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かぶりつき人生

  • posted at:2025-07-14
  • written by:砂月(すなつき)
かぶりつきじんせい
日活
配給:日活
製作年:1968年
公開日:1968年4月13日 併映「ネオン太平記」
監督:神代辰巳
企画:大塚和
原作:田中小実昌
脚本:神代辰巳
撮影:姫田真左久
照明:岩本保夫
録音:太田六敏
美術:大鶴泰弘
音楽:真鍋理一郎
編集:鈴木晄
助監督:三浦朗
製作担当者:長谷川朝次郎
挿入歌:「愛するとき」水野より
・・・:「君と逢ったのは」長島一郎
刺青:大中豊
振付:漆沢政子
競輪指導:玉村駿太郎
出演:殿岡ハツエ 丹羽志津 玉村駿太郎 花恵博子 中台祥浩
シネマスコープ モノクロ 94分

母の笑子が結婚すると聞き仕事先の名古屋から大阪に帰郷した木村洋子。笑子の話によると夫の勝チンは今までと違ってちゃんと結婚の意思を示し家も用意してあるのだという。会ってもらえばわかると話す彼女の嬉しそうな表情を見た洋子は今度こそ幸せになって欲しいと願った。だが見ると聞くとは大違い。旅館をしていると聞いていたため手伝うつもりでいたのだが、部屋にいたのは飯を食う男一人。笑子はたこ焼き屋の正ちゃんを住まわせて家賃を取っていたのだ。しかも勝チンは先乗りをしているため今夜発たなければならないのだという。それを聞いて洋子はピンときた。母はまだストリップを続けているのだ。一体何度同じことを繰り返せば気が済むのかと洋子が苦言を呈すと、笑子はあんたと親子水入らずで暮らすことがどんなに嬉しいことかと話をはぐらかした。洋子を海辺の射的小屋に連れて行った笑子はひと月くらいで帰ってくるからと店番を任せると駅へ向かった。ブツクサと洋子が独り言を漏らしていると横の張り紙に気づいた。そこには「五発 二十円 未成年者はお断り 店主」と書かれており、うちが未成年者なのにどないなってんねんと思わずツッコんだ。

数日後、射的小屋の前を男が通り掛かった。洋子が呼び止めた男こそ笑子の夫の勝チンだった。彼は笑子が劇場で特出しサービスをしたことで警察に現行犯で逮捕されたことを洋子に報告するために戻ってきたのだ。罰金の五万円を払えないことで身柄を拘束され、一刻も早い保釈を望む勝チンは金策に走り回ったが成果はゼロだった。そこで彼女に頼ることにしたわけだが、洋子は金を持っていないしあっても払う気はないと突っぱねた。すると勝チンは駅前の喫茶店でひと月だけ働いて欲しいと提案した。そこなら前借りさせてくれるのだという。どうしてもと頭を下げられ断れない洋子は仕方なく言うことを聞くことにした。数日後、笑子は無事に保釈され、お礼を言うために勝チンと喫茶店を訪ねた。洋子は母の言葉を適当に聞き流し早く家に帰るように促した。早くひと息つきたい笑子が家に上がると、勝チンの昔の女の秋子が待ち構えていた。

屋台的映画館
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ポッピンQ

  • posted at:2025-07-11
  • written by:砂月(すなつき)
ぽっぴんきゅー
「ポッピンQ」製作委員会(東映アニメーション=サミー=セガゲームス セガネットワークス カンパニー)
配給:東映
製作年:2016年
公開日:2016年12月23日 
監督:宮原直樹
製作総指揮:高木勝裕
製作:北崎広実 里見治紀 岩城農
原作:東堂いづみ
脚本:荒井修子
キャラクター原案:黒星紅白
キャラクターデザイン:浦上貴之
総作画監督:浦上貴之
絵コンテ:宮原直樹 平山美穂 高橋裕哉
作画監督:浦上貴之 伊藤郁子
美術監督:大西穰
撮影監督:中村俊介
編集:瀧田隆一
製作担当:坂井和男
記録:沢井尚子
製作進行:海野知義
助監督:高橋裕哉
アシスタントプロデューサー:木下陽介 国広守
協力プロデューサー:島村朋通
音楽:水谷広美 片山修志
タイアップ音楽プロデューサー:宮地大輔
主題歌:「FANTASY」Questy
挿入歌:「未来(ソラ)の歌」Questy
OPソング:「ティーンエイジ・ブルース」P.IDL
卒業ソング:「さようなら。ありがとう。」小湊伊純 日岡蒼 友立小夏 大道あさひ 都久井沙紀 
振付:EXILE PROFESSIONAL GYM
音楽プロデューサー:犬塚舞 小宮彩 大胡寛二
音響監督:宮原直樹
音響監督補:稲葉順一
録音:野口あきら
音響効果:出雲範子
制作:東映アニメーション
プロデューサー:金丸裕
企画・プロデュース:松井俊之
声の出演:瀬戸麻沙美 井澤詩織 種崎敦美 小澤亜李 黒沢ともよ
アメリカンビスタ カラー 95分

