「グッド・ストライプス」製作委員会(バンダイビジュアル=テンカラット=ファントム・フィルム=アサツー ディ・ケイ)
配給:ファントム・フィルム
製作年:2015年
公開日:2015年5月30日
監督:岨手由貴子
製作:川城和実 小林栄太朗 小西啓介 武田智哉
プロデューサー:西川朝子 狩野直人 佐藤正樹 西ヶ谷寿一
ラインプロデューサー:金森保
脚本:岨手由貴子
撮影:佐々木靖之
照明:後閑健太
録音:高田伸也
美術:安宅紀史 田中直純
スタイリスト:荻野玲子
ヘアメイク:宮本真奈美
助監督:茂木克仁
編集:堀善介
制作担当:田中深雪
音楽:宮内優里
音楽監修:近越文紀
主題歌:「めくるめく僕らの出会い」大橋トリオ
制作プロダクション:キリシマ1945
出演:菊池亜希子 中島歩 臼田あさ美 井端珠里 相楽樹
アメリカンビスタ カラー 119分
自由奔放な文化系女子の緑と、優柔不断なおぼっちゃまの真生。そんな二人が交際を始めて4年が経つが特に進展もなくしらけたムードが漂っており、特にその傾向が強かったのが緑の方だった。8月、真生が仕事でインドに3カ月間出張するときも仲間が開く送別会に顔を出すことはなく、家に誘ってもペットの亀に餌やらなきゃと断られた。10月、生活に慣れないインドのホテルから毎日メールを送っていたが、当初はやる気のない返事が送られてきたものの2カ月も経つとついに連絡が途絶えた。だがある日、突然緑からメールが届いた。そこには彼女が妊娠したことが書かれていた。
11月、真生は緑を病院に連れて行った。そこに彼の母で産婦人科医の里江が勤めるからだ。真生が食堂で時間を潰している間、緑は診察を受けた。診断結果は妊娠5カ月。元々、生理不順だったことと太ったことをあまり気にしていなかったこと、つわりは直前までなくにおいで気持ち悪くなったことでようやく検査薬を使いわかったのだ。何処で出産するかを里江から尋ねられても答えることが出来ず、19週を過ぎると大きな病院に入ることが出来ないこともここで初めて知った。そんな彼女を見兼ねて里江は自分が何とかすると言った。緑が真生に結果を報告すると、彼は「結婚・・・する・・・よね」と聞いた。それを聞いた緑が不思議そうに「うん・・・どうして?」と言うと、真生は「いや・・・一応」とポツリと答えた。
結婚について全く知識のない真生は、友人にどのタイミングで相手の両親に挨拶に行くのかを尋ねた。するとデキ婚なのだからまず医療保険などに加入して将来を考えているというアピールをするべきだというアドバイスを受け、だがその前に自分の父親に連絡する方が先だと言われた。両親は真生が幼いときに離婚し、写真家の父・仁志とは小学校に入学するとき以来会っていなかった。このタイミングを逃したら次は葬式かもしれないと脅しをかけられるとそれもありかなと考えるようになった。
結婚への準備をボチボチと始めることにした二人はまず住居をひとつにすることにした。緑が真生のアパートに引っ越すことになり今の部屋を片付けることにしたが、手伝いに来ていた妹のサクラからある疑問を投げ掛けられた。「ちゃんとお母さんに言った?」。緑は実家で暮らす母からの返事が怖くてまだ結婚のことを報告していなかったのだ。
屋台的映画館
PR