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残酷・異常・虐待物語 元禄女系図

  • posted at:2024-06-22
  • written by:砂月(すなつき)
ざんこくいじょうぎゃくたいものがたりげんろくじょけいず
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1969年
公開日:1969年1月9日 併映「待っていた極道」
監督:石井輝男
企画:岡田茂 天尾完次
脚本:石井輝男 掛札昌裕
撮影:吉田貞次
照明:中山治雄
録音:渡部芳丈
美術:鈴木孝俊
音楽:八木正生
編集:神田忠男
助監督:荒井美三雄
記録:塚越恵江
装置:近藤幸一
装飾:柴田澄臣
美粧:鳥居清一
結髪:横田三佳代
衣裳:岩逧保
擬斗:三好郁夫
緊縛指導:辻村隆
舞踊:藤間勘真次
進行主任:西村哲勇
出演:吉田輝雄 橘ますみ 葵三津子 賀川雪絵 カルーセル麻紀
アメリカンビスタ カラー 93分

『おいとの巻』
年の瀬も押し迫った頃、神社のお祭りで小間物を売っていたおいとはそこで妹のおきぬを見掛けた。悪い遊びを覚え始めたおきぬはしばらく家に帰っておらず、おいとは心配でたまらなかったのだ。そこにやってきたのは父親の借金の取り立てをするゴロツキだった。今日は堪忍して欲しいとおいとは頭を下げるが、男は払えないのならお前をしょっ引くしかないと腕を掴んだ。するとそこに現れた通りすがりの男がみっともない奴らだと叩きのめした。半次というその男が訳があるのなら相談に乗ると言うと、おいとは信頼し全てを話すことにした。次第に二人の距離が縮まる中、半次はある日借金が終わったら妹さんと一緒に暮らすんだなと金の入った包みを渡した。そして心を許したところを見逃さず体を奪った。それから数日後、半次はお前を助けたい一心で借金を重ねたことで俺は追われる身になったと告白した。それを知ったおいとは私で役に立つことがあれば何でもすると言うが、それは全て彼とゴロツキによる芝居だった。

「おちせの巻」
ある夜、豪商越後屋の娘おちせは夜這いを掛けた二人の小人に犯された。だが頃合いを見て起き上がると二人を鞭打ちにして部屋から追い出し高笑いした。これには深い訳があった。おちせには下賎な者や片輪者を見ると興奮するという異常な性癖があり、代の長吉に命じて奥山の見せ小屋の小人を雇い意図的に襲わせたのだ。これが世間に知られれば三代続いた越後屋の暖簾に傷がつくと考えた長吉は説得しようと試みるが聞く耳を持たなかった。そこで彼は蘭学に精通した玄達という医者に相談することにした。そのような症例のある患者は海外でも確認されており、玄達は医学書に書かれた事が真実なのか自分の目で確かめることにした。その後もおちせの男遊びは収まる気配を見せないことから、長吉は罰せられることを覚悟で彼女の性癖が病気であることを告げた。そして医者の診察を勧めるとおちせはしばらく考えた後に受け入れることにした。

「おみつの巻」
ある藩の藩主正親は女を人と見ておらず、狩りに行った帰りに見掛けた通りすがりの女を投縄で捕らえては引きずり殺した。城内では一堂に会した腰元を赤い襦袢一枚にさせ、そこに火の点いた松明を角に括りつけた牛を引き入れた。悲鳴をあげながら襦袢をひらつかせて逃げ惑う腰元たちの姿に牛は興奮し暴走した。そんな中、おみつは牛を前にして襦袢を脱ぐが、胸を隠していたため正親は激怒し矢を放った。すると彼女は直視して正親を挑発したのだった。その強気な性格が気に入った正親はおみつを側室に迎えることにした。一方、愛妾お紺の方は正親との営みが遠ざかり寂しい思いをしていた。それを紛らわすために狆を傍に置いていたが、そのことが側室の弓岡を通じて正親に伝わり、激怒した彼はお紺の方を広間に呼びだした。そこで行われるのは全身に金粉を塗って皮膚の呼吸困難を起こさせる窒息責めだった。