高知県の漁師町に住む中学3年生の小湊伊純は様々なことに思い悩んでいた。父・俊平が突然会社を立ち上げると言い出し彼女の卒業を待って東京に引っ越すというのだ。都会で生活しそこの高校に通うことは夢だったが、それとこれとは別の話だ。元漁師の祖父・元治を一人残して行くのが不安であり、他にも心残りもあった。彼女は陸上部に所属しているが納得出来る成績が出せていなかったのだ。本来なら退部している卒業間近になっても彼女は残り、後輩でマネージャーである深町美晴の支えもあって走り続けた。周囲からは県大会で優勝した三橋ナナへの当てつけだと思われていたが、自身はただ走りたかっただけなのだ。だが怪我のせいで目標とするタイムを上回ることはなくもう走ることから距離を置こうと心に決めた。そして卒業式に出ることもないだろう、と。翌日、母・恵理子から無理矢理家を出された伊純はいつものように通学に使う駅にいた。卒業式に出るか、それとも止めるか。悩んだ彼女はいつもの電車とは違う反対方向の電車に乗った。

伊純が降りたのは目の前に白い砂浜が広がる星ヶ浜という駅だった。こんなところがあったのかと海の方へ歩いて行くとその先に何か光る物が落ちており、拾い上げるとそれはクリスタルガラスのように透き通っていた。その美しさに思わず見とれているとスマホに美晴からのメッセージが届いたことに気づいた。そこには「青春って案外短いですよ」と書かれており、思い直した伊純は引き返して学校へ行くことにした。いつもの習慣で改札機にICカードの定期券をタッチしたが、この駅は通学圏外であることを思い出した。当然エラーになると覚悟したが、何故か通過出来たのだ。次の瞬間、彼女は見知らぬ場所へ転送されたがそこは異世界だった。そこにポッピン族のポコンが現れると伊純のマフラーにバッジを取り付け「フレスク!」と唱えた。すると彼女の制服のポケットから時のカケラが飛び出しバッジの中に吸い込まれたのだった。それをきっかけにして伊純はポコンと会話が出来るようになった。ポコンはここが時の谷でお前は時空をスライドしてやってきたんだと説明した。そして同位体(いつでも繋がるパートナー)である自分がわからないことを何でも教えてやると胸を張るが伊純にはわからないことだらけだった。混乱した彼女はその場で寝ることにした。今、目の前で起きていることは全て夢だと考えたからだ。呆れたポコンは彼女を街まで強引に連れて行くことにした。

屋台的映画館

摩天楼の男

  • posted at:2025-07-07
  • written by:砂月(すなつき)
まてんろうのおとこ
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年9月14日 併映「借りは返すぜ」
監督:野村孝
企画:浅田健三
原作:城戸禮
脚本:星川清司 熊井啓
撮影:山崎善弘
照明:森年男
録音:八木多木之助
美術:坂口武玄
編集:鈴木晄
音楽:松村禎三
助監督:吉田憲二
製作主任:野村耕祐
技斗:峰三平 千代田弘
出演:二谷英明 白木マリ 清水まゆみ 山内明 丹波哲郎
シネマスコープ モノクロ 78分

雷神ダムの工事を請け負う三浦建設の現場監督3人が作業中の事故によって死亡した。この度重なるトラブルによって後任の現場監督を引き受ける者はいないだろうと思われていたが、事情を知った上で名乗りを上げたのは東京本社の竜崎三四郎という青年だった。下津連絡所所長の片桐康雄は彼を快く迎えるが、竜崎はまず山を見てから改めて相談に伺うと言った。三浦建設幹部の速水周作は大学の後輩でもある竜崎を四駆車で作業場へ連れて行こうとするが、その途中の橋からあれがそうだと指差した。

