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殺しの烙印

  • posted at:2019-08-13
  • written by:砂月(すなつき)
ころしのらくいん
日活
配給:日活
製作年:1967年
公開日:1967年6月15日 併映「花を喰う蟲」
監督:鈴木清順
企画:岩井金男
脚本:具流八郎
撮影:永塚一栄
美術:川原資三
録音:秋野能伸
照明:三尾三郎
編集:鈴木晄
助監督:葛生雅美
特殊撮影:日活特殊撮影部
製作担当者:山下昭
音楽:山本直純
主題歌:「殺しのブルース」大和屋竺
技斗:渡井嘉久雄
出演:宍戸錠 南原宏治 玉川伊佐男 真理アンヌ 小川万里子
シネマスコープ モノクロ 91分

プロの殺し屋としてナンバー3にランクされている花田五郎は、ある夜タクシー運転手をしている春日義平から頼みごとをされた。春日も殺し屋だったが、ドジを踏んでランクから外されたのだ。手柄を立ててもう一度戻りたい彼だったが、依頼主に話しても信用されなかったため花田に泣きついたのだ。一方、花田もバカンスで金を使い果たしたところだったこともあり手を貸すことにした。内容はある組織の幹部を護衛して長野の山まで送り届けるだけで500万円を貰えるという割のいい仕事で、依頼主の藪原道彦は花田が了承すると前金として250万円を渡し、契約を履行した後で残りを渡すと約束した。用意された車の後部座席にはそれを運転してきたと思われる男の死体があったが、春日はとりあえずアクセルを踏んだ。心臓を一発撃ち抜かれていたことから彼はナンバー2の佐倉かナンバー4の高に違いないと予想した。幻のナンバー1の可能性もあったが、その人物を誰も見たことがなかった。殺し屋は誰もがその椅子に座りたがったが叶わぬ夢だった。死体を始末し港へ向かって幹部を乗せると彼らを追跡する車が現れた。そこでカーブを曲がったと同時に臨戦態勢に入ったが、その車はただの通りすがりだった。緊張感から解放されると花田は春日がランクから外された理由を理解した。手の震えを止める手段として飲酒していたからだ。翌朝、花田は指示通りに電話で藪原に無事を報告すると目的地に向かった。するとその途中で道路が封鎖されいたため近くの洋館に逃げ込むと銃撃戦になった。花田は幹部を守るために応戦し高を倒したが、春日は道連れにされた。再び目的地へ向かうことにしたが、それには佐倉が待つ砦を横切らなければならなかった。そこで奇襲を仕掛けてガソリンの入ったポリタンクを建物に放り込み焼き殺したのだった。幹部を何とか無事に目的地に送り届け重圧から解放された花田は自宅に戻ると妻の真美を思い切り抱いた。

ある日、花田を訪ねてきた女は彼に仕事の依頼をした。標的は外国人で既に仕事を行う場所も手配してあった。男は女の腕を取る癖があり同伴する彼女が一瞬体をずらすことで一瞬の隙が生まれる。見える時間はたった3秒。そのうち5分の1秒で2インチの隙間に相手の心臓が入るのだ。報酬は150万円だったが、神業でなければ成功はありえなかった。危険な仕事であることから花田はより安全な方法はないかと提案したが、このやり方しかないと言われ渋々引き受けることにした。綿密に練ったプランは完璧だった。ところが銃弾は直前に横切った通行人に当たり失敗した。婦人は即死、女に撃たれた外国人は重傷を負った。二人は警察の目を掻い潜り何とか郊外まで逃げ切ったが、誤殺であなたはランクを滑り落ちただけでなく誰かが殺しにくるだろうと女は告げて去った。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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