任:野口忠志
出演:ひし美ゆり子 橘麻紀 名和宏 笑福亭鶴光 汐路章
アメリカンビスタ カラー 67分

西念寺住職清海の妾であるお夏は、玉の輿を狙って呉服屋丹波屋の若旦那世之介に近づき誘惑した。その結果、夫婦の契りを交わした上に母親の形見である櫛まで手に入れたのだった。一刻も早く別れたいお夏は着物の下に笊を入れて子を宿したと嘘をつき、清海は檀家に言い訳が出来ないからと暇を出した。実家の長屋に戻ってきた娘の姿を見た父親の忠兵衛は驚いた顔をするが、清海をだまして手切れ金をせしめたことがわかると激怒した。棺桶職人の忠兵衛にとって清海はお得意様なのだ。するとお夏はちゃんと代わりを捉まえてあるから心配しなくてもいいと言った。彼女は世之介の他に薬種問屋の喜兵衛とも深い関係になっていたのだ。ある日、忠兵衛が酔っ払って帰ってきたことから、お夏がそんな銭何処にあったんだいと尋ねた。するとどうやら世之介が祝言を挙げることになり振舞酒をしこたま飲んできたのだという。血相を変えたお夏が丹波屋に乗り込むと、世之介はうろたえながら許してくれと懇願した。だが父親が現れると世之介は知らない女だと白を切り突き飛ばした。お夏は下働きの男たちに川へ捨てられたが、それを助けたのは西念寺の若い僧侶西鶏だった。息を吹き返したお夏は世之介をどうやって見返すか、そんなことばかり考えていたが、西鶏はその夜、初夜を迎えた世之介とお初の寝所に忍び込んで縞蛇を放った。縞蛇はお初の秘所に潜り込み、その驚いた様子を見て西鶏は面白がった。そのことを翌日に知ったお夏は、仕返しなら自分でやると叱った。

お夏には奔放な彼女とは正反対の貞淑な妹お七がいた。小間物商いをする夫の久松といつか店を持ちたいという夢を見ながら生活しているが、思うように金が貯まらず忠兵衛の世話になっていた。ある日、久松から出合茶屋へ注文の簪を届けるように言われたお七だったが、それは女房を出汁にして安易に大枚を稼ごうと考える久松の浅知恵だった。十両で自分が売られたことを知り逆上したお七は長屋に戻ると久松を鑿で刺殺し、お夏と協力して死体を池に沈めた。

久松を弔った西鶏はつい最近聞いた堺の港の女郎屋で起きた出来事を話し始めた。千人の男と枕を交わした遊女がそのままふっつりと姿を消したのだという。普賢菩薩が男たちの煩悩を清めるために生まれ変わったのではないかと噂が立ったが、西鶏は大罪を犯した女が償いをするためにしたことではないだろうかと言った。話を聞き終えたお七は久松への供養に繋がるかもしれないと考え同じことをする覚悟を決めた。

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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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