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キカイダー01

  • posted at:2022-10-31
  • written by:砂月(すなつき)
きかいだーぜろわん
東映
配給:東映
製作年:1973年
公開日:1973年7月18日 併映「仮面ライダーV3対デストロン怪人」「マジンガーZ対デビルマン」「ロボット刑事」「バビル2世 赤ちゃんは超能力者」「魔法使いサリー」
監督:永野靖忠
企画:平山亨 吉川進
原作:石森章太郎
脚本:長坂秀佳
音楽:渡辺宙明
演奏:スクリーンミュージック
主題歌:「キカイダー01の唄」子門真人
・・・:「01ロック」子門真人
スーツアクター:三島幸男
スタントマン:高橋健二
オートバイスタントマン:室町健三
擬斗:三島一夫
撮影:相原義晴
照明:石垣敏雄
録音:織本道雄
編集:松谷正雄
美術:森田ふみよし
記録:高橋扶佐緒
計測:斉藤健
特撮:特撮研究所 藤井和文 (株)特効
助監督:青木弘司
進行主任:奈良場繁
オートバイ製作:カワサキオートバイ
装置:紀和美建
現像:東映化学
出演:池田駿介 隅田和世 久里みのる 五島義秀 津路清子
アメリカンビスタ カラー 24分

ロボット工学の世界的権威である光明寺博士が開発した戦闘用アンドロイド・キカイダーの活躍により悪の組織・ダークは壊滅した。だがその三年後、ダークを率いたロボット工学者のプロフェッサー・ギルの脳髄を移植したハカイダーが出現した。彼はダークの最高水準の科学者三人の脳髄を移植したレッド、ブルー、シルバーのハカイダー三人衆を従えてハカイダー部隊を結成し世界征服を目論んだ。まず手始めとして計画の遂行に不可欠となる重要な秘密を握る少年・アキラを誘拐することにした。

アキラは自分がどんな生活をしていたのかすら覚えておらず、ここ数日たった一人で当てもなく歩き続けていた。だが微かに父親の記憶だけは残っていた。そして無意識のうちに向かっていたのは原子力発電所だった。ハカイダー部隊は彼の居場所を突き止め執拗に追った。同じ頃、寺院の門の横に置かれている仁王像の目が光り、崩れ落ちた像の中から太陽電池の力で動く正義の戦士・キカイダー01が現れた。01は日本を取り巻く悪の力が増大し巨大な悪のエネルギーとなって一般市民の平和な生活を脅かす危険が生じたときに仁王像の中に組み込まれたコンピューターが自動的に起動するシステムになっていたのだ。

何故自分が追われているのかわからないアキラは配管を通って地上へ抜け出すが、そこで待っていたのは謎の老婆だった。彼女はアキラを保護しようとするが、そうとは知らずに手をすり抜けその先で待っていたハカイダー部隊に捕まった。その時何処からかトランペットのメロディーが聞こえ、イチローという青年が現れた。彼はハカイダーの攻撃を掻い潜ると01に変身した。そしてアキラを助け出すとサイドカー・ダブルマシーンで追手を振り切った。

屋台的映画館
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銀蝶流れ者 牝猫博奕

  • posted at:2022-03-03
  • written by:砂月(すなつき)
ぎんちょうながれものめすねこばくち
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年10月25日 併映「人斬り与太 狂犬三兄弟」
監督:山口和彦
企画:吉峰甲子夫 高村賢治
脚本:松本功 山口和彦
撮影:中島芳男
録音:広上益弘
照明:桑名史郎
美術:藤田博
編集:長沢嘉樹
助監督:三堀篤
記録:高津省子
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:東一盛
装置:根上徳一
装飾:米沢一弘
美粧:入江荘二
美容:花沢久子
衣裳:河合啓一
演技事務:和田徹
現像:東映化学
音楽:津島利章
主題歌:「銀蝶渡り鳥」梶芽衣子
出演:梶芽衣子 賀川雪絵 光川環世 山城新伍 須賀不二男
シネマスコープ カラー 86分