雷神ダムは日本最大のロックフィル形式で、一見岩山のように見える本堤と余水吐、そして地下発電所関係の工事を三浦建設が請け負っていると事務所長の山内は模型を使って竜崎に説明した。現場総監督の沢島はダムに犠牲者はある程度つきものだと前置きし、証拠がないから何とも言えないが荒川組の妨害ではないかと言った。上流の付帯設備一切を担当しているのは荒川組なのだ。それ程までにして荒川組が妨害する理由は何かと竜崎が尋ねると、山内は今の工事が終わるとその支流に第二発電所が造られることになるがそれを請け負うのは三浦建設か荒川組かのどちらかになると言った。電業開発局は選定基準を工事の出来で判断することになっており、荒川組はそのために暴力団を雇っていたのだ。君も志願したからには相当な覚悟で来たのだろうが、困難は予想以上だからノイローゼにならないようにしなさいと沢島は竜崎に忠告した。

東京日報社が発行する週刊誌グラフ東京の編集部は雷神ダムの取材のために特派員を派遣したが何者かの妨害に遭い負傷して戻ってきた。これ以上犠牲者を出すわけにはいかないと考えた編集長の有賀正光は断念することに決めたのだが、そこに手を挙げたのはカメラマンの井川ユリだった。会長の娘である彼女はこうと決めたら絶対に引かない頑固者なのだ。有賀は何があっても認めないつもりだったが、一枚上手のユリは辞表を提出して会社を出て行ったのだ。

屋台的映画館
げきじょうばんどうぶつせんたいじゅうおうじゃーどきどきさーかすぱにっく
劇場版「ゴースト・ジュウオウジャー」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映アニメーション=東映ビデオ=アサツー ディ・ケイ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2016年
公開日:2016年8月16日 併映「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」
監督:柴崎貴行
製作:手塚治 亀山慶二 高木勝裕 間宮登良松 野田孝寛 松田英史 垰義孝
企画:白倉伸一郎 佐々木基 鷲尾天 加藤和夫 堤直之 竹内淳裕 桃井信彦
原作:八手三郎
脚本:香村純子
音楽:亀山耕一郎
撮影:松村文雄
照明:柴田守
美術:大谷和正
録音:伝田直樹
編集:柳澤和子
整音:室薗剛
スクリプター:高山秀子
助監督:杉原輝昭
製作担当:東正信
ラインプロデューサー:青柳夕子
選曲:宮葉勝行
音響効果:小川広美
キャラクターデザイン:篠原保 豊田幸秀
造型:前澤範 前澤護 前澤まさる 吉川学
デザイン協力:プレックス
企画協力:企画者104
資料担当:松井大 馬場竜太
協力:石森プロ
主題歌:「レッツ!ジュウオウダンス」大西洋平
挿入歌:「動物戦隊ジュウオウジャー」高取ヒデアキ
音楽プロデュース:Project.R 本谷侑紀
音楽制作:東映音楽出版 テレビ朝日ミュージック 日本コロムビア
音楽協力:ジェニュイン
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
エグゼクティブ・プロデューサー:佐々木基 疋田和樹
プロデューサー:宇都宮孝明 柴田宏明 望月卓 井上千尋 矢田晃一 深田明宏
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
出演:中尾暢樹 柳美稀 南羽翔平 渡邉剣 立石晴香
アメリカンビスタ カラー 27分

コスプレや仕草などを真似て動物になりきる動物彫刻家の森真理夫は隣町にワールドアニマルサーカスがやってくることを知り心から喜んだ。彼が手にしたチラシには「動物人間による極限の幻想世界」と書いてあることからきっと自分と同じように動物になりきるプロの集団なのだろうと考えていた。だが真理夫の甥で駆け出しの動物学者の風切大和はそうではないことを知っていた。

親子自然観察会にガイドとして参加していた大和はお守りとして持っていた謎のキューブを山で落とし、それをきっかけにして異世界に迷い込んだ。そこは動物の体と人間の体を持つ「ジューマン」が住む「ジューランド」だった。大和が持つキューブは「王者の資格」と呼ばれるジューマンの宝であったことから、そこで出会ったセラ、レオ、タスク、アムから泥棒扱いされた。そのとき人間界とジューランドを繋ぐリンクキューブが原因不明の発光を始め、壊れたらマズいと考えた大和が窪みにキューブをはめ込むと無事に人間界に戻ることが出来た。だが追い掛けてきた4人も一緒についてきたのだった。人間界では宇宙の無法者集団デスガリアンのジャグドによる狩り「ブラッドゲーム」が始まっており、その非道さに怒ったセラたちは「本能覚醒」して動物戦隊ジュウオウジャーに変身した。その戦う姿を見て刺激を受けた大和に対し本来なら人間に使えないはずの王者の資格が彼をジュウオウイーグルの姿に変えたのだった。ジャグドを撃退した後に4人がジューランドへ帰ることが出来ないことを知った大和はまとめて面倒を見ることを約束した。彼は真理夫のアトリエ兼自宅に下宿していたが、そこに居候させればいいのだ。だがそのままの姿では社会に混乱が起こる可能性があるため人間態で生活することを徹底させた。

