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花と蛇 ZERO

  • posted at:2022-06-17
  • written by:砂月(すなつき)
はなとへびぜろ
東映ビデオ
配給:東映ビデオ
製作年:2014年
公開日:2014年5月17日
監督:橋本一
製作:間宮登良松
エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫
プロデューサー:嶋津毅彦 菅谷英智
キャスティングプロデューサー:福岡康裕
原作:団鬼六
脚本:港岳彦
音楽:海田庄吾
音楽プロデューサー:津島玄一
ラインプロデューサー:角田朝雄
宣伝プロデューサー:手嶋亮介
撮影:栢野直樹
美術:福澤勝広
照明:蒔苗友一郎
装飾:大庭信正
録音:田村智昭
整音:小林喬
編集:小堀由起子
緊縛師:有末剛
俳優担当:大山恵子
助監督:倉橋龍介
制作担当:曽根晋
製作プロダクション:東映東京撮影所
製作統括:木次谷良助
出演:天乃舞衣子 濱田のり子 桜木梨奈 津田寛治 川野直輝
アメリカンビスタ カラー 113分

毎日同じ時刻に監禁された少女の調教シーンがライブ配信される闇動画サイト「バビロン」。ある日、監禁少女の居場所を教えるという匿名の電話が警視庁に掛かり、事件を追っていた生活安全部の雨宮美咲警部補はチームとともにアジトに突入した。激しい銃撃戦の末に屈強な男たちを射殺した。緊縛された少女・柚木芽衣を救出したが、その奥に人影を感じたため警戒しながら踏み込んだ。するとそこにいたのは行方不明になっていた妹の美冬だった。最初は男たちに誘拐されたのかと思ったが、ボンデージスーツ姿の全身は刺青とピアスに埋め尽くされていた。彼女が犯罪に加担していることを知った美咲は現場から逃げるように言った。翌日、美冬から連絡があり待ち合わせ場所の高架下で再会したが、彼女はもう自分が知っている妹ではなかった。心配していたと力説しても聞く耳を持たず、犯罪者なのに何故捕まえなかったのかと逆に問われた。そして美冬は通話状態になった携帯電話を美咲に預けると姿を消した。電話の向こう側にいたのはヨセフという人物で、まるで見ているかのように辺りの様子を言い当てた。ヨセフは美咲が美冬を逃がしたことを知っており、被疑者を全員射殺したことで妹の犯行を隠蔽出来たことを内心喜んでいると言うと美咲は動揺した。どうしたいのかと尋ねるとヨセフはまた連絡すると言って電話を切った。

忙しい夫に相手にされない専業主婦の瑠璃。そんな彼女の話し相手はアバターチャット仲間のちひろだった。ある日、ちひろが面白いサイトがあると紹介してきたが、それはバビロンだった。半信半疑で開いてみると、そこには辱めを受ける女が映っていた。その頃、美咲のチームも同じ動画を見ながら女の身元の確認を行っていた。ヨセフから電話で呼び出され映画館のトイレに向かうように言われた美咲は用心しながら個室に入った。するとヨセフは服を脱ぐように言った。馬鹿馬鹿しいと思い電話を切ったが、直後に高架下での美冬との写真が送られてきた。再び掛かってきた電話で自分の立場がわかったかと言われた美咲は、美冬がヨセフに脅されているのではなく自主的に行動していることを知った。指示通りに裸の写真を送った美咲に対しヨセフは自慰に耽るように命じた。

屋台的映画館
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花と蛇3

  • posted at:2022-05-05
  • written by:砂月(すなつき)
はなとへびすりー
東映ビデオ
配給:東映ビデオ
製作年:2010年
公開日:2010年8月28日
監督:成田裕介
製作:福原英行
企画:日達長夫 松田仁 小椋正樹
プロデューサー:加藤和夫 嶋津毅彦 太田裕輝
原作:団鬼六
脚本:我妻正義
音楽:石川光
撮影:藤澤順一
照明:金沢正夫
録音:小林喬
美術:黒川通利
編集:只野信也
スクリプター:小関ひろみ
助監督:海野敦
製作担当:高橋浩一郎
緊縛:有末剛
製作協力:ニューウェイヴ株式会社
出演:小向美奈子 本宮泰風 小松崎真理 工藤俊作 斎藤歩
アメリカンビスタ カラー 107分

