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必殺始末人

  • posted at:2020-10-02
  • written by:砂月(すなつき)
ひっさつしまつにん
衛星劇場
配給:松竹
製作年:1997年
公開日:1997年3月1日
監督:石原興
製作:櫻井洋三 鍋島壽夫
プロデューサー:佐々木勇
プロデューサー補:片岡公生
脚本:鈴木生朗
音楽:平尾昌晃
撮影:藤原三郎
照明:中島利男
美術:原田哲男
録音:広瀬浩一
編集:園井弘一
調音:鈴木信一
助監督:酒井信行
記録:野崎やえこ
装飾:中込秀志
制作主任:高坂光幸
殺陣:諸鍜治裕太 加藤正記
撮影助手:江原祥二 山本浩太郎
スチール:渡辺伸二
効果:上床隆幸 藤原誠
主題歌:「恋路」石川さゆり
製作協力:松竹京都映画
出演:田原俊彦 南野陽子 俊藤光利 朝加真由美 樹木希林
アメリカンビスタ カラー 88分

源兵衛長屋で鳥籠作りをしながら暮らす武州浪人の山村只次郎は事件に巻き込まれ下手人となった。南町奉行所与力白鳥右京は只次郎の申し立てを全て却下し斬首刑に処した。死体置き場で目覚めた只次郎は生きていた。剣客時代の腕を右京に買われた只次郎は、命と引き換えに奉行所でも裁けない悪人を一仕事三十両で成敗する闇の始末人としての道を進むしかなかった。繋ぎの役目を担うのはお駒という門付けだった。

諸紙問屋井筒屋の放蕩息子千太郎が博打で捕まり牢に入れられた。父親の利兵衛は牢屋敷に顔が効く差入業地蔵屋のおとらに取り入り金で解決してもらおうと依頼した。五十両を手に入れたおとらは百叩きを五十叩きに減らしてもらおうしたが、実際には四、五日もすれば出されるという軽微な罪だった。金をもらった以上何とかしなければならないと考えたおとらは懲りるだろうと本人のためを思って五十叩きを申し出ることにした。だが彼女が牢屋敷にきた本当の理由は違った。男を刺殺したお駒という女が牢屋に入っていたはずだが、町で偶然見掛けたため確かめにきたのだ。だが同じ頃に入れられたおくまからひどい取り調べを受けた後に仕置きで斬首されたと聞き、他人のそら似だと思った。

千太郎が解き放たれた日の夜、商売敵の亀甲屋で火付け騒ぎが起きた。お駒の投げ文によって調査に乗り出した北町奉行所与力黒沢河内守が利兵衛を厳しく追及したが、大枚の金が渡ったことで亀甲屋の失火と結論づけた。そして井筒屋はお咎めなしとなった。亀甲屋と結託して井筒屋を乗っ取ろうと考えていた右京にとってそれは想定外の出来事だった。北町がけりをつけたことで手を出せなくなった右京は次なる手段として只次郎に黒沢河内守の暗殺を命じた。

おとらが酒代を払いに居酒屋へ行くとそこには見たことがある男がいた。最初は誰だか思い出せなかったが、それが仕置場で斬首された男だとわかると拘らないように帰った。ところが家に入ると人の気配を感じたため、私を始末しにきたのなら江戸中の囚人が黙っていないよと脅した。おとらは只次郎のことを全て調べ上げており、今しがた人を斬ったばかりの血のにおいがするよと鼻を近づけて言った。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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