屋台的映画館
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ウィークエンド・シャッフル

  • posted at:2024-06-19
  • written by:砂月(すなつき)
うぃーくえんどしゃっふる
幻児プロダクション=らんだむはうす
配給:ジョイパックフィルム
製作年:1982年
公開日:1982年10月23日
監督:中村幻児
製作:渡辺正憲 中村幻児
企画:すずきもも
原作:筒井康隆
脚本:中村幻児 吉本昌弘
撮影:鈴木史郎
照明:三膳惣計
録音:伴利也
美術:細石照美
編集:田中修
音楽:山下洋輔 ジューシィ・フルーツ
助監督:白石宏一
製作主任:原重福蔵
記録:森田溶子
美粧:小沼みどり
スタイリスト:日向ひとみ
スチール:井上一真
効果:原尚
選曲:新井明美
挿入歌:「夢見るシェルター人形」ジューシイ・フルーツ
出演:秋吉久美子 伊武雅刀 池波志乃 秋川リサ 渡辺えり子
アメリカンビスタ カラー 104分

あるのどかな土曜日の朝、郊外の一軒家に住むエリートサラリーマンの斑猫章は室内でゴルフのパターの練習をしていた。すると一人息子の茂が家の中にいないことに気づいた妻の暢子が何処に行ったのかしらと言った。出掛けているのならそのうち帰ってくるだろうということになり、章は床屋に行ってめかし込むことにした。昼過ぎに暢子の大学時代の友人の木谷由香、住之江淑、三宅とも子が訪ねてくることになっているからだ。その頃、茂はちり紙交換業の男と一緒にいた。茂が金持ちの息子だと知った男は誘拐を企てることにした。男は最寄りの公衆電話から掛け、暢子が出ると世間話を始めた。同情を引いて少しばかり貰ってからすぐに返すつもりでいたが、いたずら心が働いた茂がその横で騒いだことで気が動転した。取り乱す暢子がお金ならいくらでも出しますから返してくださいと涙声で訴えると、男の横で茂が右手でパーを出した。男は声を上擦らせながら500万円出せとが言い、絶対に警察に知らせるなと念を押すと電話を切った。茂は大きく出たねと言った。彼はゲームを買うために必要な5万円を指示していたのだ。

家の中で一人思い悩む暢子はどうしていいかわからなかった。銀行から下ろそうにも預金は家を建てるときに全て使ってしまったのだ。そこにうだつの上がらない百科事典のセールスマンが訪ねてきたが、彼女はその声に気づかなかった。誰もいないと思ったセールスマンが室内に侵入して引き出しの中を物色していると暢子と鉢合わせした。セールスマンは怪しいものではないと言い訳し慌てて百科事典の説明しようとするが、持っていたアタッシェケースを取り落とした。すると中に入っていたチラシと一緒にドスが転がり落ちた。それはここへ来る途中に公園でヤクザ者が落として行った物で、役に立つかわからないがとりあえず拾ったのだ。彼が誘拐犯だと思った暢子は怖いと感じるのも忘れて茂を返してくださいと詰め寄った。話の流れで500万円が手に入るのではないかと考えたセールスマンはドスをちらつかせて俺は前科四犯だと凄んだ。するとカッとなった暢子はどうしてこんな目に遭わなきゃいけないのと不満をぶちまけたのだった。どうしていいかわからないのは彼も同じで、思いついた言葉を並べて慰めることにした。だがそれでも騒ぎ立てるため我慢ならないセールスマンは体で黙らせることにした。

屋台的映画館

修道女ルナの告白

  • posted at:2024-06-15
  • written by:砂月(すなつき)
しゅうどうじょるなのこくはく
日活
配給:日活
製作年:1976年
公開日:1976年1月8日 併映「未亡人下宿 すぐ入れます」「淫絶夫人 快楽の奥」
監督:小沼勝
プロデューサー:樋口弘美
脚本:芦沢俊郎
撮影:水野尾信正
照明:福島利隆
録音:橋本文雄
美術:坂口武玄
編集:井上親弥
音楽:畠山明博
主題歌:「天使の朝」高村ルナ
・・・:「鈍色の雨」高村ルナ
助監督:高橋芳郎
色彩計測:青柳勝義
現像:東洋現像所
製作担当者:田中雅夫
出演:高村ルナ 中島葵 田口久美 中丸信 梓ようこ
アメリカンビスタ カラー 74分

