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本番

  • posted at:2019-06-19
  • written by:砂月(すなつき)
ほんばん
日活
配給:日活
製作年:1977年
公開日:1977年6月25日 併映「(秘)暴力性犯罪」「むれむれ女子大生」
監督:西村昭五郎
プロデューサー:三浦朗
原作:藤本義一
脚本:熊谷禄朗
撮影:山崎善弘
照明:高島正博
録音:高橋三郎
美術:渡辺平八郎
編集:井上治
助監督:鴨田好史
色彩計測:鈴木耕一
現像:東洋現像所
製作担当者:栗原啓祐
協力:東京浅草 ロック座 戸倉上山田温泉 信州ミカド劇場
出演:山口美也子 宮下順子 松井康子 北斗レミカ あきじゅん
アメリカンビスタ カラー 69分

浅草のストリップ劇場で人気者のチェリー水沢。ある日、彼女を取材したいとルポライターの藤井が劇場を訪ねてきた。支配人・野村の許可を得ると、チェリーは舞台を終えたあと藤井とともに近くのバーへ向かった。藤井は事務所で野村が言った「今ならちょうどいい」という言葉がとても気になっており、そのことを尋ねるとチェリーはヒモの織田のことを話し始めた。温泉場にある劇場で公演を行っていたときに、酔っ払いがステージに上がってチェリーの体を手当たり次第触り始めた。その様子を舞台の袖から見て頭に血が上った織田は、男を外に引きずり出すと暴行を加えた。そのときに誤って転びそれが男のせいだと勘違いした彼は控室から長ドスを持って戻ってきたのだ。このままでは男の命が危ないと思った座員の酒田は逃げるように促したが、今度はそれが気に入らないと酒田を追い回したのだった。銃剣類不法所持の疑いで通報を受けた警官に現行犯逮捕され、今チェリーは自由の身となっていた。彼女はそのことだけ話すと、疲れているからと言ってさっさと帰って行った。アパートでは酒田が待っていたのだ。

翌日の楽屋は空気が重かった。可愛がっていた愛犬のポピーが病気で死に、古株の踊り子・大木万子がひどく落ち込んでいたからだ。周りが気遣う中、野村はまた新しいのを買ってやるから機嫌をなおして舞台に立ってくれと声を掛けたが、今日は弔いだから誰が踊ってやるもんかと突き飛ばした。するとチェリーが間に入り、姉さんの分まで踊るから心配しなくていいよと優しく声を掛けた。ステージを終えたチェリーがアパートに戻り酒田と体を重ねていると、誰かがドアをノックした。その男の声を聞いて二人は驚いた。織田が出所したのだ。チェリーは急いで酒田を窓から逃がすと何事もなかったように装って織田を招き入れた。その頃、野村は万子を自宅に連れ込んでいたが、深酒した夕子が彼を訪ねたことで騒動になった。万子と別れると夕子に約束したにも拘らず野村は関係を断っていなかったからだ。死んでやると夕子は部屋にあった果物ナイフを自分の首に突き立てたが、野村は死ねるものなら死んでみろと強気に出た。その場は一旦治まったが、翌日の開演時間が迫っても夕子は劇場に現れなかった。心配した従業員の長谷部がアパートを訪ねると、彼女は手首を切って死んでいた。慌てた長谷部が急いで電話を掛けると、野村は動揺しながらも芝居に決まっているからもう一度確かめろと怒鳴りつけた。長谷部は渋々部屋に戻り言われた通りに確かめようとすると、夕子は彼の体に貪りついた。

出所の報告するために劇場へ向かった織田はそこで野村から頼みごとをされた。チェリーの他に新入りの桃子を面倒見て欲しいというのだ。断れない織田はその夜、桃子をホテルに連れて行ったが、そこでチェリーと酒田が一緒にいるのを偶然見つけ逆上した。酒田が最寄りの交番に逃げ込んだため、織田は殺人未遂で再び逮捕された。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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