映画「翔んで埼玉」製作委員会(フジテレビジョン=東映=テレビ埼玉)
配給:東映
製作年:2019年
公開日:2019年2月22日
監督:武内英樹
製作:石原隆 村松秀信 遠藤圭介
プロデューサー:若松央樹 古郡真也
原作:魔夜峰央
脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
撮影:谷川創平
照明:李家俊理
録音:加藤大和
編集:河村信二
美術:棈木陽次
美術プロデューサー:三竹寛典 古川重人
美術進行:森田誠之
装飾:竹原丈二
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
衣裳デザイン:柘植伊佐夫
衣裳:田中まゆみ
ヘアメイク:塚原ひろの
VFXプロデューサー:赤羽智史
ミュージックエディター:小西善行
サウンドエディター:伊東晃
フォーリーアーティスト:伊東晃
記録:渡辺美恵
監督補:森脇智延
助監督:楢木野礼
製作担当:碓井祐介
アソシエイトプロデューサー:片山怜子 高木由佳
ラインプロデューサー:関口周平
主題歌:「埼玉県のうた」はなわ
挿入曲:「なぜか埼玉」さいたまんぞう
・・・:「人生たまたま・・・さいたまで」さくまひできとゆうかりしずる
・・・:「山田うどんの歌」かかし
制作プロダクション:FILM
出演:二階堂ふみ GACKT 伊勢谷友介 ブラザートム 麻生久美子
シネマスコープ カラー 106分
時は1871年、廃藩置県によって広大な武蔵国から重要都市の東京が独立した。同じく幕末の開港以来、重要都市となっていた横浜も武蔵国南部の相模国を引き連れて独立を果たした。良いとこ取りをされ切り捨てられた余り物で出来た海なし県、それが現在の埼玉県だった。
猛暑日が予想される暑い夏の朝、埼玉県熊谷市の菅原家は朝から落ち着かなかった。その日は娘の愛海が結納を行うことになっており、母・真紀とともに父・好海が運転する車で会場の東京へ向かった。愛海のお相手は埼玉県の南部に位置する浦和市の市民で、ともに一日でも早く埼玉を抜け出して東京で新居を構えることを夢見ていた。県庁所在地がひらがな表記であることをアホっぽいと娘に言われ県民としての誇りを傷つけられた好海は車を停めるが、そのときにカーラジオから流れてきたFMラジオ局・NACK5の特別番組にしばらく耳を傾けた。それは埼玉の都市伝説を題材にした物語だった。
19XX年。埼玉県民は東京都民からとても酷い迫害を受けており身を潜めて生きるしかなかった。埼玉県民は通行手形がなければ東京に入ることが出来ず見つかるとすぐに強制送還された。中には手形を持たない不法侵入者もいるが、街中の至るところに特殊な監視カメラが設置されているため簡単に発見出来るのだ。埼玉県民は誰もがこの理不尽で不自由な生活から逃れたいと願い、いつしか現れる救世主をひたすら待ち続けたのだった。ある日、東京・白鵬堂学院の3年A組に転入生がやってきた。麻実麗というその男子学生は丸ノ内の大実業家の子息で10年以上もアメリカに留学していた経歴を持つ生粋のエリートだった。容姿端麗で都会指数の高い麗の魅力に女子生徒たちはメロメロになった。東京都知事・壇ノ浦建造の子息で生徒会長の壇ノ浦百美と出会った麗は、埼玉県人を極度に見下す彼の態度に反発し親の寄付金で何とか入学したZ組の生徒に手を差し伸べた。麗の父・西園寺宗十郎は幼い彼を麻実家に養子に出し都会指数を上げるためにアメリカへ留学させたが、埼玉出身である宗十郎の悲願は麗を都知事にし通行手形制度を撤廃して埼玉を開放することにあった。麗こそが埼玉の救世主なのだ。
屋台的映画館
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