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徳川いれずみ師 責め地獄

  • posted at:2024-03-22
  • written by:砂月(すなつき)
とくがわいれずみしせめじごく
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1969年
公開日:1969年5月3日 併映「懲役三兄弟」
監督:石井輝男
企画:岡田茂 天尾完次
脚本:石井輝男 掛札昌裕
撮影:わし尾元也
照明:和多田弘
録音:堀場一朗
美術:西森義允
音楽:八木正生
編集:神田忠男
助監督:俵坂昭康
記録:川島庸子
装置:近藤幸一
装飾:柴田澄臣
美粧:鳥居清一
結髪:白取里子
衣裳:高安彦司
擬斗:三好郁夫
緊縛:辻村隆
進行主任:俵坂孝宏
出演:吉田輝雄 橘まゆみ 片山由美子 藤本三重子 賀川雪絵
シネマスコープ カラー 95分

両親に先立たれ病弱な弟の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らす由美だったが、借金はいつの間にか九両に膨らんでいた。そんな彼女に目をつけた与力の鮫島は借金の形に屋敷奉公させると言った。その屋敷には何処までも続く曲がりくねった長い廊下があり、けばけばしい彩りの奇妙な間取りの小部屋がいくつも並んでいた。そして怪しげな男と女。由美が連れてこられたのは大黒屋という売春宿だった。彼女がまだ男を知らないことがわかると鮫島は無理矢理迫るが、由美は隙を見て逃げ出した。入り組んだ廊下を進み迷い込んだ先は刺青をした女郎たちの待機部屋だった。由美を見た女主人のお竜は彼女をとても気に入り、客を取らせることなく傍に置くことにした。

大黒屋の決まりで刺青を彫ることなった由美は刺青屋敷に連れて行かれた。刺青師の彫秀は彼女持つ吸い寄せられるような肌に惚れ込み、これなら将軍上覧の彫物大会で一位になれると目論んだ。そうなれば二代目彫五郎の座は約束され、娘のお鈴も手に入るのだ。彫秀の兄弟子の彫辰が大会の一位を条件にお鈴が欲しいと病人の彫五郎をうるさく責め立てたことから苦し紛れにした約束だった。二人の腕は五分と五分だが彫五郎にはわかっていた。彫辰の彫り物には凄まじい殺気がある「陰」。一方、彫秀は清らかで品がある「陽」。彫五郎には御前試合でどちらに軍配が上がるかは目に見えていたのだ。

鮫島は大黒屋に新たな儲け話を持ってきた。オランダ商人のクレイトンを通じて刺青女を外国へ次々と売り飛ばすことにしたのだ。だがそれでは女の数が足りないことから、鮫島は女牢名主と直々に会い内密に取り調べたい女を連れて破牢せよと命じた。女牢名主はうろたえて断ろうとするが、刀を抜かれると言うことを聞くしかなかった。同じ頃、彫秀は由美の刺青を完成させた。師匠から盗んだ技をもとにして構想を練り上げた最高傑作を誰よりも先に見て欲しかったのは彼女自身だった。彫秀は由美を風呂場へ連れて行くが、由美は二人でいる時間を長く過ごしたことで彫秀のことを愛してしまったのだ。その話を聞いていたお竜は彫秀を出入り禁止にし、地獄を味わわせるために由美を緊縛師の弦造に預けた。仕置きだけのはずが由美は弦造に女にされてしまい、妬んだお竜は彼女の下半身に貞操帯を嵌めたのだった。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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