新進チェリストの静子は、前年イタリアから帰国すると学生時代からの後援者だった関西財閥の海東商事会長・海東義一朗と結婚した。彼女が音大を目指していた18歳のときに家が破産し父親は自殺、母親も後を追うように死んだ。義一朗は一人残された静子の面倒を見続け音大卒業後にイタリアへ行かせた。昭和2年生まれで82歳になる義一朗には腹違いの弟・俊明がいるが、犬猿の仲として有名だった。グループ支配を目論む俊明は徐々に持ち株を増やし、30パーセントの義一朗に対し20パーセントを取得していた。そんな海東商事を破綻に追い込みたい遠山グループの総帥・遠山隆義は、融資の担保として金融に流れている12万株程の株式を全て買占めてそれを餌に俊明と接触し、義一朗と衝突させようと考えた。遠山の狙いは義一朗から全ての物を奪い取ることだった。

ある日、海東商事が9千億円にも上る負債を抱えて倒産し、その影響からか義一朗が心臓発作で死去した。葬儀は近親者のみで営まれたが、静子は得体の知れない男たちに連れ去られた。静子は遠山によって救い出されたが、それは欲しい物なら如何なる手段を使ってでも手に入れようとする彼の策略だった。遠山は結婚するか男たちのもとに戻るかの選択を迫った。

静子は正式な妻として遠山の屋敷に迎え入れられることになった、遠山がひと月程ニューヨークへ視察に行っている間、彼女の世話は執事の伊沢や作法を仕込む折原、管理人でシェフの森田、そしてメイドの美沙江が務めることになった。ここにいる限り安全だから過去のことは忘れなさいと遠山は屋敷を離れる前に言ったが、それは静子を貶める始まりに過ぎなかった。その日以来、彼女の身辺におかしなことが起こるようになり、逃げ出したいという衝動に駆られることが多くなった。そんな折に遠山から手紙が届いた。そこには自分が帰るまでに様々なことが起こるが、決して拒んではならないと書かれていた。静子は屋敷から逃げ出した場合は安全に拘るという一文を読んで背筋が凍る思いをした。伊沢の正体は遠山が浅草から連れてきた鬼源の通り名をもつ調教師・鬼村源一だった。

屋台的映画館

ハンサム・スーツ

  • posted at:2022-04-10
  • written by:砂月(すなつき)
はんさむすーつ
「ハンサム★スーツ」製作委員会(アスミック・エース エンタテインメント=住友商事=ソニー・ミュージックエンタテインメント=電通=WOWOW=関西テレビ放送=集英社=Yahoo! JAPAN)
配給:アスミック・エース
製作年:2008年
公開日:2008年11月1日
監督:英勉
製作:豊島雅郎 大澤善雄 竹中幸平 島本雄二 和崎信哉 別本恒夫 山路則隆 喜多埜裕明
企画:山田雅子
プロデューサー:山田雅子
ビジュアルディレクター:飯田かずな
ラインプロデューサー:上原英和
アシスタントプロデューサー:伊達毅
アソシエイトプロデューサー:蔵本憲昭 高橋雅奈
脚本:鈴木おさむ
音楽:川口大輔
撮影:小宮山充 北川聡
テクニカルディレクター:関口明
照明:保坂温
美術:吉田透
装飾:寺尾淳 夏苅枝里香
スタイリスト:九 伊島れいか
録音:益子宏明
編集:掛須秀一
助監督:山本英之
キャスティング:中元浩司
製作担当:加藤誠
主題歌:「マイ・レボリューション」Missing Linkと塚地武雅
制作協力:東北新社 サーマル
製作プロダクション:アスミック・エース エンタテインメント
出演:谷原章介 塚地武雅 北川景子 佐田真由美 大島美幸
アメリカンビスタ カラー 115分