ワールドアニマルサーカスは人間界に住むジューマンたちが結成した一座だった。サーカス会場にやってきた5人は数多くのジューマンがいることに驚き、それと同時に彼らが披露する華やかなステージに心躍らせた。だが宇宙大大大大大サーカス団の団長・ドミドルが突然現れ、客席にいた子供たちとサーカス団をさらって行ったのだ。5人はジュウオウジャーに変身して戦うが、狡猾なドミドルの方が一枚上手だった。

屋台的映画館
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶうたうけつだけばくだん
シンエイ動画=テレビ朝日=ADK=双葉社
配給:東宝
製作年:2007年
公開日:2007年4月21日
監督:ムトウユージ
チーフプロデューサー:茂木仁史 太田賢司 生田英隆 中島一基
プロデューサー:和田泰 西口なおみ すぎやまあつお
アシスタントプロデューサー:大澤正享
原作:臼井儀人
脚本:やすみ哲夫
作画監督:原勝徳 大森孝敏 針金屋英郎 間々田益男
設定デザイン:末吉裕一郎
美術監督:川口正明 村上良子
キャラクターデザイン:原勝徳 末吉裕一郎
撮影監督:梅田俊之
編集:岡安肇
ねんどアニメ:石井卓也
音響監督:大熊昭
音楽:若草恵 荒川敏行 丸尾稔
絵コンテ:ムトウユージ 増井壮一 平井峰太郎
演出:石田暢
オープニング曲:「ユルユルでDE-O!」のはらしんのすけ&クレヨンフレンズ from AKB48
主題歌:「Cry Baby」SEAMO
声の出演:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 真柴摩利
アメリカンビスタ カラー 103分

野原家の大黒柱である野原ひろしは勤続15年のご褒美として会社から沖縄旅行をプレゼントされた。砂浜で南国を満喫する野原一家。愛犬のシロはしんのすけとボール遊びをしたかったが、水着のおねいさんに夢中で取り合ってくれない。そこで人気のないところへ無理矢理引っ張って行ったのだが、やる気のないしんのすけのせいでビーチボールは明後日の方向へ飛んで行ってしまった。シロが海辺に落ちたボールを拾いに行くと見たことのない物体が海底に沈んでいるのを見つけた。それはまるで空飛ぶ円盤のような形をしており、しんのすけがフリスビーのようにして遠くに投げるとシロは楽し気に追い掛けた。だが円盤は不自然に停止すると触手のような物を伸ばし、岩場でお尻を出してケツだけ星人の物まねをするしんのすけに向かって飛び始めたのだ。危険を察知し身を挺して飼い主を守るシロ。だがその結果、円盤はおしめのような形になってシロのお尻に張り付いたのだった。

富士山の麓にある国際宇宙監視センターU・N・T・I(通称ウンツィ)では地球に落下する隕石の追跡を行っていたが、午前8時38分に大気圏突入で燃え尽きたと思われていた隕石が質量等が変わらないまま沖縄で再確認されたことがわかった。それは地球を破壊する程の威力を持つ爆弾で、人工衛星でその場所を追跡したところビジョンに映ったのはお尻にそれが張り付いたシロだった。そうとは知らずにしんのすけは爆弾を棒でつつこうとした。職員たちはハラハラしながらその様子を見ていたが、飯を食いに行くぞと呼びかけるひろしについて行ったためホッと胸を撫で下ろした。

レストランで食事をしていたしんのすけたちだったが、ひろしと妻のみさえがどうしても気になるのがシロのおしめだった。それは体にぴったりとくっついておりシロも嫌がっていることから、ひろしは帰ったら必ず取ってやると約束した。同じ頃、ウンツィではシロの飼い主が誰なのか突き止めていた。彼らは翌々日の正午に打ち上げるロケットに回収した爆弾を乗せ宇宙空間に放出しようとしていたのだ。

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