今から13年前、名うての札師として知られる鈴政こと樋口政次郎が八百長の疑いを掛けられ殺された。父の仇を討つために同じ道を選んだ樋口ナミは女札師・緋桜のナミと名乗り、星伝を追って全国各地の賭場を渡り歩いていた。ある日、伊香保温泉郷にたどり着いた彼女は、銀座の暴力団・相星興業に連れてこられ温泉芸者として働かされようとしている浅井花江を助け出した。その夜、地元の貸元である大熊組を訪ねると盆の上の勝負を申し出た。大熊組のバックには相星興業がいるのだ。勝てば花江を自由にし、負ければ二人とも好きにして結構とナミが言うと組長・大熊荒五郎の目の色が変わった。勝負は唐辛子門二郎が受けて立ったが、イカサマをあっさりと見破られ100万円の契約書はナミに破られたのだった。

翌日、花江を連れて東京にある彼女の家を訪ねたナミは、父親の仙造にしばらく気の済むようにしてあげて欲しいと頭を下げた。ナミの目的はかつて二枚札の仙造と呼ばれた男から星伝の手掛かりを聞くためだった。だが賭場から足を洗った仙造は新しい情報を持ち合わせておらず、捜索は振り出しに戻った。銀座のクラブ・ブルースターを訪ねたナミは、昔の仲間だったママの美代子に花江を預けた。盆が立っている情報を得たナミは美代子の案内でその場所へ向かったが、そこは相星興業が仕切る賭場だった。そこで負け続ける無様な東隆次のことが気になったナミは勝った金を全て渡した。

父の墓参りを終えたナミを呼び止めたのは、彼女に会ったことでツキが巡り大金をせしめた隆次だった。食事に招待した隆次は借りを返すのが主義だと言って高価な指輪を渡そうとしたが、ナミは博奕打ちの指に光り物は禁物だと断った。そこにやってきた相星興業の古賀は社長の相星総之助に引き合わせた。花江のことをなかったことにする代わりに胴を取ってみないかと言われたが、ナミは賭場から賭場へのしがない渡り鳥だから自由でいたいと断った。だが花江が香港へ売り飛ばされる可能性があることがわかると考えさせてほしいと言って事務所を後にした。

屋台的映画館

銀蝶渡り鳥

  • posted at:2022-02-10
  • written by:砂月(すなつき)
ぎんちょうわたりどり
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年4月1日 併映「望郷子守歌」
監督:山口和彦
企画:吉峰甲子夫
脚本:松本功 山口和彦
撮影:仲沢半次郎
録音:井上賢三
照明:元持秀雄
美術:北川弘
編集:長沢嘉樹
助監督:小平裕
記録:勝原繁子
擬斗:日尾孝司
スチール:藤井善男
進行主任:松本可則
装置:根上徳一
装飾:田島俊英
美粧:井上守
美容:宮島孝子
衣裳:宮下貞子
演技事務:石原啓二
現像:東映化学
音楽:津島利章
主題歌:「銀蝶渡り鳥」梶芽衣子
・・・:「銀蝶ブルース」梶芽衣子
挿入歌:「かもめ町みなと町」五木ひろし
出演:梶芽衣子 渡瀬恒彦 小山明子 南原宏治 五木ひろし
シネマスコープ カラー 87分

新橋の不良グループ「緋桜会」の女番長・樋口ナミはメンバーとともに本庄組の幹部・矢島満を待ち伏せしていた。前の日に二人がシマ荒らしだとリンチされたことへの仕返しだった。レストランから出てきたところを襲撃し計画は成功した。腹にナイフが突き刺さった矢島は倒れ込むが、叫びながら傍に駆け寄ったのは舎弟ではなく妻の小枝子だった。親子水入らずで食事にきていた矢島を刺殺したことを後悔したナミはその場に留まりおとなしく逮捕された。彼女は栃木刑務所に収監されることになったが、後に小枝子が罪を少しでも軽くして欲しいと嘆願したため刑期が短くなった。収監から三年後、出所したナミは父の昔の仲間で今は銀座でビリヤード店をしている原田を訪ねた。彼なら小枝子の居場所がわかると考えたからだ。小枝子はシルキーという店のマダムをしていたが、半年前に潰れて今はブロンコというクラブでホステスをしているのだという。原田はビリヤード店に居合わせた手配師の東隆次に案内させた。銀座では新興暴力団の大和田興業が威勢を振るっていたが、小枝子の店はその大和田に狙われて借金の形に店の権利書を取られたのだ。小枝子が体を悪くして仕事を休んでいることをホステス仲間から聞いたナミは隆次からアパートの住所を教えてもらうと六本木にある清風荘を訪ねるが、結局声を掛けることが出来ずに引き返した。