小谷バレエ教室で講師を務める小谷真弓の前に突然妹のゆかりが現れた。今から三年前、真弓に恋人の篠崎圭吾を寝取られたゆかりは失意の末に北国にある修道院に入り、ルナという修道名を与えられた。にも拘らず彼女が真弓を訪ねてきたのには理由があった。ルナは神父とアフリカへ伝道の旅に出ることになり、もう日本に帰ることはないことから土地を処分することになったのだ。ルナは真弓と圭吾の関係が今も続いていると思い、彼が営む不動産会社に話をして欲しいと頼んだ。だが二人の関係は既に破綻していた。

この件で一儲け出来ると考えた真弓は久しぶりに圭吾と連絡を取ることにした。ルナは彼女に圭吾を奪われたことを死ぬほど憎んだが、長い信仰生活がそれを薄れさせた。だが真弓は血の繋がらない姉妹ということもあってそのことに罪を感じていなかった。アフリカへ行くまでの一週間、ルナは真弓の部屋で生活することになった。その部屋を訪ねた圭吾にルナは話を始めた。彼女が所属する教団は十年ほど前に約十ヘクタールの土地を購入したが、派遣された神父が努力したおかげで使命は一応の成果を挙げ、次の布教へ向かうことになった。そのためにあの土地を誰かに引き取ってもらう必要があり、圭吾のことを思い出して神父に相談したところ了承を得たのだった。教団は利益が目的ではないため販売価格は買った当時の値段を希望しており、その金を真弓の結婚資金に当てることにも神父は理解を示していた。

圭吾はゆかりが修道女になったのは自分のせいだと悔いていた。だがルナはそのおかげで神を知ることが出来たことを感謝していた。彼女は神と同時に悪魔を知った。外界と距離を置く修道院に入り信仰を深める生活を送るつもりでいたが、禁欲生活に耐えられない神父によって強姦された。礼拝堂で一人悲しむ彼女に手を差し伸べたのはシスターだった。ルナはシスターから罰が大きければ大きいほどそれだけ快楽も大きくなると教えられた。

屋台的映画館

現代ポルノ伝 先天性淫婦

  • posted at:2024-06-12
  • written by:砂月(すなつき)
げんだいぽるのでんせんてんせいいんぷ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1971年
公開日:1971年12月17日 併映「関東テキヤ一家 浅草の代紋」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:掛札昌裕 鈴木則文
撮影:赤塚滋
照明:金子凱美
録音:堀場一朗
美術:雨森義允
音楽:鏑木創
編集:堀池幸三
刺青絵師:毛利清二
助監督:依田智臣
記録:梅津泰子
装置:温井弘司
装飾:宮川俊夫
美粧・結髪:東和美粧
衣裳:豊中健
擬斗:三好郁夫
進行主任:真沢洋士
出演:池玲子 宮内洋 三原葉子 女屋実和子 小島慶四郎
シネマスコープ カラー 86分

東京のミッションスクール「聖南女子学園」に通う尾野崎由紀は休みの日に実家の京都へ帰ることにした。母・絹枝は飲み屋街で「BAR・絹」を切り盛りしているが、二階の部屋には由紀の知らない若い男がいた。その男は安川という母の情夫で、夜になると隣の部屋で寝ている由紀にわざと絹枝のよがり声を聞かせた。由紀が絹枝が男に抱かれているのを初めて見たのは6歳の時だった。それ以来、一匹に雌となった母の声を彼女は幾度となく聞かされてきたのだった。夜が明けると安川は絹枝がまだ寝ているのを確かめてからベッドを離れ、シャワーを浴びる由紀に襲い掛かった。悲鳴を聞き驚いた絹枝は大事な一人娘が傷物にされたことを知り激怒した。だがその怒りは安川にだけでなく簡単に体を許して処女を奪われた由紀にも向けられた。