大木琢郎、33歳。琢郎の「琢」が「豚」に似ていることから豚郎というあだ名で呼ばれている。両親は彼が生まれてからすぐに離婚し、母親のサキが定食屋を営みながら女手一つで育てた。琢郎は母親ゆずりの料理上手でコックになりイタリアで修業までしたが、10年前に母親を亡くしたことで大衆食堂こころ屋を彼が継いだ。恋愛の方はさっぱりで、33年の間に告白して振られること実に101回。彼にとって悔やまれること、それはデブでブサイクであることだった。ある日、こころ屋にアルバイト志望の女性が訪ねてきた。その女性は星野寛子といい、琢郎はあまりの美しさに一目惚れした。だがきっと店主の自分を見て後悔しているだろうと思い断った。ところがその直後にしたくしゃみの飛沫にも動じず、更には体調の心配までしてくれたことに感動し一転して採用を決めた。寛子は良く働き良く気が利いた。琢郎は注文の度に目が合うのを恋だと思った。

寛子は450円均一の定食が安すぎると感じていた。そこで古参のアルバイト・米沢明にそのことを尋ねると思わぬ答えが帰ってきた。明はサキが切り盛りしていた頃から働いているが、琢郎は母の遺志を受け継いで味も値段も守ろうとしていると言った。寛子は以前この店に父親と食べにきたことがあるが、その時に食い逃げしようとした客をたまたま財布を忘れてきただけだと咎めなかったのだ。その様子を見た寛子は琢郎のカッコよさに胸がキュンとなった。そのことを思い出した彼女はアルバイトの募集をきっかけに再びこの店を訪れたのだ。

彼が寛子に惚れていることを常連客たちは皆気づいており、何とか告白させようと焚きつけた。どうしようかと公園のブランコで思い悩んでいると見知らぬ男が声を掛けてきた。その男は沢田という紳士服のセールスマンで、チラシを渡すと「うちのスーツでレッツハンサム」と言った。夕方になり店を閉めると琢郎は寛子のためにシチリア風地中海気まぐれパスタを作った。寛子は一口食べて好きですと言ったが、琢郎はそれがパスタのことなのか自分のことなのかわからなかった。そこで思い切って告白したのだが、その理由が外見だとわかると寛子は失望し店を出て行った。

数日後、琢郎が友人の結婚式に着て行くスーツを買うために紳士服店を訪ねると、沢田が真っ先に出てきて人生を変えるスーツが欲しいんでしょと言った。すると店長の白木が現れ奥の部屋へ連れて行った。彼が薦めるとっておきの一品、それはどんなブサイクな人でも着るだけで理想の顔と体形が手に入る「ハンサムスーツ」だった。

屋台的映画館

ハードスキャンダル 性の漂流者

  • posted at:2022-01-12
  • written by:砂月(すなつき)
はーどすきゃんだるせいのひょうりゅうしゃ
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1980年
公開日:1980年10月4日 併映「宇能鴻一郎の浮気日記」「色情女 強烈舌ざわり」
監督:田中登
プロデューサー:林功
脚本:荒井晴彦
撮影:森勝
照明:新川真
録音:木村瑛二
美術:林隆
編集:鍋島惇
音楽:甲斐八郎
音楽協力:ザ・鉄城門
助監督:伊藤秀裕
色彩計測:森島章雄
現像:東洋現像所
製作進行:鶴英次
資料提供:月刊誌 宝島 ホームダイヤモンド株式会社
出演:亜湖 北原理絵 吉沢由起 本郷淳 吉川遊土
アメリカンビスタ カラー 70分

訳あって家出をした中学3年生の少年は土曜深夜のディスコクラブに忍び込んだ。ロックが鳴り響き女たちが服を脱いで狂ったように踊りまくる光景に彼は呆気に取られていたが、補導係がくるという噂が流れたため諦めて外に出た。この後どうしようか考えていると少女が時間を尋ねてきた。始発まで時間を潰したいという彼女の希望で個室同伴喫茶に行くが、大人びた少女が同い年だとわかると背伸びして大人の真似をした。だがすぐに女性経験がないことがばれ逆に手取り足取り教授された。そして時間になると彼女はあっさり帰って行った。

日が高く上ると少年は竹の子族が集う原宿に行った。お金を持っていない少年は竹下通りの店で気に入ったシャツを万引きしようとするが、客としてきていた女に見つかり青くなった。ところがその女は止めるどころか足元の紙袋にそれを放り込み店を出て行った。驚いた少年は紙袋を引っ掴むと彼女の後を追い掛けたが姿を見失い落胆した。家に帰ろうとしたところ地下鉄の駅で再び彼女を見つけ後をつけた。すると偶然にも女のアパートは少年の家の近くだった。

