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シベリア超特急3

  • posted at:2021-05-10
  • written by:砂月(すなつき)
しべりあちょうとっきゅうすりー
水野晴郎事務所=IMAGICA
配給:M&T PICTURES
製作年:2003年
公開日:2003年1月2日
監督:MIKE MIZNO
製作:水野晴郎 福井政文
プロデューサー:伊藤直克
アソシエイトプロデューサー:細谷隆広
原作:水野晴郎
脚本:上代努 北里宇一郎 水野晴郎
監督補:吉原勲
撮影:鈴木耕一
照明:才木勝
美術監督:木村威夫
美術:安宅紀史
録音:湯脇房雄
効果:佐々木英世
編集:大高勲
音楽監修:新田孝
音楽:遠藤浩二
スクリプター:杉山昌子
助監督:荒川栄二
制作担当:小松功
出演:水野晴郎 三田佳子 大浦みずき 真柄佳奈子 大塚ちひろ
アメリカンビスタ カラー 114分

2002年、日本マスコミ界の帝王と呼ばれる宮城伝蔵の誕生記念パーティーが行われることになり、出席者はそれまでの時間を豪華客船での瀬戸内クルーズで潰した。招待客の中で一際目立っていたのは、世界的なモリユミブランドで知られるファッションデザイナーの森裕美だった。日が暮れ船が港に到着すると、パーティーの出席者に下船を指示するアナウンスが流れた。そして時間になると客船は出席しない者たちを乗せて再び港を離れた。パーサーの城之内正人は乗客の顔を粗方覚えていたが、廊下ですれ違った女に見覚えがなかった。その女は3号室のドアをノックすると招き入れられたが、その直後に男の大きな悲鳴が聞こえた。正人は急いで引き返すがドアには鍵が掛かっており、キャプテンを呼びに行くものの何処にも見当たらなかった。鍵束を探し出して急いで戻ると部屋の前には人だかりが出来ており、数ある中からようやく3号室の鍵を見つけ出してドアを開けると男がベッドで倒れていた。そしてその背中にはナイフが刺さっていた。時計は午前3時14分を指していた。

ラウンジにいる者たちは皆、憔悴していた。そこにいるのは正人の他にパーティーが開かれることを望んでいなかった伝蔵、彼の孫娘の和世、そして伝蔵の古くからの知り合いの沢島軍平だった。そこに駆け込んできた安藤香は慌てた様子で周りに何もないんですと言った。夜が明け周囲が確認出来るようになったが、船は瀬戸内海ではない別の場所を漂流していたのだ。遅れてやってきた裕美は乗組員を捜したが誰もいなかったと言った。無線機は何者かによって壊されており、しばし浮世を忘れましょうと彼女が提案して預かった携帯電話は全て持ちされていたのだった。まるで事件が外部へ漏れるのを恐れるように。正人は殺人が起こった直後に海側の窓に鍵が掛かっていることを確認していたため女が外へ逃げ出すことは考えられなかった。ふと沢島は何か思い出さないかと伝蔵に言った。凶器はナイフ、犯行時間は午前3時14分、煙のように消えた婦人、ルームナンバー3。それは60年前にシベリア超特急で起きた殺人事件とまるで同じシチュエーションだった。事件解決の手掛かりになるのではないかと考えた沢島は、当時のことを思い出したくない伝蔵の代わりにその時の出来事を話すことにした。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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