何もかもが嫌になった由紀は学校を辞め新宿のゴーゴークラブで働くことにした。激しい踊りに身を委ねることで京都での忌まわしい記憶を早く忘れ去ろうとしたのだが、彼女の体は心を裏切っていつも淫らなことを期待しているのだ。ある夜、踊り疲れてステージから降りると、若い男たちが彼女をソファーに押し倒し強姦しようとした。するとそこに新宿侠友会の大場清が現れ止めろと制した。フラワーホールにつけた金バッジを見て震え上がった男たちが逃げ出すと由紀はありがとうございましたと大場にお礼を言った。それ以来、由紀は大場と同棲するようになったが、たった一年で様子はすっかり変わった。二年前まで新宿侠友会の幹部だった大場は肩で風を切るような勢いだったが、同棲後に起きた暴力団同士の出入りで重傷を負ってからは見る影もなく落ちぶれた。いつしか組を辞め、今では由紀の顔色を見ながら生活していたのだった。彼女を一人の女として成熟させたのは大場だったが、出入りの時に受けた傷が原因で性の営みが出来なくなった。大場が出来るのは由紀の体に火を点けるだけで、燃え上がった体を満たすために彼女は男を漁り歩くのだ。

屋台的映画館

ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う

  • posted at:2024-06-09
  • written by:砂月(すなつき)
ぬーどのよるあいはおしみなくうばう
角川映画=クロックワークス=ファムファタル
配給:クロックワークス
製作年:2010年
公開日:2010年10月2日
監督:石井隆
エグゼクティブプロデューサー:椎名保 酒匂暢彦
製作:池田宏之 藤本款 石井隆
プロデューサー:大森氏勝 阿知波孝 小橋孝裕
脚本:石井隆
撮影:柳田裕男 寺田緑郎
照明:宮尾康史
音楽:安川午朗
美術:山崎輝
録音:北村峰晴
編集:村山勇二
助監督:日暮英典
製作担当:三辺敬一
企画協力:成田尚哉 千葉博己
製作プロダクション:ファムファタル
出演:竹中直人 佐藤寛子 井上晴美 東風万智子 宍戸錠
アメリカンビスタ カラー 127分

大都会の片隅にあるバー「あゆみ」で騒動が起きていた。ママのあゆみと関係を持つ老人は自分に多額の保険金が掛けられていることを知って驚いた。助けを求めようにも長女の桃や次女のれんもグルであることがわかり、逃げられないことを悟ると必死に抵抗した。だが相手が女だとしても多勢に無勢、老人は息の根を止められた。桃がナイフでめった刺しにしたことで死体からは床に血溜まりが出来る程出血した。証拠を隠滅するためにそれを風呂場へ引きずり込んだが、解体には想像以上に力が必要であり臭いもひどかった。あゆみと桃は高齢男性をターゲットにした保険金殺人を思いついた。そして富士山麓にある自殺の名所まで運び骨になるのを待てば完全犯罪は成立するのだ。彼女らは死体が腐って骨になることを「熟成」と呼び、自殺の名所として有名な青木ヶ原の奥地にあるポイントを「ドゥオーモ」と呼ぶことにした。その日は突然やってきたがまだ誰も心の準備が出来ていなかった。死体を解体するのは今回が初めてであり、色事には拘らないれんも作業に参加した。解体を始めてしばらく経った頃、予想外のことが起きた。あゆみと離婚した後もしつこくつきまとう山神が訪ねてきたのだ。

店で酒を飲ませるとれんに会いたがった山神は諦めて連れの女と帰って行った。深夜になり三人は車を飛ばしてドゥオーモに向かうが、途中で道に迷ってしまい夜明けまでに辿りつけそうになかった。そこで寸胴鍋に入れた老人のバラバラになった死体をその辺にぶちまけることにした。どうせ野生動物の餌になるのだから。夜が明け自宅に戻ると桃はあることに気づいた。100万円もする高級腕時計のロレックスが見当たらないのだ。あゆみと桃が山神の接客をしている間も解体作業をしていたのはれんであり、間違って寸胴鍋に入れた可能性は否定出来なかった。早く行かなければ誰かに拾われ製造番号からアシがつくかもしれない。責任を感じた彼女は一人で探しに行こうと考えたが車を運転出来ないので行く手段はない。カンカンに怒っている桃に頼むわけにもいかない。そこでれんは「なんでも代行屋」を営む紅次郎に父親の大切な形見と偽ってロレックス探しを依頼した。

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