腎臓を悪くした小枝子は働くどころか歩くことさえままならなくなっていた。彼女を不憫に思ったナミは隆次の紹介でブロンコのホステスとして働くことにした。彼女がまず手をつけたのはホステスたちが負担する客のツケの回収だった。工事現場に出向いたナミは土木会社社長の賀山に直接掛け合うが相手にされなかった。そこで強硬手段に出た彼女はツケの形としてトラックを差し押さえたのだった。苦労して手に入れた50万円は博奕にはまる古株ホステスの京子のもとへ届けられ、やがて大和田興業が開く賭場で消える運命が待っていた。だが彼女に付き添っていたナミがイカサマを見抜き儲けた金を全て京子に渡した。ナミはツケを次々と回収しブロンコのママ・佳代から高く評価された。そして給料が出ると隆次を喫茶店に呼び出し、小枝子に渡して欲しいと封筒を預けた。隆次はその理由を知りたがったが、ナミは頑なに話そうとしなかった。

屋台的映画館

キャプテンウルトラ

  • posted at:2021-12-11
  • written by:砂月(すなつき)
きゃぷてんうるとら
TBS=東映東京製作所
配給:東映
製作年:1967年
公開日:1967年7月21日 併映「黄金バット」「ひょっこりひょうたん島」「魔法使いサリー」

『怪星ロケットギンダーあらわる』
監督:佐藤肇
プロデューサー:平山亨 植田泰治
脚本:長田紀生
音楽:冨田勲
監修:都筑道夫 光瀬龍
撮影:下村和夫
録音:岩田広一
照明:森沢淑明
美術:安井丸男
編集:大橋四郎
記録:小貫繁子
助監督:館野彰
進行:深沢道尚
現像:東映化学株式会社
特殊技術・監督:矢島信男
特殊技術・撮影:林迪雄
特殊技術・操演:市倉正男
特殊技術・美術:入野達弥
特殊技術・照明:酒井信雄
特殊技術・合成:山田孝
出演:中田博久 城野ゆき 小林稔侍 佐川二郎 安中滋

『バンデル巨人あらわる!!』
監督:竹本弘一
プロデューサー:平山亨 植田泰治
脚本:高久進
音楽:冨田勲
監修:都筑道夫 光瀬龍
撮影:高梨昇
録音:岩田広一
照明:山本辰雄
美術:安井丸男
編集:大橋四郎
記録:佐久間淑子
助監督:折田至
進行:深沢道尚
現像:東映化学株式会社
特殊技術・監督:小川康男
特殊技術・撮影:中村泰明
特殊技術・操演:市倉正男
特殊技術・美術:井上繁
特殊技術・照明:酒井信雄
特殊技術・合成:山田孝
擬斗:久地明
出演:中田博久 城野ゆき 小林稔侍 佐川二郎 安中滋
スタンダード カラー 50分

『怪星ロケットギンダーあらわる』
21世紀後半、宇宙開拓時代を迎えた人類は太陽系を征服したが未知の危険は多かった。そこで宇宙に進出する人々を守るために宇宙ステーション「シルバースター」を設置して監視を行い、宇宙警察パトロール隊を編制した。パトロール隊の隊長であるキャプテンウルトラこと本郷武彦はキケロ星人のジョーやロボットのハックを引き連れ、光速宇宙艇「シュピーゲル号」を駆って宇宙の平和を守った。

パイオニアスクールの生徒たちを相手に宇宙遊泳の心得を教えていたキャプテンウルトラだったが、シルバースターが突然の衝撃を受けたために急遽取り止めた。妨害電波によって機器や計器は狂ったが、その原因は長官のムナトモ博士にもわからなかった。一方、宇宙物理学者でスクールの教官であるアカネ隊員が宇宙望遠鏡で目視したところ、バンデル星人の大船団が急接近していたのだった。荒れ狂う磁気嵐の中キャプテンがシュピーゲル号で出動しようとすると、好奇心旺盛なスクールの生徒のケンジが自分もついて行くと言い出した。軽率な行動が死を意味することを承知しているキャプテンは彼を叱りジョーたちとともに出動するが、実戦を直接見たい彼はこっそりと密航したのだった。乗船がわかるとキャプテンは渋々許可し、どのような戦術を取るのかを考えながら見るように言った。そしてジョーとハックがそれぞれの操縦席に着くとキャプテンはD3作戦を発動した。するとシュピーゲル号は3機に分離し攻撃を始めた。

