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新選組始末記

  • posted at:2020-09-29
  • written by:砂月(すなつき)
しんせんぐみしまつき
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1963年
公開日:1963年1月3日 併映「第三の悪名」
監督:三隅研次
企画:辻久一
原作:子母沢寛
脚本:星川清司
撮影:本多省三
録音:奥村雅弘
照明:伊藤貞一
美術:太田誠一
音楽:斎藤一郎
衣裳考証:上野芳生
装置:林米松
編集:菅沼完二
音響効果:倉島暢
擬斗:宮内昌平
助監督:友枝稔議
製作主任:小沢宏
現像:東洋現像所
出演:市川雷蔵 藤村志保 城健三郎 天知茂 小林勝彦
シネマスコープ カラー 93分

文久三年春、親子二代の浪士山崎烝は新選組の近藤勇と出会い剣の道を選ぶことに決めた。そのきっかけとなったのは勤王派と斬り合いになった隊士森平八が瀕死の状態で助けを求めてきたことだった。苦しむ姿を見ておれず介錯をした山崎が遺品を持って壬生の屯所に向かうと局長芹沢鴨がいる遊郭を紹介された。芹沢は横柄な態度で森のことを鼻で笑い、その振る舞いに山崎は失望して帰ろうとした.。だがそれを引き留めたのは近藤だった。武士は心意気だという近藤の考え方に心を動かされた山崎は、職に窮した自分には剣の道しかないと思い新選組に入ることに決めたのだ。だがそれを猛烈に反対したのは恋人の志満だった。新選組は官賊に追従したという理由で町人の死体を磔にして晒し者にする集団だからだ。

ある夜、一膳飯屋で食事をした山崎が店を出ると一人の男がいい話があるから一口乗らないかと声を掛けてきた。三条河原の晒し者は新選組と称した自分がやったというのだ。土佐藩の男に頼まれ、一緒に仕事をすれば毎日酒が飲める生活が出来るのだという。そこに別の男が静かに近づき男を一瞬で斬った。岡本久蔵は山崎にそいつのようになりたくなければ黙っていろと言うと去って行った。

山崎が新選組に入隊してしばらく経った頃、芹沢の腹心新見錦から楠小十郎とともに遣いに行くよう命じられた。用件は大和屋へ借用金を受け取りに行くことだった。その帰りに二人は斬首が乗った杭を地面に打ち込みそれを新選組のせいにしようとする一団と出会い、山崎は隊員としての自覚と烙印を焼きつけるために斬った。屯所に戻ると山崎は金を芹沢のところへ持って行ったが、芹沢は借用金を取り立てにきた呉服商の妻を犯した後だった。失望した山崎は部屋を後にし、中に獣がいると言って近藤に金を渡した。その理由を知った近藤が意見をすると芹沢は怒り狂って金を投げつけたのだった。後日、近藤の同士である土方歳三は道場の皆の前に新見に対し隊規違反の罪で切腹を命じ芹沢に採決を迫った。芹沢は苦し紛れに切腹を命じ隊長としての威厳を保ったかに見えたが、それから数日後に土方、沖田総司、山南敬助、原田左之助によって惨殺された。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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