少年は瀬川家の両親とは血が繋がっていなかった。夫婦交換紹介雑誌に夢中で相手を見つけると二人でおしゃれをして出掛けて行く。そのことを知らない少年は両親との気持ちのすれ違いを感じ家出を決意したのだった。行く当てのない少年は女のアパートを訪ねたが、鍵が掛かっていたため壁を伝って窓から忍び込んだ。床には下着が脱ぎ捨てられており、女が風呂場から出てくると少年は顔を見られてはまずいと慌ててパンストを被ったのだった。強盗と勘違いした彼女は抵抗するが、その正体が少年だとわかるといつまでも子供の遊びにつき合ってられないと激怒した。

騒動後、女と和解した少年は一度家に帰った。両親がいないのをいいことに金目の物はないかとタンスの中を物色していると手帳の中から母親のヌード写真が見つかった。他にも雑誌や夫婦交換の手紙、行為を録音したカセットテープなどが見つかり、愛想をつかして再び家出をすることに決めた。そして仕返しとばかりに家から持ち出したダイヤの指輪をお詫びとして女にあげた。

屋台的映画館

花と蛇2 パリ/静子

  • posted at:2021-11-18
  • written by:砂月(すなつき)
はなとへびつーぱりしずこ
東映ビデオ
配給:東映ビデオ
製作年:2005年
公開日:2005年5月14日
監督:石井隆
企画:石井隆 松田仁
プロデューサー:新津岳人
原作:団鬼六
脚本:石井隆
音楽プロデューサー:石川光
音楽:安川午朗
撮影:柳田裕男 小松高志
照明:市川徳充
特機:平山茂
美術:山崎輝
録音:北村峰晴
編集:村山勇二
記録:田中小鈴
音響効果:中村佳央
スタジオエンジニア:越智美香
ヘア―メイク:金森恵
技闘:秋永政之
衣裳:高畠裕介
緊縛指導:有末剛
製作担当:小橋孝裕
配給協力:東映
製作協力:ファム・ファタル
出演:杉本彩 遠藤憲一 不二子 荒井美恵子 伊藤洋三郎
アメリカンビスタ カラー 113分

美術評論家の遠山隆義には35歳も年の離れた若くて美しい静子という名の妻がいた。ある日、取材のために洋画界の長老である及川清輝を訪ねた遠山は緊縛姿の静子が描かれた春画を見せられた。それは彼女をモデルにして描いたものではなく、カメラで顔を盗み撮りした画像を参考にして及川がパソコンのペイントソフトを使って描いた物だった。その出来栄えに驚き感服した遠山が発表しないのかと尋ねると、及川はそんなことをしたら画壇がぶっ飛ぶよと呆れた。

及川が死去すると遠山は自身が経営する画廊で偲ぶ会を静かに執り行った。彼の心に引っかかっていたのは及川の言葉だった。「やり残したことを思う存分やってから死ぬこと」。肖像画を見ながらそのことを思い出していると、静子が及川の妻から預かった遺品を持ってきた。それはパソコンの記録ディスクであり「BLACK MARKET」とタイトルが書かれてあったことから遠山はピンときたのだった。自室に籠った彼は及川の別の言葉を思い出していた。「世間がくだらないことでも本人にとってはこの世で一番美しいことかもしれない」。部屋に静子が入ってくると遠山は依頼された仕事に使う一冊の本を手渡した。それは中世の刑罰に関する絵の監修を任されることのなった彼が手に入れた奇譚サロンという古い雑誌だった。中には江戸時代の刑罰の写真などの資料が載っており、その残酷さに驚いた静子もやがて刑罰を受ける女たちに自分の姿を重ね合わせた。

その夜、遠山は及川がどうしても世に出したかった画家がいることを静子に話した。池上亮輔というその画家は芸大の学生の頃に及川を罵倒したのだが、その行為は日本画壇での死を意味した。そのきっかけを作った自分が一人の天才を葬り去ったのではないかと気にしていた及川はパリへ逃げた池上に仕送りをして欲しいと遠山に頼んだのだ。それ以降、池上は絵を描くことを止めて酒に溺れるようになったのだった。彼を育てるべきか、それとも捨てるべきか。思い悩んだ遠山は、静子をパリへ行かせ直接会った彼女の判断でどちらかに決めることにした。

屋台的映画館

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