『バンデル巨人あらわる!!』
太陽から58億8900万キロ離れた太陽系で最も遠く最も寒い冥王星。太陽系の征服を目論むバンデル星人の魔の手はこの星の前線守備隊に伸びていた。一方、前線基地と連絡が取れないシルバースターはこの事態を不審に思っていた。基地は冥王星に点在しているが、仮に攻撃を受けていた場合はウルトラサインと呼ばれる救難信号が発出されることになっていた。だがそれがないために救助しようにも場所の特定が出来ないのだ。その頃、前線基地の隊員たちは襲撃してきたバンデル星人と死闘を繰り広げていた。その中の一人がようやく救援銃の置き場にたどり着き空に向けて撃つと、鮮やかなマークが光輝いた。その様子をシルバースターで確認したキャプテンは、先制攻撃を仕掛けて敵の秘密基地を爆破し前線基地を奪還する作戦を決行することにした。ムナトモからアカネとケンジを同行させる許可を得たキャプテンはシュピーゲル号を発進させ冥王星へ急いだ。

屋台的映画館

金語楼の三等兵

  • posted at:2021-10-29
  • written by:砂月(すなつき)
きんごろうのさんとうへい
新東宝
配給:新東宝
製作年:1959年
公開日:1959年1月15日 併映「カックン超特急」
監督:曲谷守平
製作:大蔵貢
企画:津田勝二
原案:有崎勉
脚本:川内康範
撮影:岡戸嘉外
照明:石森浩
録音:村山絢二
美術:加藤雅俊
音楽:石松晃
編集:金子半三郎
助監督:柳生六彌
製作主任:川田信義
出演:柳家金語楼 坊屋三郎 池内淳子 鮎川浩 川田孝子
シネマスコープ モノクロ 65分

昭和七年。青山連隊区徴兵検査場にいたのは兵役適齢に達した噺家三遊亭金三こと山下敬太郎だった。兵役から何としても逃れたい敬太郎は持ち前のユーモアで何とか切り抜けようとしたが、その努力も虚しく甲種合格した。その夜、入営を祝っての壮行会が料亭で開かれ、敬太郎は陽気に踊っていた。そこに現れたのは芸者の菊弥を追い掛けてきた若旦那で、敬太郎は咄嗟に彼女を庇った。今夜から俺の物になると約束をしたと言い張って菊弥を連れて行こうとする若旦那に、敬太郎は自分の許婚だと嘘をついて相手が振り上げたビール瓶をもぎ取って凄んだ。その迫力に気圧された若旦那は腰を抜かして逃げ出したのだった。師匠の三遊亭金太郎は弟子のために男の儀式の場を用意したが、詳細を知らない敬太郎は言われるがままに待合茶屋へ向かった。そこで待っていたのはなんと菊弥だった。あなたが除隊するまで千年でも万年でも待ち続けると菊弥が誓うと、敬太郎はそれが本当なら女房として迎えると約束した。そして二人は夫婦の契りを結んだ。

敬太郎は東山中隊歩兵第一連隊に配属された。同じく配属されたのは徴兵を逃れようと視力が悪いふりをした僧侶の馬場、吃音のふりをした豆腐屋の木田、入れ墨屋の秋山など検査場で知り合った者たちが皆揃っていた。彼らは丹羽班長に軍隊精神を叩き込まれ厳しい訓練に耐えた。ある夜、抜き打ちの私物検査が行われ、丹羽は敬太郎がベッドに隠した大量のあんパンを見つけた。それは敬太郎の落語が気に入った東山大尉からのご褒美だったが、あまりにも多すぎて食べきれなかったのだ。もったいないと丹羽が一つ手に取るとその下から封書が出てきた。それは菊弥から届いた手紙で、丹羽は興味本位で声を出して読めと敬太郎に命じた。断れない彼は仕方なく読み始めたが、何処の馬の骨だかわからないような下士官に殴られるようなことがあったら私は悲しいと書いてあったことが丹羽の逆鱗に触れ、上官への侮辱として三日間の厩当番を命じられた。厩の仕事はつらかったが、一人になれることもあって妄想に耽った。そんなときに限って東山が見回りに現れ、不寝番を命じられた上に三等兵に格下げされた。

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